左からシューヤさん、タカシさん
タカシ:超特急の新メンバーオーディションでシュー君が加入したのが2022年8月。でも実は、初対面はその時じゃないんだよね。
シューヤ:正確に言うと、2019年にタカシ君のお兄ちゃんの結婚式で会ってる。僕が余興で超特急の「Yell」を歌ったんだよね。なんと本人の前で(笑)。
タカシ:そうそう。
シューヤ:「すみません、歌わせてもらいました!」って挨拶に行ったら、すごく優しく接してくれて。でも、さすがにオーディションの時は厳しかったけど(笑)。
タカシ:まあ、真剣に見ているからね。オーディションの時のシュー君の印象は、“今までの超特急にいないカラーの人”。なんとなくグループの雰囲気に寄せてくる応募者が多い中で、シュー君だけは最初からシュー君だった(笑)。
シューヤ:普段の自分だとクセが強すぎるから、友達に黒っぽい服を借りたり、あれでも寄せたつもりだったけど。
タカシ:今までの超特急にいないタイプだからこそ、「これは面白いことになりそうだな」って思ったのを覚えてる。
シューヤ:僕が11号車で、タカシ君が7号車だから、このバディは8号車(ファンの総称)の間では「せぶいれ(セブンイレブン)」って呼ばれてるけど、僕らが何より目指しているのは、せぶいれを通じて超特急の魅力をもっと知ってほしいということ。
タカシ:まさにその通り。「超特急って楽しそう」とか「ライブ行きたいな」って思ってくれたら嬉しい。2月に開催した「せぶいれのうた」(アコースティックライブ)もその延長というか。
シューヤ:二人だけのライブは、お互いにずっと「やりたい」って言っていて。その願いが実現して、本当に「楽しい!!」の一言だった。
タカシ:ツインボーカルの体制になってはじめて披露する超特急の曲もあったしね。改めて、二人で歌えるこの空間の幸せを実感した。
シューヤ:ライブ中のMCでも言ったけど、本当に人生のパートナーだなと。過去のことも踏まえて、僕はタカシ君を支えるために超特急に入ったし、もう一人にはさせたくないし、どれだけ年をとろうと、可能な限りずっと二人で並んで歌っていたいなと思った。
タカシ:シュー君の「支えたい」は、言葉だけじゃなくてちゃんと行動で伝わってくるところがありがたくて。それは、例えばユニゾンで歌っている時だったり、その時の視線でも感じること。つい最近も、自分が不調を感じている時にぐっとバックアップしてくれたことがあったよね。ボーカルという職業だからこそ、歌声から伝わってくる想いに救われるというか。
シューヤ:常に一緒に歌っているから、不調かどうかはすぐに気づく。自分にもそういう時ってあるし、そうやって助け合いできる関係が幸せじゃん?
タカシ:「人」という字は…みたいな(笑)。
シューヤ:まさに(笑)。
タカシ:そんな自分たちせぶいれの目標は、やっぱり「二人でアリーナ」ですね。
シューヤ:行くしかないっしょ!
タカシ:ふざけた感じで言ってるけど、気持ちは本気ですから。
シューヤ:本当にアリーナってすごい舞台だよね。CHEMISTRYさんが以前にアリーナでライブをやったけど、自分も心から憧れていて。あのお二人くらい世間に知られるツインボーカルになりたいし、超特急ではもちろん、二人でのヒットソングも出せたら。
タカシ:そのためにもせぶいれのハーモニーの良さをいろんな形で届けられたらいいなと思う。ライブでも、SNSとかでも。
シューヤ:さて、最後に超特急の他のメンバーの話もしましょうか。今回登場している以外に、注目のバディは?
タカシ:定番でいうと、アロハとハル。グループの中の最年少っていうのもあるし、二人とも俳優活動をしているし、ananさんの読者層にも刺さりそう(笑)。意外な組み合わせで言うと…。
シューヤ:リョウガ&マサヒロじゃない?
タカシ:確かに! 仲が悪いとかではないけど、あまり見ない組み合わせかも。
シューヤ:まず、二人には共通点が何もない。マサはアクティブだけどリョウガっちはインドア派。マサは服が好きだけど、リョウガっちはゲームばかりやってるとかも正反対。
タカシ:ちなみに、この二人に何をやらせたら面白いと思う?
シューヤ:釣りとか(笑)。マサは大の釣り好きで釣り番組に出たこともあるけど、リョウガっちはまったく興味なさそう。二人がどんな会話するか気になる!
タカシ:それなら、お互いの好きなことを一緒にやればいいんじゃない? リョウガなら絶対にゲーム。二人で秋葉原に行くとか。
シューヤ:面白そう。ぜひYouTubeの企画でやりたいな(笑)。
タカシ:ちなみに、稜海バディについてはどう思う?
シューヤ:トーク力×面白さが二人とも芸人さん並みだよね。超特急のMCも基本的に二人が回しているけど、普段からマジであんな感じだから。「勝手に稜海しないで!」ってよく周りからツッコまれてる(笑)。
タカシ:魅力的でしかないよね。トークライブだけじゃなくて、今後はテレビやラジオの公開収録とかもやってもらいたい。ケンドーコバヤシさんと千原ジュニアさんの『にけつッ!!』みたいなイメージで。
シューヤ:稜海×せぶいれのコラボライブはどう? 僕らが歌う合間に稜海がトークするっていう。
タカシ:いいね、それ! いつか実現させたい(笑)。
タカシ 1996年9月23日生まれ、大阪府出身。7号車、末っ子担当。バックボーカル。「松尾太陽」名義でソロアーティストとしても活動。シルバニアファミリー好きという一面も。
ジャケット¥35,200(オークリー/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス TEL:0120・990・307) パンツ¥16,500(グラミチ/インス TEL:0120・900・736)
シューヤ 1995年3月25日生まれ、埼玉県出身。2022年の超特急新メンバーオーディションにてバックボーカルとして選ばれ加入。11号車、チャラチャラ担当。
ジャケット¥57,200 パンツ¥41,800(共にヨシオクボ TEL:03・3794・4037) Tシャツ¥14,300(オークリー/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) その他はスタイリスト私物
ちょうとっきゅう 2011年12月25日結成、’12年6月10日にCDデビュー。メインダンサー&バックボーカルというユニークな体制の9人グループ。メンバーにはそれぞれ「号車」があり、2号車・カイ、3号車・リョウガ、4号車・タクヤ、5号車・ユーキ、7号車・タカシ、11号車・シューヤ、12号車・マサヒロ、13号車・アロハ、14号車・ハル。ファンは8号車。
※『anan』2024年8月28日号より。写真・坂田帆海(SIGNO) スタイリスト・井田正明 ヘア&メイク・池上 豪 菅井彩佳(共にNICOLASHKA) 取材、文・瀬尾麻美
(by anan編集部)