占い師、作家のしいたけ.さんが、2026年という年が持つ色やこれからどうなっていくかについてメッセージを届けてくれました。
2026年・幸せになるための、カラーメッセージ

こんにちは、しいたけ.です。今年もこうやって、皆様とお会いできて嬉しいです。
今回、2026年の占いをしていった際に、「例年と少し違うな」と感じる部分があって、一言で、「カラーのせめぎ合い」のようなことが起きていたのです。
実際、どのようなカラーがせめぎ合っていたのかというと、3色ありまして、それぞれの色について説明していきたいと思います。
1つめのカラーが黄色で、この色は「光の色」であるからこそ、速さや、次の発想を求めていく色なのですね。新しい科学技術や価値観を「面白い!」と歓迎する力もあって、それこそ、AIや、その他の先進技術も使って、next人間社会に向かっていこうとする力を持っています。
2つめのカラーが緑で、この色は横にいる人に向かって、「大丈夫ですか? 疲れていませんか?」と尋ねていくようなカラーなのです。2020年以降、こういった「緑の力」は本当に強い存在としてあって、「個人として勝手な行動をするのではなくて、みんなのことを考えながら、自制してふるまう」とか、そういう社会的なブレーキや節制の力を表してきた色でもあるのですね。ただ、2026年に働く緑はちょっと変わってきていて、「昔と比べて、他人という存在が怖いものにもなってしまった。だからこそ、信頼できる人と一緒に思い出作りをしたり、価値観が合う人同士で連帯を図っていきたい」など、「結束」の力を表してもいるんです。
細かい話をするとキリがないのですが、前述の黄色は「個人個人で、好きにやって、新しい世界を作っていこうぜ」の志向性が強い。そして、その力は「みんなで作っていこう!」の緑の力とは反発・対立し合う性質を持っているのですね。そういうわけで、2026年に関しても、「その決定は、私たちにとって本当に有益なものになるの?」など、個人vs社会(=集団、これまでの常識)の構図は大きくなりそうです。
もうひとつ、2026年を巡るカラーとして、一番強い力を持っていたものがあって、それが茶色だったのです。茶色はどのような色なのかというと、「コツコツ」とか「マイペース」の代表なのです。人でいうと、「器用さや要領の良さはないけど、自分なりにメモや日記をつけて、未来への軌道修正を細かくしていく」、そのようなタイプの人です。2026年は茶色のこの「コツコツパワー」が、良い形で、これからの未来を作っていく推進力になっていきそうなのですね。今の時代に生きる人が、不安定さに巻き込まれすぎずに、「自分なりの一歩」を築いていくための力を、茶色は強く持っている。ここは少し大事なところなので、順番に説明させてください。
毎日、ニュースを含めて、ネットやSNSなど、情報が溢れ返っているし、受け取る情報によってはショックを受けてしまうことも多いじゃないですか。そのような環境の中に生きていると、「何かをしたわけじゃないのだけど、ひどく疲れてしまった」というような状態になっていきやすいです。そんな激動の時代に対抗していくための生き方として、「自分が生きている、ローカルを大切にする」という、まさに、茶色の持っている性質が光っていくのです。具体的には、「周りに振り回されず、自分なりの根をちゃんと地下に張っていく。ある程度周りを遮断し、保護区を作り、自分の好きな活動を掘り進めていく」といった活動が大切になっていくのですね。
また、茶色は、「身内」「町内や地域」「顔を知っている者同士」「今の時代だけではなくて、伝統的なお祭りなど、長い時間続けられてきたもの」「歴史遺産や文化遺産」などを表す色でもあります。「土に還る」という意味で、温泉に行ったり、「地方に出かけて、そこで収穫される野菜をその地で食べる」など、そのような「0からの回復と、再生」を表すエネルギーでもあります。この時期はやはり、「健康回復」や「自分なりに、外の世界との関わりを持ってみた」など、そういったリハビリ的な行動に、スポットライトが当たっていきそうですよ。
2026年は、「SNSなどを使って、日々の自分の生活や考えを大きく発表してきた頃の空気」とはまた違って、多くの人々が「変にSNSなどに自分の行動を残さず、ちゃんと会話ができる人と会ったり、自分だけの思い出作りをしていったり、記録はするけど公開はしない」みたいな、「地下での行動」を大事にしていく雰囲気が出てきそうです。
自分のやっていることを世界に公表し、反響が返ってくる。自分の投稿がバズって、大きく取り上げられていく。そのような「世界を相手にしていく手法」に対して、人々は少し疲れてしまったのかもしれません。「みんなはどうか知らんけど、私(たち)は、楽しい」「今年の夏は、いつもよりも遠くに出かけた」など、幸せな時間を過ごしてオチのない、自己満足でしかない話を少しずつ作っていくのがよいですよ。
世界を相手にするのではなくて、まず、自分のこと、そして、隣にいる人を大切にしていく。2026年は、そんな「ローカル」に意識を向けて、掘り進めていってくださいね。
Profile
しいたけ.
占い師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強する。『あなたへのメッセージが届く! しいたけ.カラーカード占い』(小社刊)が好評発売中。公式サイトはhttps://shiitakeuranai.jp/
anan 2481号(2026年1月28日発売)より





















