「愛」で締めて「愛」で再始動できるのは、すごく心強い。
「『愛だろ、やっぱ!』は、事務所の方が私に合う曲だと大事に取っておいてくれたみたいで。アンジュルムでも大切にしてきた“愛”という言葉を、ソロデビューシングルにもつけてもらえて嬉しかったです。卒業してもこの言葉がそばにいてくれることが心強いですし、私の卒業ライブのタイトルが『BIG LOVE』だったので、愛で締めて愛で再始動するのは、素敵だなと思います」
過去も大事にしつつ“Nice to meet you, Trust! New Me”という歌詞が、新しい道を開拓する竹内さんと重なる。
「『愛だろ~』はポップで楽しい感じが私らしい楽曲。逆に『泣いてOVER』はこれまで歌ったことがない雰囲気で新鮮でした。ファンの方がライブでどう盛り上がってくれるのか、実は密かな楽しみです」
竹内さんといえば、レコーディング映像でファンを獲得するほどスキルフルな歌声の持ち主。しかし、久しぶりのRECで初めての出来事が。
「緊張して声が出なかったんです。気持ち的には楽しみだったんですけど喉がついてきてなかったみたいで、自分でもびっくり。テイクを重ねて慣れてからは、歌いやすいように自由にキーを調整できて楽しく歌えました。『泣いて~』は、できるところは上も下も基本的に全部ハモって、たくさん録りました」
歌詞にある、失恋を引きずる女性像について聞くと「あまり歌詞を見ないようにしている」という答えが。音に集中して歌う、それがピッチの気持ちよさにつながるのだろう。
「歌詞を理解しすぎると歌い方がわからなくなっちゃうので、曲を繰り返し聴いて、歌詞も音で覚えてます。たぶん音で覚えるのが得意で。ピアノは楽譜が読めないけど、先生が弾いているのを見て覚えたんです」
歌って踊れる書道家を目標とする竹内さん、もうなっているのでは?
「歌と書道では入れるスイッチが違うし、気力と体力を使うので、都度どちらかに専念するスタイルでしばらく頑張ります。今回はCDのタイトルも書かせてもらえましたし、そうやって少しずつ自分にしかできないことを発揮できたら嬉しいです」
PROFILE プロフィール
竹内朱莉
たけうち・あかり 1997年11月23日生まれ、埼玉県出身。2011年、アンジュルムの前身であるスマイレージに加入し、’23年にグループを卒業。現在は書道家、またアパレルブランド『takee』のディレクターも務める。
INFORMATION インフォメーション
両A面シングル『愛だろ、やっぱ!/泣いてOVER』。収録曲「お好きにどーぞ!」では竹内アンナがゲスト参加。【通常盤A・B(CD+トレカ)】各¥1,300 【初回生産限定盤A・B(CD+BD)】各¥2,090の全4種。(UPFRONTWORKS)