
2025年5⽉8⽇に本多⼤夢さんと浜川路⼰さんの⼆⼈で結成されたアイドルデュオ・ROIROM。11⽉19⽇にビクターエンタテインメントより「Dear DIVA」でプレデビューを飾ったばかり。11⽉23⽇(⽇)に開催された初のショーケース「ROIROM debut showcase〜dear cHaRm〜」をレポートします。
国内外のオーディション番組に参加し、注⽬を集めてきた本多⼤夢さんと浜川路⼰さん。⼆⼈は、プレデビュー曲「Dear DIVA」を11⽉19⽇にリリースしたばかり。“⾊気と華麗さ”と親近感の共存というコンセプトでインパクトを与えた彼らの初のショーケースは、ROIROMとcHaRm(ファンの呼称)が初めて対⾯するスペシャルな瞬間に。
幕開けは、オレンジ⾊の照明が後ろから照らされる中、二人のシルエットが浮かぶ演出で登場。⼤歓声の中、「Dear DIVA」の⾐裳に⾝を包み歌ったのは、未発表曲「Only me now」だ。セクシーさもあるナンバーで始まり、ファンを驚かせると2曲⽬は英語詞を中⼼にした歌詞が印象的な「AYE」を流暢な発⾳で歌い上げる。まるで舞踏会のような⾼貴な世界観で会場を魅了。この曲のパフォーマンスは、浜川さんがリスペクトするマイケル・ジャクソンの影響が感じられるものに。

2曲駆け抜けたところで、「こうしてcHaRmの皆さんに初めてお会いできて」と本多さんが喜びの表情を覗かせると、「やっと会えたね!」と浜川さん。「改めましてですけど、いつものご挨拶やっていいですか? せーの、こんばんは!」と声を揃えて⾃⼰紹介する場⾯も。
応援してくれるファンとの初めての対⾯ということで、ファンの声が聞きたいと「1階の⼈たちから声出しできますか?」と本多さんがリードして呼びかけ、声出しで会場を温めていく。「盛り上がる準備ができていますか?」という声に「イエーイ」と⼤きな声を上げる会場。「すごい。声がちゃんと聞こえて幸せです!」と喜ぶ⼆⼈。
「次はこの曲しかないでしょ!」とプレデビュー曲「Dear DIVA」へ。「撮影OKとなります。皆さん、スマホを準備していただいて…」と説明をすると⼀⻫に会場のファンはスマホを持ち構える。この曲はDIVA=ROIROMのパフォーマンスを初めて見るcHaRmを想定させる歌詞となっており、彼らに集まる期待と、注⽬の眼差しを⾒せかけではない愛へと変えていくさまを巧みに表現した曲だ。ピアノやガットギターの⾳⾊が軸になりながら、どこか懐かしい雰囲気を醸し出す、癖になるメロディライン、そして⼆⼈の声のハーモニーに酔いしれる会場。

浜川路⼰さん
その後、韓国で⾏われた「Dear DIVA」のミュージックビデオ撮影の裏エピソードを語る特別映像を公開。曲探しから始まって、ダンスの振付など、イチから構想を話し合って⽣み出されたのがプレデビュー曲と語る。「僕、シルエットのダンスがめっちゃ好きです!」と浜川さんが⼒説する姿も!

本多⼤夢さん
それぞれのソロパートも披露。幻想的な⽉が浮かぶ映像を背景に「Nothing to Loose」をダンス。4⼈のダンサーを従え、⻑い⼿⾜を活かしたダイナミックパフォーマンスを⽩ブラウスで艶っぽく魅せた浜川さん。本多さんは、ギターやパソコンで楽曲制作する映像が流れた後、私服とも思えるゆるっとした⾐裳で「Day and Night」を。この曲はチルヒップホップ・R&Bソングで、ROIROM結成前から本多さんがSNSにアップしていた曲ということもあって、ファンにはおなじみ。部屋を思わせるセットで美声を存分に発揮した。
気持ちの良いリズムに⾝を預けて揺らす会場。⾳楽のルーツが違う⼆⼈のそれぞれの個性が発揮されたソロ曲。「好きなジャンルも違うんですけど、⾳楽をやることに⼆⼈とも前向き。⼆⼈だからこそできるものをやりたい」という⼆⼈の化学反応が巻き起これば、幅広い表現を⽣み出せる可能性を感じさせた。
続いて公開されたのは、ROIROMとは何者なのか、結成から今までの半年間を追ったドキュメンタリー映像。「⾃分たちでショーケースをやるのも初めてですし、毎⽇新しいことに挑戦できる濃密で新鮮な半年でした。周りの⽅々に本当に恵まれているなということをつくづく感じた半年間だったなと思いますね」と、しみじみ語っていた⼆⼈。真剣な眼差しで楽曲制作やリハーサルに打ち込む⼆⼈の様⼦が分かる。このショーケースはカバーなし・オリジナル曲のみで披露。そこからも⼆⼈の⾳楽とステージへの強い愛情が伝わってくる。この⽇のために完璧な状態でファンに会いたいという熱い想いも映像で語っていた。
そして中盤、情熱的なラテンナンバー「Justice」を披露。⾚のナポレオンジャケットに⿊いパンツ⾐裳に着替えた⼆⼈が熱い眼差しで⾊っぽくパフォーマンスを披露し、会場を沸かせた。
ここでアナウンサーの梅澤廉さんがサンタクロースのコスプレで登場し、MCを取り仕切る。今の⼼境を尋ねられた本多さんは「いや〜、幸せだなぁと今、噛みしめています。昼公演に来てくださった⽅もいるんですか? どれくらいいますか?」と会場に呼びかけ、その声にニッコリ。この⽇の昼公演後、振付を修正するなど、パフォーマンスレッスンに余念がなかったという浜川さんは「いや〜、もうこんなにたくさんのcHaRmに囲まれてると、やっぱりカッコつけたくなっちゃいますね」と照れ笑い。
せっかくのデビューステージということで、cHaRmに初だしエピソードをプレゼントすることに。仕事が終わってマネージャ―さんが⼆⼈を⾞で送り届けてくれる時、家の⼊り⼝で毎⽇違うポーズをとる浜川さんをスマホで撮影していると本多さん。毎⽇撮りすぎてスマホの容量がいっぱいと話す。「最初、ぶさけてやっていたら、突然⾞の中が携帯のライトで光り出して。撮ってくれているなら毎⽇いろんなポーズをして楽しませようって」とサービス精神旺盛な浜川さんの⼀⾯が明らかに。ファンから募集した質問に回答したり、会場のファンにプレゼントが当たる抽選会があったり、ひと⾜早いクリスマスプレゼントが⼆⼈から贈られた。

ラストスパートでは「少し早いクリスマスプレゼントを準備できたら」という想いで制作された「My Princess」のお披露⽬も! “マイプリ”と呼んでほしいというこの曲は、「Dear DIVA」とガラリと曲調が違う、ラップとゴスペル、ポップスをミックスしたクリスマスソングだ。プレデビュー曲に続いて配信が決定したこの曲は可愛らしい楽曲に。
クリスマスプレゼントはまだまだ⽤意されており、アンコールではさらに未発表曲を2曲披露。キャッチ―な「Pa Ri Ra!!」では銀テープが勢いよく⾶ぶ場⾯も。⽇東紅茶のCMでおなじみのトラックに歌詞をのせた「I SITE U♡」は、cHaRmを想って⼆⼈が作った曲だという。僕たちの本当に愛しているという想い、愛の⾔葉がそのままタイトルになっていると説明していた。
アンコールでは、背中に名前が⼊った特攻服で登場。本多さんは浜川さんがデザインしたパーカを下に着⽤。浜川さんは“ぼくガーハマ”と書かれたTシャツとユニーク。「皆様のおかげでこうやってパフォーマンスをさせていただいて。実際に会ってお話しできて、本当に幸せでございます。いつも応援ありがとうございます。終わりたくないです…」としんみりする⼆⼈。
「みんなのおかげで活動できていることを実感しました。ずっと夢を⾒ているような気持ちだったんですけど…」と感極まり、「ああ、すいません。泣いてしまって…。ほんとにありがとうございます。ホントに何回も伝えさせてください」と、ありがとうという感謝の想いを届ける本多さん。「しんみりして終わっても仕⽅ないので、最後みんなでもう一曲ぐらい聴きたくないですか?」と「Dear DIVA」へ。観客の⽬の前で⼿を振る姿も。
「これからも引き続き僕たちを応援のほどよろしくお願いいたします。またすぐに会えると思いますが、その時まで僕たち毎⽇頑張りますので、みんな健康には気を付けて、またすぐに会えたら嬉しいな」(本多さん)、
「皆さん最近寒くなってきてますから、体調に気を付けて。やっぱり健康が第⼀ですから。⾃分のこと⼤切にして⽇々過ごしてくれたら僕たち一番嬉しいです」(浜川さん)。
何度も「ありがとう」の⾔葉を繰り返し、初のステージの幕が閉じた。


























