「ディズニー映画の作品を歌うイメージがないから、えっ、ミリヤなんだー! ってビックリされるかも(笑)」といたずらっぽく微笑むご本人。オリジナル曲以外の作品を歌うことも相当珍しいし、今回の大役はオーディションを受けてのチャレンジだったとか。
「13歳のとき以来のオーディションでした。ちょっと前なら、自分の歌が判断されるなんてイヤだなと思ってやらなかったかもしれないけど、こういうチャンスもなかなかないだろうし、やってみなよ、という声が聞こえたの。与えられた譜面通りに歌うのも初めてだったし、私にはかなりのチャレンジでした。でも初めてこの曲を聴いたとき、めっちゃいい曲! と思い、絶対に歌いたい、という気持ちになりました」
ミリヤさん自身、小さいころからディズニー映画が大好きで、なかでも最初に観た『リトル・マーメイド』は繰り返し何度も観た思い出の作品。
「『モアナと伝説の海』は、『リトル・マーメイド』と同じ監督なんです。それも嬉しかったですね。ディズニー映画のヒロイン、歴代のプリンセスは、揃って魅力的ですし、ヒロインのキャラクターから学んできたことも多かったと思う。私はこうしたい、という意思を持ってるやんちゃなプリンセスというのかな、そういうところが昔から大好きでした」
エンドソングを歌うことが決まり、すぐに映画本編を観たそう。
「歌う前に絶対に観たかったのね。ディズニーのアニメーションは子供向きというイメージがあったのですが、『モアナと伝説の海』は20代30代の女性でも共感できると思います。自分はこうなんだ、って決めつけちゃってる女性たちに、一歩踏み出す勇気を与えたいというメッセージが伝わってくる映画なんですよ。大人の女性がすごく力をもらえる作品なので、改めて引き受けて良かったと思いました」
映画から大きなメッセージを受け取ってからのレコーディングだったので、歌唱にも影響があったそう。
「両手を広げて、ワーッと歌うみたいな感じ(笑)。どれだけ伸びやかに歌うかが大事だと思ったし、大海原を感じながら気持ちよく歌いました。ヒロインのモアナも私に少し似ているというか、言うことを聞かずに行動してしまうところに共感しましたね(笑)。完成した日本語版を観たとき、私の歌が最後に流れてきて、感動して泣いてしまいました」
カップリング曲は「I AM」。毎日を一生懸命自分らしく生きている女性に向けたミリヤさんらしいメッセージから、大きなパワーをもらえるナンバー。35枚目のシングルは、とくに大人の女性に聴いてほしい作品になった。
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