ファンと共に全力で駆け抜けるNCT WISH初のアジアツアー開催!「シズニのみなさんと会うのが一番幸せ」

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2024.12.05

©Michiko Kiseki

NCT WISH初となるアジアツアーがいよいよスタート! 日本では11月3、4日に開催された石川県・本多の森北電ホールでの公演を皮切りに、『2024 NCT WISH ASIA TOUR LOG in JAPAN』と題して6都市計12回公演を行う。石川、京都を経て神奈川県・パシフィコ横浜で開催された11月27日の模様をレポートします。

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今回のツアーのコンセプトはゲームの世界に迷い込んでしまったNCT WISH。ゲーム画面に入り込んでしまったNCT WISHのメンバーたちが真っ白な衣装をまとってステージに登場すると、まずは「WISH」、「Steady」、そして「Sail Away」でご挨拶。さらに乙女ゲームのようなコンセプトのVCRではシオンが会社員、リクは卒業式の学生、ジェヒは歌の上手い友人、ユウシは“ダンシング・ネコ”な怪盗、リョウは学園祭で歌い踊る学生、サクヤは呪いが解けた王子様に扮し、それぞれ思い思いにシズニ(ファンネーム)のハートを直撃するセリフを連発。会場のシズニを喜ばせた。そんな胸キュンVCRに続いて、学校のチャイムの音が会場に鳴り響くと、制服のようなブレザーの衣装に着替えたメンバーが再び登場。そこから「3 minutes」、プレデビュー収録曲「We Go!」までさわやかに駆け抜けた。

登場のMCではシオンが「最後まで“たのしおん”で行きましょう!」と自身の名前をもじって挨拶したり、ジェヒが先のVCRでも口にした「言わないつもりだったけど、無理だ。シズニ、愛してる」と胸キュンな台詞でシズニをメロメロにしたり、冒頭から会場は大盛りあがり。横浜にはイベントで来たことがあったけれど、NCT WISHだけの単独ツアーで訪れるのは初めて。シオンも「横浜に来て、“うれしおん”」と再び名前のダジャレを口にした。

ここからはゲームコーナーへ。ジェスチャーでは「〇〇する◯◯」というちょっと変わったお題が出された。「腕立て伏せする警察官」や「雪だるまを作るパンダ」、「なわとびする忍者」など難易度の高い答えを続々的中させて、これにはメンバーたちも思わず「よく当たったね!」と自画自賛するほど。ジェスチャーゲームで息の合ったところを見せたところで、続いてはカバー曲コーナー。BoAの「NO.1」やNCT Uの「Make a Wish (Birthday Song)」で普段とは違う楽曲、普段とは違う雰囲気をまとってみせ、NCT WISHの新たな魅力を見せつけた。

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「Dunk Shot」では、曲の途中にバスケットのゴールポストがステージに登場。メンバーが次々とシュートしては外す中、ユウシは「入れられると思う」と言ってかっこよくシュートを決めた。外したメンバーには罰ゲームを、ということだったが、次の「CHOO CHOO」では結局全員がかわいらしいカチューシャをしてパフォーマンスしてくれた。続く曲はリフレインされるサビのメロディがインパクト大の「NASA」。パフォーマンスした後、呼吸が荒くなるほど激しいパフォーマンスのステージにシズニも大興奮。この2曲は12月25日にリリースされるNCT WISH初の日本1stアルバム『WISHFUL』の収録曲で、「NASA」は今年1月にYouTubeでパフォーマンス動画が限定公開されたNCT WISHの中でも特に人気の高い曲。新曲披露のステージが続いて、メンバーたちは自然とリリース直前のアルバムの話題に。「どの曲が好きですか?」という問い掛けにどの曲もシズニの手が上がるが、メンバーは「あ、手を上げてない人がいる!」とシズニをからかう一幕も。メンバーが推し曲を告白する流れで、リョウが「FAR AWAY」、ジェヒが「Our Adventures」が好きだと言う中、サクヤは「Steady」と今回のアルバムには入っていない曲を言ってしまい、リョウが「じゃあ日本語で歌ってみて」と改めて確認させていた。

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シオンはアルバムタイトル曲「Wishful Winter」のMVで登場したぬいぐるみのトントンに言及。実はトントンとはリョウが生まれた時から一緒にいるぬいぐるみのことで、今回のMVはそのトントンが主役。まるで彼らの物語を眺めているかのようなストーリー仕立てのMVで、リョウも「ショート映画のように楽しんでもらえたらうれしいです」と微笑んだ。ジェヒが「僕たちの演技上手だった?」と問いかけると、シズニからは大きな歓声が。そして「演技じゃなかったところもあったよね。ユウシくんがおもちゃを落としたシーンの表情は本当でした」と告白すると、リョウも「しおんくんが寝ている僕らを起こす最初のシーンも、何人か寝てました」と明かした。

最後のステージはアルバム『WISHFUL』から、軽やかなメロディがフレッシュな「FAR AWAY」と、重力を感じるイントロから浮遊感ただようサビの緩急が楽しい「Touchdown」、そしてラストの「Songbird」までを5人で走りきり、本編は終了。

アンコールとなり、今日の感想を聞かれたジェヒは、実はこの日、NCT 127のドヨンがNCT WISHのために差し入れをしてくれたことを明かした。「お菓子も食べて、ごはんも食べて、ありがとうございました」とお礼を言いつつ、「シズニのみなさんと会うのが一番幸せ。京都(公演)が終わって2週間ぶりだったけど、僕にとっては長かったから、会えてうれしかったです」と笑顔を見せた。京都から神奈川公演までの2週間の間に誕生日を迎えたサクヤは、メンバーからもらった誕生日プレゼントをうれしそうに報告。シオンからは匂い付きのボディクリームとおそろいのマフラー、ジェヒはピンクのパーカー、リョウは半袖Tシャツとパーカーをもらったと言い、「ユウシくんは準備中だそうです」とにっこり。「もう宿舎に届いているはず」というユウシの言葉に、「本当に届くかどうかわからない」とまだ半信半疑だったが楽しみにしていると語った。

シオンは公演が終わるのが速すぎると残念な気持ちを吐露。「残りの3都市の公演も自分のエネルギーを全部出してシズニと後悔のない時間、本当に“たのしおん”な時間を過ごしたいなと思いました」としみじみ語った。そしてステージが一番楽しいと感じさせてくれるシズニに感謝したいと述べた。ユウシは会場にたくさんの人が来てくれたことがうれしかったそう。2階、3階の観客まで気遣って「見えましたか?」と問いかけると、メンバーからは「(上からだと)つむじしか見えない」というコメントも。さらにパシフィコ横浜の横に長い会場の作りが不思議だったようで、「(サイドの人は)横顔しか見えないのでは」と心配しつつ、最後は「会えてうれしかったです」と締めくくった。リョウは横浜で赤レンガや中華街、観覧車など観光を楽しんだことを報告。そして今年、春夏秋冬と四季をシズニとともにしてきたこと、そして一年の終わりにツアーができることを「Wishful Winter」のMVを観ながら気づいたと告白した。そして「ずっと一緒に走り続けてきてくれたことがうれしいです。これからもっともっと大きくなっても、みなさん一緒にいてくれますよね? 僕たちはその言葉だけを信じてがんばっていきます」と決意を新たにしていた。

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アンコールもいよいよラストへ。アルバムタイトル曲「Wishful Winter」はマイクスタンドでしっとりと歌い上げたかと思えば、続く「Our Adventures」では「もっとみなさんに近づきたいです」というシオンの言葉でメンバーがステージを降り、シズニが待つ客席へ。シズニと近い距離で目線を交わし、笑顔を交わして、コンサートのラストを飾った。『2024 NCT WISH ASIA TOUR LOG in JAPAN』はこの後、12月6、7️日に福岡・福岡サンパレスホテル&ホール、12、13日に愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホールでの公演が残っている。さらに12月25日にはNCT WISH初のアルバム『WISHFUL』がリリース。今年1年を全力で駆け抜けたNCT WISH、2025年も彼らの活躍を楽しみに待ちたい。

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文・尹秀姫

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