古川:葵さんとまた共演できると知ったときは嬉しかったです。
葵:ホントですか!?
古川:一回ミュージカルで長い時間ご一緒させていただいたので、安心感がありました。
葵:間合いなのかテンポ感なのか、久々にお芝居をして「ああ、こんな感じだった」と懐かしかったです。
古川:ちゃんとしていて芯が強い人という印象は変わらないですが、今回、お話しして、意外に面白いというか…ユニークなところがあるんだなと思いました。以前は作品の話ばっかりしてたので…。
葵:そう。今回は泊まりがけのロケだったから、結構みんなでプライベートな話もしましたよね。雄大さんてクールなお顔立ちだからか、人見知りなのかなと思い。共演の女性たち全員から、古川さんってどういう人なの? と聞かれましたよ。
古川:そうなの?
葵:じつは面白いことが好きで、めちゃくちゃ笑い上戸ですよね。クールな面もあるけれど、いい意味で普通の感覚を持っていらっしゃるし。
古川:僕も、葵さんはツッコミの精度がめちゃくちゃ高い方なんだなという発見がありました。
葵:現場はすごく朗らかな雰囲気でしたよね。シーン自体は殺伐としてるんですけど…「ちょっと強く叩きすぎちゃった~!」って(笑)。
古川:(真飛)聖さんを叩くシーン、すごいいい音がして女性陣がかなり盛り上がってたよね。
葵:「いいところに入っちゃったね~」とか言いながら笑ってました。
古川:この作品、見るかたにどう楽しんでもらえるんだろうって興味があるんだよね。ベースはサスペンスだけど結構笑えるところが多いし。
葵:そうですね。バチェラーが最後に誰を選ぶのかというのと、それぞれの女性たちが隠し持っている裏の顔がだいぶパンチ力があるので、そこを楽しみにしていただければ。
古川:女性たちがガッと本性を見せるところ、かなり見せ場だよね。
葵:じつはそこで言ってることって、結構まともだったりするんですよね。
古川:そう。正論なんだよね。
葵:哲也さんの返事もなるほどって思うし。…結構深い作品なのかも?
古川:この先、僕も含めてみんなの過去が鍵になってくるんだけど…。
葵:哲也さんとお父さんのシーンとか、私自身も楽しみにしています。
古川:衝撃の展開が待ってます(笑)。
『女の戦争~バチェラー殺人事件~』 結婚式当日、巨大ホテルグループの御曹司で新郎である鳴戸哲也(古川)が殺害された。その少し前、テレビの恋愛バラエティ番組にバチェラーとして出演していた彼。花嫁の座を巡り、7人の女性たち(葵ほか)の表と裏の顔が交錯する。毎週土曜23:25~テレビ東京系で放送。
ふるかわ・ゆうた 1987年7月9日生まれ、長野県出身。連続テレビ小説『エール』で注目される。8月27日より自身初のミュージカルコンサート『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 ‐collectionof musicals‐』を開催。
あおい・わかな 1998年6月30日生まれ、神奈川県出身。ドラマ、映画のほか、舞台でも活躍。近作にドラマ『年の差婚』『インフルエンス』や舞台『The PROM』などがある。
衣装協力(葵さん):YUEQI QI、mamian、SOPHIE BUHAI、CHARLOTTE LEBECK
※『anan』2021年7月28日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・根岸 豪(古川さん) 武久真理江(葵さん) ヘア&メイク・平山直樹(古川さん) 石川奈緒記(葵さん) インタビュー、文・望月リサ
(by anan編集部)