前田大翔「アイドルは、自分に向いていると感じるんです」
国民的なアイドルグループの一員になりたくてこの世界に入って、10年活動してきました。そのグループが今年解散して、そのタイミングでこのオーディションを知って、最後のチャンスだと思って応募させてもらいました。アイドルに憧れたきっかけは嵐さん。僕は父子家庭で、父が仕事で家にいない間、よく祖母とテレビを見ていたんですが、その祖母が嵐さんのファンで、漠然と、自分もこんなふうになりたいと思ったんです。
以前所属していたグループでは、ダンスといってもお芝居の延長のような感じで、わりと平易なものが多かったんです。今、本格的にダンスを学んできた候補生も多い中、自分のスキル不足や基礎力の足りなさを実感することが多くて必死。でもどんなに大変でも楽しむことを忘れないのが、自分のよさかなと思って、今は頑張っています。ただ、アイドルという仕事は自分に向いているなと感じるんです。多くの人に愛されたいし、僕自身も愛したいという気持ちが強いので。その自分の好きなことで人を笑顔にできるなら、こんな幸せなことってないですよね。きれい事に聞こえるかもしれないけれど、10年続けてこられたのはファンの方々の笑顔があったから。自分たちが必死で準備してきたものを披露した時に、ポジティブな反応を得られるとやり甲斐を感じるし、頑張るモチベーションになるんです。
今、timeleszのみなさんと接していて思うのは、こんなにグループを、そしてファンの方々のことを愛しているグループってないんじゃないかということ。しかも発するコメントに無駄がなく、技術も高い。何より、人を魅了するオーラがすごいんです。それは13年間積み重ねた歴史に裏打ちされたものなのかなと思っています。
もともとグループで活動してきたからか、今、同じ夢を持つ候補生の方々に触発される部分がいっぱいあります。年齢も経歴もスキルも違う者同士が、ひとつの課題に向き合っていく中で結束していく。その感じがすごく好きなんです。以前の僕は自分が目立つことに注力してきたけれど、ここでチーム全体を見る大切さを学んで、時には自分を消すこともできるようになりました。正直、まだ今の自分がtimeleszさんに何をもたらせるのか見えていません。でもみなさんへの愛情とリスペクトの気持ちを強く持っていることだけは確か。あの信頼の輪に入れたら嬉しいですね。
PROFILE プロフィール
前田大翔(まえだ・たいしょう)
1995年9月16日生まれ、神奈川県出身。元アイドル。「僕はかなり現実主義者。ポジティブなのは、落ち込んで時間を無駄にする意味のなさを知っているからなのかもしれません」
PROFILE プロフィール
timelesz(タイムレス)
2011年11月16日、Sexy Zoneとしてシングル『Sexy Zone』でデビュー。’24年4月より、「timelesz」に改名し、佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人で活動する。現在、新メンバー募集オーディションを開催中(特設サイト)。
INFORMATION インフォメーション
『timelesz project ‐AUDITION‐』
timeleszの3人が、アイドル人生を共に歩む仲間を探す「timelesz project」にNetflixが密着し、世界独占配信中の番組。現在は4次審査の様子を配信中。timelesz公式YouTubeチャンネルでは、配信では見られなかったオーディションの裏側をお届けする『timelesz Behind The AUDITION』を公開しているほか、Instagram(@timelesz_project)やTikTok(@timelesz_overthetop)でも限定コンテンツが続々。