山根航海「気持ちの強さと熱量を前面に出していきたい」
小さい頃からずっと嵐さんのファンで、事務所に入るのが夢でした。もともと親がファンで5歳の時にライブを観に行って、それまで感じたことのない衝撃を受けて、自分もあそこに立ちたいと思ったんです。実は昔、父と一緒に事務所まで履歴書を出しに行ったこともあるくらい。その時は警備員さんに止められましたけど（苦笑）。結局ご縁がなく、年齢的に諦めていた時にこのオーディションの存在を知って、受けなかったら一生後悔すると思い、応募させていただきました。
Sexy Zoneさんはデビュー時から注目度が高かったので、曲はよく聴いていましたし、小中学校の頃は昼休みに友達とダンスをカバーして踊ったりもしてました。そこから徐々にバラエティで活躍する姿も見るようになり、アイドルとしてのカッコいい一面だけじゃなく、人として面白みもあって魅力的なグループだなという印象を持っていました。今回、オーディションで直接関わらせていただいていますが、みなさん僕らと真剣に向き合ってくださるんですよね。練習中に声を掛けてアドバイスをくださることもあり、そのひと言で目に見えてよくなったり。普段見ることのない、仕事に対する厳しく真剣な姿に、本当にすごい方たちなんだなとあらためて感じています。
3次審査の冒頭のダンスで1位をいただいたのは、正直、びっくりでした。踊っている時は、ただこの事務所の曲で踊れることが幸せでしかなくて、自然と笑顔になっていたと思うので嬉しかったです。その一方で、グループ審査の難しさも実感しました。グループをよくしようと思えば思うほど、自分が後回しになってしまって、個人の練習はみんなが寝ている時間にやるしかなくなる。その両立が難しいなと感じています。
ダンスも歌もレベルが高い人が多い中、これまで“笑顔”が自分のアピールポイントだと言ってきましたけど、それ以上に誰にも負けないと思えるのは、timeleszに入りたいと思う気持ちの強さと熱量。長年憧れてきた夢を叶える最大のチャンスですから、歌が多少ひっくり返ったり、ダンスで転んだとしても、この想いは秘めずに前面に出していきたいと思っています。僕が嵐さんを好きなのは、グループで集まった瞬間、1＋1が2じゃなく3にも4にもなるところ。もし自分がtimeleszに入れたらそうなりたいし、子供の頃に夢見た東京ドームにも立ちたいと思っています。
PROFILE プロフィール
山根航海（やまね・わたる）
2001年10月5日生まれ、山口県出身。イタリアンレストラン店員。「timeleszは、同じ振りを踊っていても3人がいい意味で違うんです。だからどこを齧っても美味しいんですよね」
PROFILE プロフィール
timelesz（タイムレス）
2011年11月16日、Sexy Zoneとしてシングル『Sexy Zone』でデビュー。’24年4月より、「timelesz」に改名し、佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人で活動する。現在、新メンバー募集オーディションを開催中（特設サイト）。
INFORMATION インフォメーション
『timelesz project ‐AUDITION‐』
timeleszの3人が、アイドル人生を共に歩む仲間を探す「timelesz project」にNetflixが密着し、世界独占配信中の番組。現在は4次審査の様子を配信中。timelesz公式YouTubeチャンネルでは、配信では見られなかったオーディションの裏側をお届けする『timelesz Behind The AUDITION』を公開しているほか、Instagram（@timelesz_project）やTikTok（@timelesz_overthetop）でも限定コンテンツが続々。
写真・くさかべまき 取材、文・小泉咲子 望月リサ
anan 2427号（2024年12月18日発売）より
