松本穂香、相葉雅紀が「『おじさんに何でも話してごらん』って (笑) 」 初ホラー撮影裏話

エンタメ
2022.10.02
ホラー映画界を代表する、中田秀夫監督の最新作映画『“それ”がいる森』は、不可解な怪奇現象が起こるという、実在の森を舞台に描いたホラー・エンターテインメント。ホラー作品に出演するのは、今作が初めてだという松本穂香さんに、その胸の内を伺ってみた。

ホラーを観るのが大好き。でも…観るのとやるのとは全然違いました。

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「実はホラーが大好き。普段から部屋で、一人で観ることが多くて、『その扉をなんで開けるの?』とか『まだ出ちゃダメ!』などと突っ込んだり、うるさいぐらい独り言を言ったりしながら観ています(笑)。だから、日本のホラーといえば! という中田監督にお声がけいただいた時は、本当に嬉しかった。監督が手がけられた作品の中でも『仄暗(ほのぐら)い水の底から』は、日本特有の怖さが詰まっていて、ホラーの醍醐味を堪能できる一本。中学時代に家族と観て、少し前も一人で観直したぐらい好きな作品です」

今回松本さんが演じるのは、相葉雅紀さん演じる田中淳一の息子・一也(上原剣心)の担任教師・絵里。子供たちとともに、未知なる恐怖に巻き込まれていく。

「好きなだけに、ホラーってこういう感じかな? というイメージはあったのですが、観るのとやるのとは、全然違いました。例えば、恐怖と驚きで目を見開くお芝居ひとつとっても、想像以上で。監督から『その2.3倍、見開いて』など、恐怖度合いを数値で細かく演出していただきました。それがとてもわかりやすかったし、もともとの自分の目の大きさを活かす時がきたな、という感じでしたね(笑)。他にも、はぁはぁという呼吸の荒さで恐怖や緊張を表現したりと、普段のお芝居にはないことばかりで、新鮮で楽しかったです。この作品は、何かわからない“それ”が迫ってくるという恐ろしさが魅力でもあります。私も“それ”に遭遇してしまうシーンがあるので、楽しみにしてください」

撮影現場は、恐怖の物語とは一転、ほっこりとした、和やかなムードだったそう。

「撮影の合間に、相葉さんには私のプライベートの悩みを聞いていただいたり、おすすめのお酒などを教えていただいたりで、お芝居の話は一切していません。『おじさんに何でも話してごらん』って(笑)、すごく優しい方でした。映像でのお芝居が、ほぼ初めてだった剣心くんが、何テイクも重ねることがあった時も、私や周りに『ありがとうね、ごめんね』と声をかけて、まるで本当のお父さんのように見守っていらっしゃる姿も印象的でした」

機会があれば、今後もホラー作品に参加したい、と話す松本さん。

「目を見開くシーンで、なかなかカットがかからないな…と思っていたら、監督が『カットかけたくなくなっちゃった。もっとホラーのオファー来ると思うよ』と言ってくださって、すごく嬉しくて。一段と公開が楽しみになりました」

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『“それ”がいる森』 田舎町で一人農家を営む田中淳一。近くの森では不可解な怪奇現象が起こり、町では住民の不審死などが相次いでいた。そんな矢先、偶然に得体の知れない“それ”を目撃してしまう…。9月30日(金)より全国ロードショー。©2022「“それ”がいる森」製作委員会

まつもと・ほのか 1997年2月5日生まれ、大阪府出身。映画『今夜、世界からこの恋が消えても』、ディズニープラスで配信中の『拾われた男』などに出演。

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※『anan』2022年10月5日号より。写真・Nae. Jay スタイリスト・道端亜未 ヘア&メイク・尾曲いずみ インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

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