飾ることを意識した一枚を撮ってみよう!
以前、先輩の芸人であるスパイクの松浦(志穂)さんが、出産祝いに写真立てをくれました。オーダーメイドで、私をイメージして、夏っぽいひまわりやドライフラワーが飾り付けされていたんです。しかも、裏側は冬っぽいデザインで一年中使え、置くと部屋が明るくなりました。仲のいい時期に撮った写真を飾っているカップルは別れにくいという話を聞いたことがあるのですが、目に入るところに置いておくことで、楽しい思い出が蘇ってくる。写真を飾ると、視覚的にいい効果がたくさんあると気付きました。しかも今は、スマホで写真を撮る人が多く、なかなかプリントアウトをすることも少ないですよね。でも、写真立てをもらって、相手の“いい思い出をここに詰め込んでね”という気持ちが伝わってくることで、写真をちゃんとプリントアウトしようという気になる。どの一枚を飾ろうかと考えるのも楽しいですよね。そんなきっかけを贈れる人になりたいと思いました。そう、島崎和歌子さんからも写真立てをいただいたことがあるのですが、それに、和歌子さんの宣材写真が入っていたんです。面白いし、写真立てで人を笑わせられるんだと感動して、私も真似したいと思いました。家の一番高い場所に飾ってあることを伝えたら、「祀らないでよ! ちゃんと子どもの写真を入れて」と言っていましたけど(笑)。
まずは、写真立てが身近な存在になるよう、飾ることを前提にした写真を撮影してみてはいかがでしょう。また、毎年写真館で撮った家族写真を階段に飾るヘア&メイクさんがいるのですが、とても素敵だと思いました。そんな写真は自然と目に付く場所に飾ろうとするだろうし、写真を撮る楽しさも感じられるはず。年に1度の習慣にするのもよさそうです。
よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。
※『anan』2021年10月6日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾
(by anan編集部)