左からチョン・ウヒさん、ソン・ジュンギさん

共に韓国を代表する俳優であるソン・ジュンギさん&チョン・ウヒさんがananに初登場。初共演を果たしたドラマ『マイ・ユース』の見どころはもちろん、オリジナル心理テストにもお答えいただき、二人の普段見えない“本音”にも迫ります。

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    大人になって再会した初恋の人。昔のように純粋なだけではいられなくて、けれど心に蘇る初恋のときめきは美しいままで…。そんな二人の心の変化を繊細に演じたソン・ジュンギさんとチョン・ウヒさんに、ドラマ『マイ・ユース』の見どころを伺いました。

    ほんのり心があたたかくなる平凡な人たちの物語

    ―― 『マイ・ユース』への出演を決めた一番の理由は?

    チョン 一番の理由は、やるなら今しかないと思ったことですね。最近は韓国でもこういった叙情的なロマンス作品は少ないですし、何よりソン・ジュンギさんがお相手役だということもあって、ぜひと思って出演を決めました。

    ソン 僕も同じで、今を逃したら誰もこういうドラマをやらせてくれないと思って(笑)。ロマンス作品は俳優にとって挑戦しがいのある、そしてうまく演じたいと思うジャンル。ドラマには、その時でなければできない作品、キャラクターというものがあるので、いい機会だと感じました。

    ―― お互いの印象は?

    ソン ウヒさんは周りの人の気持ちをラクにしてくれる人。今までは個性的で印象の強いキャラクターを演じることも多かったんですが、実際に共演してみたらラブリーな人でした。ウヒさんが演じるソン・ジェヨンというキャラクターにぴったりな俳優です。

    チョン ジュンギさんは男性的なキャラクターを演じることが多かったですし、それが魅力でもありますよね。でも今回ジュンギさんが演じるソンウ・へは非常に叙情的な人物なんです。実際に共演してみたら繊細で、一方ではおしゃべりが止まらなかったり、いろんな面を持っている方だなと感じました。この作品ではきっと新たなジュンギさんの魅力を感じていただけると思います。

    ―― 俳優として長く活動しているお二人の転機となった作品は?

    ソン 考え方が変わったという意味では、ハン・ソッキュ先輩の青年時代を演じた『根の深い木‐世宗大王の誓い‐』ですね。当時は26歳にもなってなぜ青年時代をやるんだとか、主役でもないのに出るなんてと言う人も。でも僕はこのドラマに出たことで、役の大きい小さいは関係ない、価値のある作品にはこれからも勇気を持って出演しようとより強く思いました。その考え方が俳優という人生を面白いものにしてくれるだろうという予感があったんです。

    チョン 私は毎回、どの作品も転機になりうると思って臨んでいます。いつでも前の作品より成長したいですし、よりよい俳優になりたいと思っているので…。後になって振り返った時、誰かにとってはある作品が私の転機だと思われるかもしれませんが、私としてはどんな作品も毎回、新鮮な気持ちで臨んでいます。

    ―― 演じることに長く向き合ってきたお二人。演じることの難しさを今も感じることはありますか?

    チョン 演じることはいつも難しいですね。何か掴めたような気がしても、次の瞬間にはまたわからなくなってしまうという(笑)。明確な答えが決まっているものではないので…。でも、だからこそ逆に続けられるのかもしれないですね。くじけそうになることもありますが、それがまた挑戦し続けるモチベーションでもあるんです。

    ソン ウヒさんも言ったように、演じることはいつだって難しいですし、やればやるほど難しく感じる気がします。でもだからこそ貪欲に、演じることに立ち向かう気力が湧いて、いいモチベーションになるんでしょうね。

    チョン 難しいからこそやりがいがあるんですよね。俳優を続けていられる一番の理由は、やっぱり面白いからなんです。

    ―― 最後に、作品の見どころを改めて教えてください。

    チョン 見どころは、なんと言ってもソン・ジュンギさんですよ。

    ソン ワハハ(笑)。東京はまだまだ暑いですが、この雑誌が発売される初秋にぴったりのドラマだと思います。今は刺激的なコンテンツが目を引く時代ですが、味の濃いラーメンを食べたい時もあれば、さっぱりしたそばを食べたい時もありますよね。そんなふうに、ほんのり心があたたかくなる、平凡な人たちの物語をお楽しみいただけたら幸いです。

    チョン ソン・ジュンギさんが見どころというのは紛れもない本心です(笑)。それ以外で言うと、このドラマでは“再会”がひとつの軸になっているので、思い出の中の恋愛を振り返るような作品でもあり、また新しい恋愛への期待が生まれるかもしれない、そんなときめきが詰まった作品です。きっと『anan』読者のみなさんにも喜んでいただけると思います。

    二人の心理をCheck!

    Q. もうすぐお昼。今日のランチは何にする?

    Aカフェのランチプレート、Bお得なランチバイキング、C個性的なエスニック料理

    ソンさんは…C個性的なエスニック料理
    Cを選んだ人は、好奇心が旺盛で、休日には新しい場所を訪れてみたいタイプ。まだ行ったことのない場所に足を踏み入れるとワクワクして、日頃の疲れやストレスが吹き飛ぶということも多いのでは?

    ソン

    当たってるかも。行ったことがない場所に行くのを怖がらないし、むしろ好きなほうですね。

    チョン

    新しい場所にご一緒したことがないのでわかりませんが、好奇心旺盛なのは合っています!

    チョンさんは…Aカフェのランチプレート
    Aを選んだ人は、休日は一人で過ごしたいタイプ。普段はつい人に気を遣ってしまうので、誰かといるとくつろげないことが多く、休日は何をするでもなくまったりと自由に過ごすのが最高の癒しに。

    チョン

    一人でいるほうが好きです! 誰かといるとやっぱり気も遣うし、合わせるタイプでもあるので、休みの日は家で一人で過ごすのが好きですね。

    ソン

    気遣い屋さんなんですね。

    Bを選んだ人は、せっかくの休みなら予定を詰め込み、有効に使いたいと考えるタイプ。「やり遂げた」という達成感に満足を得るはず。

    Q. 仕事帰りに立ち寄った花屋さん。小さなブーケを買ったら、店員さんが花を1輪プレゼントしてくれました。その花、何色?

    Aピンク、Bイエロー、C白

    ソンさんは…C白
    Cの白を選んだ人は、穏やかでフラットな感性の持ち主。落ち込んでいる人がいたらただ隣で寄り添って、詮索はしない。そばにいることで相手の心が軽くなると考えるタイプです。

    ソン

    僕はただ寄り添うだけじゃなくて、あれこれ相手に言っちゃうタイプかも(笑)。

    チョン

    問題解決のためにどうすればいいか一緒に考えて、力を貸そうとしてくれる人だと思います。

    チョンさんは…Aピンク
    Aのピンクを選んだ人は、話を聞いてあげることで相手を気遣うタイプ。共感力が高く聞き上手で、相手が溜め込んだストレスや痛みを少しでも軽減してあげようとしてくれるはず。

    ソン

    当たってるね!

    チョン

    たしかに。私は普段から周りの人によく話を聞いてほしいと言われたり、悩み事を相談されることが多いんですよね。

    Bを選んだ人は、食事や遊びに相手を誘って元気づけるタイプ。常に前向きなあなたから明るく声をかけられたら、相手の心も軽くなるはず。

    Profile

    ソン・ジュンギ

    1985年9月19日生まれ、韓国・大田広域市出身。映画『霜花店 運命、その愛』(2008)でデビューし、ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』(2010)で人気に。ドラマ『ヴィンチェンツォ』(2021)、『財閥家の末息子』(2022)などで骨太な演技を見せる。

    チョン・ウヒ

    1987年4月20日生まれ、韓国・京畿道利川市出身。映画『恋する神父』(2004)でデビュー後、映画『母なる証明』(2009)より本格的に俳優として活動をスタート。映画『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』(2014)ではその年の韓国映画賞を総なめにした。

    Information

    『マイ・ユース』

    子役として人気絶頂の最中、とある出来事を機に芸能界を去ることになったソンウ・へ。今ではフラワーショップを経営しながら暮らしていた。そんな彼のもとへ、高校時代の初恋の人ソン・ジェヨンが現れて――。動画配信サービスFODにて日韓同時配信中。

    写真・神戸健太郎 テスト作成・阿雅佐 取材、文・尹 秀姫

    anan 2466号(2025年10月8日発売)より

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