――みなさんにとって、NCTそしてNCT127とはどんなグループ、ユニットですか?
ドヨン:NCTは超大型グループなので人数も多いですし、その中でも様々なユニットがあって、いろんな魅力が詰まっています。NCT127といえば…。
ユウタ:僕たち3人でしょ!(笑)
ドヨン:ですね(笑)。ちゃんと答えると、少し大人っぽいイメージのパフォーマンスユニットです。
ジョンウ:NCT127といえば、やっぱりパフォーマンスですよね。曲自体もいいですし。それに、メンバーそれぞれ光る個性の持ち主で、そんな人たちが一つになったのがNCT127です。
ユウタ:この3人は普段から仲よしで、くだらない話から真面目な話まで、何でも話せる仲なんです。今回、ananさんにこの3人を取り上げていただいて、感謝しかないです!
――(笑)。メンバーのみなさん同士の雰囲気はどんな感じですか?
ドヨン:いたずら好きなメンバーが多くて、友だちみたいな感じです。ひとりひとりの誕生日は、必ずメンバーでお祝いするくらい仲よしなんです。
ジョンウ:仲のいい友だちでもあるし、家族みたいに近しい人たちでもありますよね。
ドヨン:それと、割とみんな年が近いので、クラスメイトみたいな感じもあります。NCTが学校で、NCT127や他のユニットはクラス。そこに性格や個性がバラバラな人たちが集まっている。
ユウタ:僕たちは、なかでも特に楽しみ上手な3人じゃないかな。
ジョンウ:ユウタさんはさっきも歌いながら撮影していたしね(笑)。仕事柄、いつでも音楽が身近にあるし、ふとした時に音楽が出てしまうんですよね。
――NCT127をずばり表すキーワードを教えてください。
ジョンウ:僕は“NEO”ですね。新しさが僕たちらしさなので。
ドヨン:僕は“挑戦”。音楽的にもパフォーマンス的にもいろんなことに挑戦しているのが、僕たちNCT127でしょ。
ユウタ:じゃあ僕は、それを全部合わせて“シナジー”にします。メンバーそれぞれ好きな音楽や個性は違うけど、そんなメンバーがステージで一つになった時のシナジー効果がすごいんです。曲でいうと「英雄;Kick It」かな。メンバー全員が「これだ!」と思った曲です。みなさんからの反応もよかったし、この曲で僕たちを知ってくれた人も多かった。
ドヨン:僕は「Limitless」。NCT127だけでなく、NCTならではの世界観が歌詞によく表現されていて、NCTって一体、何? という問いへの答えになっていると思います。
ジョンウ:僕は「gimme gimme」にします。僕たちの個性が際立つ曲だと思います。
――NCTでよかったと思うのはどんな時ですか?
ユウタ:たくさんあるけど、コンサートでいろんな国に行った時、誰かしらがその地域の言葉を話せることが多いから、わからないことがあっても聞けるし、心強いんですよね。そういうところはNCTのよさだと思います。
ドヨン:僕は個人的にNCT 2020のティーザーが出た時、すごく誇らしかった! 超大型グループにふさわしい大掛かりなティーザーだったし、NCTってこんなにすごいグループなんだ、というのを改めて実感しました。
ジョンウ:僕も、僕も! あの時は「僕はNCTの一員なんだ」ということをしっかりと再認識できて、よかったです。それに、同じNCTのメンバーであっても、他のユニットではまた違ったパフォーマンスを見せられる、というのもいいところだと思います。
――ステージにあがる上で大切にしていることは?
ジョンウ:僕はそれまで練習でやってきたことを出し切ること、練習で決めた約束事をきちんと守ること、ですね。もちろん歌もダンスも全部大切だし、音楽と一つになることも大切だけど…。
ドヨン:やっぱりグループなので、完成度の高いステージを見せるためには、あらかじめ決めた約束事を守るのは大事なんですよね。僕が大切にしているのは、エネルギー。僕たちはどんな時もエネルギーと心を込めてパフォーマンスすることを心掛けています。忙しくてコンディションがよくない日もあるけれど、だからといってステージを疎かにしてしまったら僕たちを見に来てくれた人たちに失礼ですよね。誠意なくステージに立ってはいけないと考えています。
ユウタ:そうだね! と同時に、僕は最近、どんなにいいエネルギーも、多すぎるといい形で伝わらないなと思っていて。なので、常にリラックスした状態で、遠くから自分を見ているような感覚で、冷静さを保ってステージに立つことを意識しています。僕たち、コンサートが終わった後に反省会をするんですが、全体については意見を言うけど、個人の細かいことまでは言いません。本人がやりたいこともあるだろうし、そこは本人の裁量に任されていますね。
NCT 127 NCTの派生ユニットとして2016年に活動開始。日本・韓国・アメリカ・カナダと多様な国籍のメンバー構成や、洗練された楽曲、強烈なインパクトを持つ奇抜なダンス、芸術性の高いライブが特徴。2月17日、日本で2ndミニアルバム『LOVEHOLIC』を発売。
※『anan』2021年6月2日号より。写真・SONG SIYOUNG スタイリスト・KIM YOUNGJIN ヘア・HAN SONGHEE メイク・AN SEONGEUN 取材、文・YOON SUHI
(by anan編集部)