渋谷凪咲「美しければ美しいほど怖くて、でも引き込まれていく…」 ドラマ『地獄の果てまで連れていく』で殺人鬼を演じる

エンタメ
2025.01.14

渋谷凪咲さん

NMB48を卒業後は、バラエティ番組だけではなく役者としても新たな魅力を発揮し、活躍の場を広げている渋谷凪咲さん。演技の仕事への挑戦は「今までの人生とはまったく違う感覚」なんだそう。

お芝居は発掘、発見がたくさんあって楽しい。毎日が冒険です!

「これまでもそうだったのですが、いかに自分らしさを出して大勢の中で輝くか、ということをいつも考えながら“発想勝負”でやってきました。でもお芝居は、同じセリフでも自分の伝え方や感情次第で変わってくるし、相手によって受け取られ方が違うこともあって、深みがあるなと思います。いろんな言葉や、自分の内なる感情と向き合ったり、役によって自分の知らなかった新たな一面を引き出していただけたりするのが楽しくて。発掘、発見がたくさんあって…毎日が冒険です!」

今回のドラマ『地獄の果てまで連れていく』で演じる花井麗奈は、天使のような笑顔の裏に殺人鬼という悪魔の顔を潜ませる非情なモンスター。佐々木希さん演じる主人公・橘紗智子の家族を奪い、復讐を仕掛けられるという難しい役どころ。

「学生時代から憧れていた佐々木さんの復讐相手になれるなんて、夢でも想像できないくらい夢のようなお話でした(笑)。麗奈については、オファーをいただいた時に『渋谷さんのこのままの感じで、話すトーンや表情、雰囲気は変えずにやってほしい』と言っていただいたんです。インパクトの強い役なので気合を入れてやらなきゃ、と思っていたけど、その気合が見えてしまったらつまらないなと思ったので、ちょっといたずらを仕掛けちゃおう、みたいな感覚を心がけています。やっていることは本当にひどいことばかりなのですが(笑)、役を通して人生で経験できないことができているので、楽しみながら演じています」

本作の魅力は「ドロドロの復讐劇だけど美しい」ところだそう。

「衣装や美術品、撮影場所など、世界観づくりにもこだわっているし、映像がすごく綺麗で、そこに惹かれました。私は映画の『ラ・ラ・ランド』とか、空間が華やかになって気分が高揚するような作品が好きなんですけど、このドラマもそういう作品なんじゃないかなと思います。麗奈はピアニストなのでピアノの音色やクラシック音楽もたくさん使われているし、美しければ美しいほど怖くて、でも引き込まれていく…。そんなちょっと高揚感のある、日常にはない刺激をこのドラマを見て味わっていただけたら嬉しいです」

PROFILE プロフィール

渋谷凪咲

しぶや・なぎさ 1996年8月25日生まれ、大阪府出身。2012年よりNMB48として活動し、’23年12月にグループを卒業。バラエティでも活躍するほか、『あのコはだぁれ?』(’24年)で映画初主演するなど俳優としても活躍の場を広げる。

INFORMATION インフォメーション

『地獄の果てまで連れていく』

顔を整形し、身分を偽りながら家族を殺した女への復讐を誓う橘紗智子(佐々木)と、天使のような笑顔の裏側で平然と殺人も犯すモンスター・花井麗奈(渋谷)。2人の女の愛憎渦巻く、スリリングな復讐劇を描く。1月14日より毎週火曜23:56~TBS系(一部地域を除く)にて放送。Ⓒ「地獄の果てまで連れていく」製作委員会

写真・Marco Perboni スタイリスト・金 順華(Sable et plage) ヘア&メイク・片山 栞 インタビュー、文・四戸咲子

anan 2429号(2025年1月8日発売)より

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No.24302025年01月15日発売

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