SEVENTEENの弟分TWS、冬を彩る1stシングル『Last Bell』をリリース!

エンタメ
2024.11.27

今年1月にSEVENTEENの弟分としてデビューしたTWS(トゥアス)。2枚のミニアルバムが2作連続ハーフミリオンセラーを達成、グローバルK-POP授賞式「2024 MAMA AWARDS」で新人賞含む2冠に輝くなど名実ともに“今年最高の新人”として大活躍を繰り広げている彼らが、11月25日に初のシングル『Last Bell』をリリース。同日に韓国・ソウルにてメディアショーケースを開催した。

TWSは、2024年1月22日に1st Mini Album「Sparkling Blue」でHYBE傘下レーベル「PLEDIS Entertainment」よりデビュー。SHINYU(シンユ)、DOHOON(ドフン)、YOUNGJAE(ヨンジェ)、HANJIN(ハンジン)、JIHOON(ジフン)、KYUNGMIN(ギョンミン)の6名で構成され、SEVENTEENの弟分としてデビュー前から注目の的に。グループ名は「TWENTY FOUR SEVEN WITH US」の略で、「いつもTWSと共に」という意味が込められている。

今回のメディアショーケースは、TWSのグローバルな人気を証明するように海外メディア向けたオンライン中継も行われた。まずはMCの呼びかけでひとりずつ登壇し、ソロショットの撮影からスタート。6人6様の個性が引き立つ制服風ルックからは、持ち前の清涼感に加えてひとまわり成長した大人っぽさも感じられた。

ヨンジェ
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

ジフン
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

TWSのシグネチャーポーズやキュートなハートポーズを披露し、撮影に応じていく6人。右手を顔の横で構えるポーズはリード曲「Last Festival」を表現する決めポーズで、「僕たちの温かかった心を忘れないで」と歌うサビ部分の振り付けにも登場する。

メンバー全員でのグループショットまでフォトセッションが終わると、「みなさん、こんにちは。TWSです!」と集まった報道陣へ元気に挨拶。「今年最後までいいステージ、いい姿をたくさんお見せしたいです」(シンユ)、「今日から始まる『Last Festival』の活動も、“やっぱりTWSだ!”と言われるように頑張りたいです。一生懸命準備したステージをお見せすると思うと緊張もあり、ドキドキしています」(ギョンミン)、「2ndミニアルバム以来、約5ヵ月ぶりのカムバックです。今年が終わる前に新曲をリリースすることができ、42(TWSのファンダム名)のみなさんと幸せな年末を過ごすことができてうれしいです」(ドフン)、「42のみなさんが(新曲を)どう聴いてくださるのか楽しみで、早くお聴かせしたいです」(ハンジン)、「一年を締めくくる季節にカムバックすることができて光栄です。42のみなさんに新しい姿をお見せすると思うと、とてもドキドキします」(ジフン)、「新しい感情、ときめき、ドキドキする気持ちをどう表現するのかに注目してください」(ヨンジェ)と、カムバックを迎えた心境と意気込みを語った。

「Last Festival」の決めポーズを披露するTWS。
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

ここでメンバーたちは一度退場し、「Last Festival」のMVが公開された。

『Last Bell』は“一年を終えて学校で鳴り響く最後のチャイム”を指す言葉であり、“初めてときめきを感じた瞬間に心で響く鐘の音”を意味している。
「Last Festival」のMVにもこのコンセプトが反映され、学校を舞台に、日常を一緒に過ごしてきた友達にときめきを感じたTWSが卒業を控えてたった一人のために最後のお祭り(フェスティバル)を披露するストーリーが描かれている。

MVは、体育館のステージでTWSがパフォーマンスをするシーンから始まる。ダンスの練習をしたり、大道具を作ったりと、本番に向けて準備する過程でシンユを中心に淡く切ない恋模様が展開。別れを惜しむ気持ちや寂しさを表現するメンバーたちの繊細な演技も見どころとなっている。

TWS (투어스) '마지막 축제' Official MV

青春時代の甘酸っぱい記憶を呼び起こすようなMVが終わり、再びライトアップされたステージにはTWSが! MVから続くようにパフォーマンスを披露した。

ダイナミックながらもなめらかで、キャッチーな動きの中に確かな実力を感じさせるキレキレのダンスがTWSらしい。「一日が終わって眠りにつく前に」で両手を合わせて眠るポーズをしたり、「再び会うその時 馴染みのある間柄のように また挨拶してほしい」で手を振ったりと、歌詞とリンクした振り付けが印象的。特に手を振る振り付けは、初めての出会いを歌ったデビュー曲「plot twist」のラストと重なり、これまでリリースした楽曲たちが一つの物語として紡がれた青春映画を観ているような気分にさせた。

「Last Festival」は、K-POPの始祖と呼ばれる3人組ヒップホップグループ・ソテジワアイドゥルが1993年にリリースした同名のヒット曲をキーワードに、日常の中で美しい感性を呼び起こす独自の音楽ジャンル「Boyhood Pop」を掲げるTWSらしいサウンドで再解釈した。サビ終わりにリフレインされる“最後の祭り(마지막 축제)”は思わず口ずさんでしまう中毒性があり、幻想的なシンセサイザーサウンドが冬ムードを高める爽やかで洗練されたメロディーに仕上がった。

「Last Festival」を初披露したTWS。
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

その後、着席してトークセッションへ。MCの進行のもと新曲にまつわるエピソードが語られた。

音源を聴いた時について、2006年生まれで実際に卒業を控えているジフンは、「今年は僕にとって最後の10代であり、同時にTWSとしてデビューすることができた年でした。そのため、『Last Festival』を初めて聴いた時に思いがこみあげてきて、胸がいっぱいになって涙を流しました。それほど大切な曲なので練習も一生懸命に頑張りました」と、特別な思いを明かした。

今回のカムバックの目標は「パフォーマンスのクオリティーを高めること」(シンユ)。メンバーたちは多忙なスケジュールと並行して自発的に居残り練習をしたという。トーク中も言葉の端々からパフォーマンスに対する熱く強い思いが伝わってきた。

「スケジュールを終えた後にダンスの基本のステップから自主練習しました。パフォーマンスに対する情熱があったので、一人が『練習しよう』と言ったらみんなで練習する雰囲気でした」(シンユ)

「『Last Festival』には、たった一人のために最後のステージを準備するという物語が込められています。毎瞬間が最後であるように最善を尽くしたらもっと大きな感動を伝えることができるのではないかと思い、振り付けに合わせて体がセッティングされるべきだと思いました。自主的に残って練習しながら一緒に悩み、努力する過程で『Last Festival』がより大切な曲になりました。スケジュールの後に『残って練習しよう』と提案するとメンバーたちも快く賛成してくれました」(ジフン)

パフォーマンスに磨きをかけるとともに、楽曲の世界観をメンバー間で共有することも意識した。「卒業を控えた寂しさと新しい感情へのときめきという両面的な感情を理解し、表現することが重要だと考えました。歌詞を大きくプリントした紙を6人で見ながら話し合い、TWSだけがお見せできる表現をまとめました」とギョンミン。ヨンジェは、グループ唯一の外国人メンバーで中国出身のハンジンから感動を受けたエピソードを公開した。

「表情の練習をするためにみんなで話し合っていたところ、ハンジンさんが歌詞を一行ずつどんな内容なのか、どんな雰囲気なのかPDFファイルにまとめてくれて、メンバーみんながびっくりしました。そのおかげでスムーズに練習を進めることができました」(ヨンジェ)

「歌詞の内容が本当にいいです。しかし、描かれる感情が多様で、練習を始めた頃はメンバーが同じ方向を見ることが難しかったんです。なので、僕が歌詞を一行ずつすべて翻訳して理解した後に自分が感じた感情をすべて書き出して、このパートではどんな表情をしたらいいのか、どんな感情を表現したらいいのかをメンバーに共有しました」(ハンジン)

MCから「メンバーが自ら悩んで解釈した『Last Festival』を少し見せてください」とリクエストされると、ドフンが「曲の流れによって変化する感情を表情でお見せしたいと思います」と3つの振り付けを披露し、「パフォーマンスのディテールに注目して楽しんでいただけると思います」とアピール。メンバーたちも「おお~!」「わぁ~!」と拍手して会場を盛り上げた。

ハンジン 
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

ドフン 
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

同名のヒット曲であるソテジワアイドゥルの「Last Festival」は、メンバーたちが生まれる約10年前に発売された。ジフンは「K-POPの歴史に残る先輩であり、僕の親もとても好きで自然と知っていました。僕もこの曲が好きでよく聴いていましたので、TWSならではのスタイルで再解釈する機会を得られてとても光栄です」とコメント。ヨンジェは「最後を迎える悲しいけれども悲しくない感情を表現している部分が共通しています。サウンドには僕たちだけのカラーが込められていて、また違った魅力を感じていただけると思います」と解説した。

改めて今回のカムバック活動の目標を聞かれ、ドフンは「『TWS、ドキドキする』という言葉を聞きたいです。これまでと違う新しい姿を見て、ドキドキするときめきを感じてもらいたいです」と気合十分。ヨンジェは「TWSがどれだけステージに本気なグループなのかを知ってもらいたいです。カムバックに向けて準備しながら僕たちがどれだけ強くなったのかも感じていただけたらうれしいです」と語った。

ギョンミン 
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

シンユ
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

会場に集まった報道陣との質疑応答では、記者から質問されるたびに全員が立ち上がってお辞儀。メモを取りながら数々の質問に答えていく。

「TWSの人気の秘訣は?」という質問には、ヨンジェが「メンバーの皆が毎日笑顔でステージに本気で挑んでいると思います。見た目は柔らかいですが、ステージに対する情熱を持った強い内面を見て、好きになっていただけているのではないかと思います」と回答。ジフンも「メンバーがお互いを本当に大切に考えています。お互いを思いやるチームワークを42のみなさんも好いてくれているのではないかと思います」と続けた。

人気を実感する瞬間については、ギョンミンが「大学の学園祭に出演したのですが、観客の大学生のみなさんが僕たちの曲を一緒に歌ってくれた時に人気を実感しました」と答え、嬉しそうな笑顔を浮かべた。

1stミニアルバム『Sparkling Blue』のリード曲「plot twist」が韓国の音楽チャート・サークルチャートで2024年上半期のストリーミング部門1位を記録。カムバック直前には「2024 MAMA AWARDS」で「Best New Male Artist(男性新人賞)」「Best Dance Performance Male Group」を受賞したことでも話題に。好調な成績が続く中でのカムバックにプレッシャーを感じるかと問われたシンユは「たくさんの曲を愛してくださってプレッシャーはありましたが、それは心地よいプレッシャーでした。さらに頑張って準備に取り組むことができましたし、メンバー同士の結束力を高める時間にもなりました」と、頼もしい姿を見せた。

最後はシンユが「最後まで頑張って活動しますのでたくさんの応援をよろしくお願いします」と呼びかけ、彼の合図で「今までTWSでした! ありがとうございました!」と爽やかに挨拶し、メディアショーケースを締めくくった。

TWS 1st Single『Last Bell』はリード曲「Last Festival」のほか、新しい感情を感じる「Highlight」、新しい関係への希望を抱く「Comma,」を収録。日本発売日は12月3日を予定している。

INFORMATION インフォメーション

TWS 1st Single 「Last Bell」 予約販売受付中

韓国発売日:2024年11月25日(月)
日本発売日:2024年12月3日(火)(※日本お届け日/一般店舗店着日)

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文・轟 友貴

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