9月11日(木)に大阪EXPOアリーナ「Matsuri」で開催された「横山万博」。この日は、天候の都合で横山裕さんが駆け付けられず、横山会のメンバー桐山照史さん(WEST.)、濵田崇裕さん(WEST.)、小瀧望さん(WEST.)、藤原丈一郎さん(なにわ男子)、大橋和也さん(なにわ男子)、小島健さん(Aぇ! group)、佐野晶哉さん(Aぇ! group)の7人で行われたイベントをレポートします。


東京都心でゲリラ豪雨が発生し、一部では記録的な大雨が降った9月11日──。交通機関への影響も大きく、「横山万博」開催当日の夕方に行われた緊急直前生配信は、藤原丈一郎さん、大橋和也さん、小島健さん、佐野晶哉さんの4人だけで始まった。本番の2週間前の横山会緊急ミーティングの配信では、「横山万博」の内容を話し合い、カラオケ企画とバラエティ企画の詳細を決定したものの……当日は半数のメンバーが交通機関のストップで会場に到着しておらず、19時開演予定が19時30分スタートに変更になった。小島さんが「4人でやります!」と宣言し、腹をくくろうとしていたその瞬間、桐山照史さん、濵田崇裕さん、小瀧望さんの3人が、生配信が終わるギリギリに駆け付けた。しかし、横山裕さん不在でステージに立つことに!?

19時30分を少し過ぎた頃、会場のスクリーンに映し出されたのは、1年前にYouTubeで配信された「関西グループ集まってドライブ旅したら楽しすぎた!」の名場面だ。横山さんを車中に迎えるにあたって、服装を予想し始めた7人。藤原さんが「コーヒーショップのベンティサイズを毎回持ってくるらしい」と横山さんの噂していたところ、本当にベンティを片手に持った横山さんが登場。藤原さんが大興奮で「ベンティ横山!!」と叫んだことから、“ベンティ横山”が誕生した爆笑シーンだ。これまでバーベキューをしたり、大阪の街に集結したり、楽しい集まりで結束を深めてきた横山会。「あの8人が大阪万博へ… 横山万博」とタイトルが大きく映し出され、イベントがいよいよ幕開け!

「横山会が万博にやってきました! 短い時間ですけど、一緒に楽しんでいきましょう」とMCの佐野さんの仕切りで始まった横山万博。7人が着ているのは、藤原さんが手掛けたベンティ横山のイラスト入りのベンTシャツだ。まずは挨拶から。佐野さんが「改めまして、横山会最年少のAぇ! group佐野晶哉です」と一礼すると、続いて小島さんが「横山会の小島健です」とガッツポーズ。大橋さんは「どうも、横山会のプリン食べすぎておしりプリンプリン。なにわ男子大橋和也です」とおなじみの元気いっぱいの挨拶を。

「どうも、ベンティ横山の生みの親、藤原丈一郎です」とVサインで決めたのは藤原さん。濵田さんは「どうも! すごいなで肩、WEST.の濵田です」、小瀧さんは「どうも、横山会のネタバレ王・小瀧です。失礼しました!」と、生配信で『24時間テレビ』にサプライズで横山会が駆け付けることを横山さんにうっかりネタバラシしたことを謝罪。桐山さんは「趣味はダイエット、特技はリバウンド! 桐山照史です」と挨拶してから、「まず皆さんにね、30分お待たせしてしまって、ホントにごめんね。もうみんなうっすら気づいてはりますけど、兄ちゃんは……?」と横山さんの不在に触れる。

佐野さんが「横山会の主がいないんですけれども。大雨でいろんな交通機関が乱れて、横山くんもギリギリまで向かおうとしていたんですが…すみません、来られないみたいです」と代表して謝罪。会場に「えーっ」という落胆の声が巻き起こると「えーっておっしゃってるじゃないですか。僕たちも同じ気持ちなんですよね」と、なだめる小瀧さん。「『24時間テレビ』で横山くんがランナーで走ってる時も、“頑張ってください”って俺らがメッセージを送らせてもらったら、“この横山会終わりの打ち上げを楽しみに頑張るわ”って言ってた人がなんでおらんねん!」と佐野さんが悔しがる。

会場に集まったファンを見つめ、濵田さんが「“マラソンお疲れさまでした”みたいなうちわも見えますね」と言い出すと佐野さんも「直接言いたかったですよね、横山くんに」と一瞬しんみり。「さっき、始まる前に『今から行ってきます』って電話していたら、横山くんにいきなり怒られたな、俺たち」と桐山さんが裏話をすると、小島さんが「みんなで喋って笑ったりして明るいテンションやったんですよ。そしたら、横山くんが『お前、俺なしでなに盛り上がってんねん。俺の気持ち考えろ』って(笑)」と怒られた理由について説明する場面も。

横山さんとの交流が深い7人だからこそ、「もう絶対にこの第1回を盛り上げて。第2、第3につなげていきましょう」(桐山さん)とピンチをチャンスに変えるチーム関西魂で、次につなげていこうと呼びかける。佐野さんは「横山くんの分も頑張りますので、1時間よろしくお願いします! ……ということで横山くんが一番楽しみにしてきた企画に行きましょう。みんなで歌って横山くんに届け! 関西グループで誰が一番歌が上手いか。歌うま選手権!」と企画を発表。誰が一番カラオケで高得点を出せるか対決だ。出場者は、緊急企画会議で横山さんからご指名を受けていた佐野さん、濵田さん、大橋さん、小島さんの歌うまアイドル4人。

佐野さんが「小島くんの歌が聞きたいのって横山くんだけ(笑)」と笑わせると、曲によっては佐野さんに勝てると配信で宣言していた小島さんは「僕の歌うまを証明しますよ。Aぇ! groupの歌うまが佐野から小島に代わる日です」と自信たっぷり。一方、大橋さんは「ホンマにめっちゃ緊張してるんですよ。カラオケもマジで何年かぶり」と緊張した表情を覗かせる。佐野さんは「僕、番組のカラオケ企画と太鼓企画の賞金で510万稼いでるんで。濵田くんとここで決着つけます」と濵田さんに勝利宣言。「こじけんも入れたれよ!!」とすかさず突っ込む桐山さん。佐野さんにライバル視されていない大橋さんも「僕も入ってないですよ!」とバトルの蚊帳の外状態。そんなわちゃわちゃなやりとりが繰り広げられる中、「横山さんとテレビ電話しましょう。もう飛行機からも無事、降りられて、テレビ電話できる環境整ったみたいなんで」(佐野さん)と、ここで横山さんがスクリーン画面に登場。

「間に合わんかった!! なんで俺が間に合わんねん」と残念そうな第一声をあげる横山さん。桐山さんらに会場の皆さんに「盛り上がっているか」聞いて欲しいとお願いされると「めっちゃ恥ずかしいやん」とシャイな一面を見せつつ、「みんな、盛り上がってますか?」と呼びかけると「イエーイ」という声が巻き起こる会場。「そっち行きたかった! 最後まで粘ったんやけどなぁ。盛り上げてほしいねんけどさ。俺、おらんのに盛り上がるのも嫌だな」と拗ねる横山さんに「可愛いな」「ややこしい彼女みたい」と笑う横山会メンバーたち。

ここで桐山さんが「横山くん、今からこじけんが伝説を生む時間なんですよ!」とカラオケ対決の報告をすると、「もちろんやりますよ。チャンスを下さってありがとうございます。今日、僕は佐野に勝ちます」と堂々と胸を張る小島さん。これには、「お前マジか、正気か?やめとけって!!」と勝ち目はないと笑いつつ、「めちゃくちゃええやん」と横山さんが後押し。

「(『横山万博』)第2弾、第3弾と絶対やりましょうよ。横山くん」と提案する桐山さんに「大成功してほしいけど、複雑やな~。でも、楽しんで! ホンマに申し訳ないわ。皆さん、ごめんなさい。行けなくて」と横山さんが謝罪すると会場が温かい大きな拍手に包まれた。そして、濵田さんが「横山くん、“マラソンお疲れさまでした”って、うちわもたくさんございます。横山くん、雨男ですか?」と横山さんに尋ねる場面も。これには「おい!! そんなやつおらん。雨男とか、晴れ男とかそんなやつおらんからな!」と横山会のYouTubeで過去にやったやりとりを再現する横山さん。「皆さん楽しんでください。配信の皆さんも。僕も観るから! またやるぞー!」とラスト、叫んでテレビ電話タイムは終了した。

ここからはカラオケ対決へ。トップバッターの濵田さんは、「うわー、めっちゃ緊張する。俺、じつはこの中で一番年上や…。歌う曲 はSUPER EIGHTの『象』です。むずいんですよ。サブスクで上がってる歌を聴いてですね、いつか歌ってみたいなと思って。ぜひ『横山万博』で歌いたいと思って選曲しました」とチャレンジ理由を語った。リズムをとりながら疾走感溢れる『象』をパッション全開で男っぽく歌い上げて、得点は90.893点。「よっしゃ!!」とガッツポーズ。濵田さんいわく、普段カラオケでこの曲を歌ったことはないが、車の中でよく聴く曲なのだそう。「ハマちゃん歌うまっ。ちょっと後の人、プレッシャーになったんちゃう?」と桐山さんも感動。

2番手は大橋さん。「心臓バックバクやねんな。僕が歌わせてもらうのは、テゴマスさんの『くしゃみ』です。この曲は、カラオケでは歌ったことないですけど、僕が学生の時に車の中とかでよく歌ってたんです。テゴマスの掛け合いのコーラスの部分がすごくいい」と選曲理由を明かすと突然、濵田さんが「くしゃみがめっちゃ出そうやってタイミングで、こうやったらくしゃみ止まるって知ってる?」と両方の鼻の穴に指を入れるしぐさをして、マメ知識を披露。「へー、一回やってみます!」と素直に受け止める大橋さんが可愛らしい。ペンライトが大橋さんのメンバーカラー緑一色に染まる中、バラード曲をしっとり、明るくほのぼのと歌い上げる。90.893点をゲットしたものの、歌唱後「手が震えすぎて、手が痛かった…」と緊張していたことを打ち明けていた。

3人目のチャレンジャー・佐野さんは、「僕が僭越ながら歌うのは、WEST.兄さんの『君へのメロディー』。めっちゃ好きなんですよ。サビ前の照史くんの声が好きすぎて。人前で歌えるの、めっちゃ嬉しい」と笑顔。甘い歌声でロマンティックなラブバラードをこぶしを震わせながら歌い、会場をライブ空間のような雰囲気に一変させた佐野さんに「うまーい」と叫ぶメンバーたち。得点は94.142点で現在の最高を獲得。

佐野さんが「横山くん、見てますか? ついに来ましたよ! カラオケに行くとライブの時よりうまいから(笑)」とあおり小島さんのチャレンジへ。緊張した表情でゴクゴク水を飲む小島さん。普段はカラオケで尾崎豊さんの「I LOVE YOU」をよく歌うと語ってから「僕が今回、挑戦する曲は、TOKIOさんの『LOVE YOU ONLY』です。この曲大好きなので、皆さんと一つになって楽しみたい。95点はいきたいですね!」と宣言。イントロが流れると、「合いの手よろしくー! 目指すは、僕が関西で一番歌うまになりたいと思います」と盛りあげ、曲中も「奥の方、見えてるぜ」とライブモード全開。ステージを歩き回り、「カモン!」と会場にマイクを向け、あおりまくる。結果、87,203点という得点に。「小島健のライブ力、AIには伝わらず。あんなに表現していたのに…」と佐野さんが言えば、「得点結果のグラフ見たら表現力一番少なかった」と藤原さんもビックリ。会場の一体感は小島さんが一番あったが、優勝は歌うまキングの佐野さんに決定し、絶対王者ぶりを見せつけた。「俺を超えてくれる人、出てきてほしいね」と佐野さんが涼しい顔をすると、悔しがる濵田さんたち。桐山さんが「でも、全員やっぱり歌がうまいなってなったね」とまとめ、カラオケ企画は終了。この後、横山さんから「俺の中では小島が100点」とメッセージが届き、小島さんが「愛してるよ。LOVE 横 ONLY!」と叫んでいた。

続いては、「横山会格付け選手権」のコーナーへ。審査員長の桐山さんによるくじ引きで選ばれたのは、藤原さんだ。まずはみんなで藤原さんが考える横山会の男前ランキングを予想することに。藤原さんをよく知る大橋さんは「横山くんのことが昔から大好きなので、横山くん1位なのかな」と予想。濵田さんは「丈一郎、釣り竿とリールをシゲとふたりで買ってあげたよな。釣りに行ったのにお前は、昼ぐらいで野球観に行くって帰ったよな」と過去のエピソードを語り、藤原さんにプレッシャーをかける。佐野さんは「僕は最下位でいいですよ。だって、ずば抜けて後輩ですから。男前みたいな意識はないと思うけど…でも、小島くんよりは上!」と藤原さんにいじられる小島さんは自分より上位じゃないことを予想。小瀧さんが「俺は大橋くんよりは上。男前っていうより可愛いキャラやもんな。ヒットしない」と言い出すなど、それぞれが予想する中、藤原さんの横山会男前ランキングを発表。

「1位はベンティ横山。やっぱりカッコいいわけですよ。マラソン走った次の日、歯医者に行ったんですよ? 2位は照史くん。男前です。昔、照史くんと映画を観に行ったんですけど、子供だった僕は『一番前がいい』と言いまして。一番前で映画を観終わった後、『楽しかったな』って言ってくれた」(藤原さん)と納得の男前エピソードが飛び出す。「3位は小瀧望。ルックスもそうやけど、挨拶がカッコいいんだよねぇ」と、小瀧さんのささやくような挨拶をカメラ目線で藤原さんが再現すると、「挨拶がカッコいいってバリおもんない」と濵田さんが嫉妬の形相をして会場を笑わせる。

「4位は佐野晶哉。佐野は器用。フェスとかで上半身裸でドラムを叩いていたあれ、めっちゃカッコええ。男って感じ。5位は大橋です。なにわのリーダーでもありますから、しめるところはちゃんとしめてくれるっていう男前な部分がある」(藤原さん)と説明。残りは二人ということで、「ちょ、めっちゃ怖い。ハマちゃんめっちゃ見てくんのよ~」と圧をかけてくる濵田さんにおびえつつ、「6位はこじけん! なんかこう、おしゃれやな」と軽すぎる理由に「薄いね~。最下位にならんで、嬉しいですよ」と小島さん。7位に濵田さんを選んだ理由については「僕と大橋が東京でミュージカルをやってたんです。2月8日の僕の誕生日に、はまちゃんが『丈、お前今日何してんねん。一緒にドライブするか? 横浜の景色、見せたるわ』って大橋とハマちゃんと3人でドライブへ。ナビもちゃんとやってくれていて、でっかい橋を渡ったから、『これ、レインボーブリッジや』と思っていたら、ナビが『千葉県に着きました』って……。横浜じゃなくて俺らを真逆の千葉のアクアラインに連れていったっていう記憶がずっと残ってるので。それが男前じゃない(笑)」(藤原さん)と伝説のドライブエピソードが男前ランキングに影響したようだ。この後、藤原さんが選ぶ男前1位の横山さんからは「丈、俺も好き!」というメッセージが届いたことが読み上げられ、会場に黄色い悲鳴が上がっていた。

「どんどん参りましょうっていきたいところなんですけど。もう時間、来ちゃったみたいです。エンドトークです!!」と佐野さんの声で早くもエンディングを迎えたイベント。「はやっ、1時間たった?」と、ざわつくメンバーたち。「皆さん、楽しんでいただけましたか。もし横山万博のイベント、第2回あったら来てくれますか?」と会場に呼びかける佐野さん。小瀧さんは「その時は前乗りしよう!」とノリノリだ。小島さんは「また次回お会いしましょう。俺としては、ちょっと因縁といいライバルができたんでまた戦いましょう」、大橋さんは「横山くんいての横山万博。ぜひ第2回、第3回、ずっと続くと思いますので、愛してもらえたらなと思っております。横山くん、俺も大好きです」。小瀧さんは「大成功サプライズをした『24時間テレビ』以来に横山さんに会えると思って楽しみにしてたんですけどね。楽しかったよっていうお声があれば、第2回、3回と続いていくと思いますし。横山くんいてこその、横山会ですから、その日を楽しみにしていただけたらと思います」と挨拶。

最後まで横山さん不在で行われた「横山万博」。横山会の面々が横山さんへの愛を随所でサクレツさせながらステージに立ったこの日のイベントは、振り返った時、後に伝説のイベントになることは間違いないだろう。主役の不在というハプニングを結束して乗り切った横山会。チーム関西の深い絆を再確認すると同時に関西ファミリーのファンの温かさも再確認。訪れた誰もが次回のリベンジ公演を願いつつ、幕を閉じた。

文・福田恵子

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