「大きな胸をコンプレックスから自信に変えてくれたのが、トレーニング」
「以前、芸能の仕事をしていたんですが、当時から目指したい人としてずっと挙げていたのが、峰不二子だったんです。胸やヒップはしっかりと出ていて、ウエストは引き締まっている、あの“ボンキュッボン”の体は、今でも私の憧れ! 峰不二子を目標に、トレーニングを頑張っています」
トップスから溢れんばかりの柔らかそうな美乳に視線が集まることが苦痛だった時代もある。
「ゆったりしたコンサバな格好をして、胸を隠そうとしていました。なのに『流行りの服をいっぱい買って、着飾らなきゃ』と焦ってもいて…。今思えば、胸を見られないように服で覆うことで、自信のなさを補おうとしてましたね」
そんな渋谷さんに自己肯定感を与え、胸へのコンプレックスを払拭してくれたのが、トレーニング。
「トレーニングを始めて自信が持てるようになってからは、一緒にいた友達から『さっき男の人が、胸をじっと見てたよ』と告げられても、『へえ、そうなんだ』としか思わなくなりました。服にしても、バストラインがはっきりわかるTシャツを着ている自分、カッコいいなって。自己満ですけどね(笑)。でも、トレーニングは、“なりたい自分”を追う、超自己満の世界。派手と言われても、テンションが上がるブラトップを着るし、鏡に映る自分に集中していれば、周りの目なんて全く気になりません。私は、このバストも、今の自分も、愛しているから」
渋谷ゆり 1989年10月18日生まれ、東京都出身。大学時代にタレントの道に進む。2015年、芸能界を引退し、上海へ留学。中国語を身につけ、英語も話せるトリリンガルに。フィットネストレーナーの資格を有する。インスタフォロワーは116万人※。※2020年8月27日現在。
※『anan』2020年9月16日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・小松胡桃(ROI) 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)