映画バカピン芸人・あんこ「観ないと人生10割損する」 その名作シリーズとは

エンタメ
2021.10.16
有名な作品だし観たい気持ちはあるけれど、今さら感もあったり…。そう尻込みしている人のために、「シネマンション」の映画好きのジャガモンド斉藤さん、RaMuさん、あんこさんが、新作が今年公開or来年待機中のおすすめの名作シリーズと見どころを紹介。
画像1

シネマンションが解説。今追いつきたい、名作シリーズ。

トム・クルーズ自ら挑む超人的アクションに釘付け!

『ミッション:インポッシブル』1996年スタート/第6作まで公開

Talent

【ストーリー】
トム・クルーズ主演のアクションスパイ映画シリーズ。CIAの極秘諜報部隊のスパイ、イーサン・ハント(T・クルーズ)が、闇ブローカーや犯罪・テロ組織などを倒すために奮闘。7作目が来年公開予定。

RaMu(以下R ):スパイ映画って好きなんだけど、男くさすぎるのはちょっと苦手で。6作品あるし、どこから観たらいいの? って、実は敬遠してたんだよね。

あんこ(以下あ):じゃあ、まだ観てないの?

R:最初から全部観たよ(笑)。でも、結果、どの作品から観ても大丈夫だなって思った。

ジャガモンド斉藤(以下ジ):1話完結タイプのシリーズだからね。この映画は、毎回チーム戦がめちゃくちゃ面白い。与えられたミッションを、チームでどうクリアするのか? その中で裏切りもあったり、人間関係も楽しめる。

R:あと、吸盤付き手袋とかぶっ飛んだスパイアイテムに、私の中2ゴコロはくすぐられたわ。でも、一番驚いたのは、トム・クルーズの全力すぎるアクション!

ジ:そうなんだよ。でも何がヤバイって、トムはスタントなし、CGなしで全部自らアクションシーンをやらなきゃ気が済まないってこと。最新作でもビルからビルへ飛び移るシーンがあるんだけど、あれも自分でやってて、足首ぶつけて骨折したらしいよ。で、そのテイクが映画に使われていて、足を引きずってるという。

あ:本物のスリルを僕らは観させてもらっているんですね(笑)。

R:プロ意識高すぎるわ。ジ 普通はまず脚本ありきなのに、トムが閃いたアクションをとりあえず撮って、後からどうにかしてストーリーに入れ込んでるらしい。毎回、大喜利みたいな(笑)。

あ:ヒヤヒヤしますね(笑)。

R:それがこの映画のいいところ。でも、一気見してわかるけど、どんどんトムが過激になってる。59歳とは思えない!

ジ:1作目は床スレスレの寸止め宙吊りだったのに、6作目では、上空何千mで手に汗握ることをやっていて。ファンの間ではそのうち宇宙に行くのでは? なんて噂もあったり。とにかく、このシリーズは、トム自身がこなすミッションの難易度が爆上がりしていくのが一番の見どころです!

嘘でしょ! 的カーアクションと仲間の絆に胸アツ。

『ワイルド・スピード』2001年スタート/第9作まで公開

Talent

【ストーリー】
違法なストリートレースをフィーチャーした三部作から始まり、その後はカーアクションをベースにしながらも、強盗、スパイをテーマにした作品へと移行。10、11作目も予定されている。

あ:これは本当にみんな観てほしい。観ないと人生10割損する!

ジ&R:ええ~、そんなに!!

あ:主人公のドミニクは長距離トラックを狙う強盗チームを作っている男で。そこへ、潜入捜査でブライアンという警察官が送り込まれてくる。そこから始まるクライム(犯罪)ものとカーアクションがコラボした映画なんですけど。シリーズ前半は、路上での違法カーレースが作品のスパイスになっていて、緊張感ハンパない。で、シリーズ後半にはカーバトルものになる。車vs潜水艦とか、車vs戦車とか(笑)。最新作『ジェットブレイク』では車で空を飛んだりして。その時できるカーアクションが全て詰め込まれているんですよ。

ジ:違法カーレースから異種格闘技になってるよね(笑)。

R:でも、車に興味ない人は?

あ:そこがこの映画のいいところで、アクションだけじゃない、ドラマ部分も面白い。映画では“ファミリー”っていうんだけど、仲間の絆が激アツなのよ。

ジ:ファミリームービーだよね。

あ:特に7作目の『スカイミッション』が秀逸! ブライアン役の俳優さんが、クランクアップ前に車の事故で亡くなっちゃうのよ。撮影はどうにかCGや代役で乗り切ったんだけど、ラストが映画を超えた強い絆を感じる演出で、本当に泣ける。できれば最初から観てほしいですね。

レジェンドがタッグを組む冒険映画の最高峰。

『インディ・ジョーンズ』1981年スタート/第4作まで公開

Talent

【ストーリー】
製作総指揮はジョージ・ルーカス、監督はスティーヴン・スピルバーグのタッグによるアドベンチャー映画の名作。考古学者であり冒険家のインディ・ジョーンズ(H・フォード)の活躍を描く。

ジ:このシリーズは、ものすごくざっくりと言うと、ちょっとだけ強い考古学者が、財宝を探してドタバタと大冒険する映画なの。

R:え、面白くなさそう(笑)。

ジ:いやいや、すごい面白いんだって! 危険が迫るスリリングなシーンは、スピルバーグ監督らしくドキドキ感たっぷりだし、コメディタッチで笑える場面もあるし。なんか安心して観られる(笑)。

あ:あのテーマソングもワクワクするよね~。

R:ディズニー行きたくなる!

ジ:主人公はハリソン・フォードなんだけど魅力的なんだよね。イケメンなのに、なんとなく情けなくて、親しみが湧く。

R:イケメン??

ジ:あ、今はもうおじいちゃんだけどさ。でも、実はスピルバーグが『007』が大好きで、ジェームズ・ボンドのオマージュで、インディもプレイボーイだったりするわけ。ちなみに、3作目の『最後の聖戦』には、初代ジェームズ・ボンドを演じていたショーン・コネリーがインディの父親役で登場してるんだよね。しびれる配役。

R:これって4作あるけど、最初から観るべきなの?

ジ:これも1話完結系だから、どれから観ても大丈夫。でも、一番好きなのはさっき言った3作目。親子の話でもあって、心温まる結末になっていくのがいいんだよね。

What's シネマンション?

映画好きが好き勝手映画について話し、新旧の気になる映画情報を届けるYouTube チャンネル。RaMuさん、お笑い芸人のジャガモンド斉藤さん、あんこさんの3 人がMC を務める。

ジャガモンド斉藤 お笑いコンビ、ジャガモンドのツッコミ担当、自称・映画チンピラ。好きな映画のジャンルはホラーと邦画。シリーズでは『戦慄怪奇ファイルコワすぎ!』がお気に入り。

RaMu グラビアタレントとして活動。特に好きなジャンルはSF 。お気に入りのシリーズものは『メン・イン・ブラック』。今年の夏からミーアキャットと暮らす。

あんこ 映画バカピン芸人。アクション映画好き。お気に入りのシリーズものは『ジョン・ウィック』。KRY ラジオ「あんこのアンコールシネマ」でも月イチで映画情報を発信。

※『anan』2021年10月20日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) 小笠原真紀 イラスト・犬ん子 取材、文・野尻和代

(by anan編集部)

PICK UPおすすめの記事

MOVIEムービー