「短い人生、無邪気にひねくれてロックンロール!」
ファッション、音楽、アート、映画とさまざまなフィールドを縦横無尽に駆け巡るYOSHIさん。
「クリエイションは、日々のルーティン。睡眠のように、やるのが必然というか。1を10にするのは努力だけど、僕は0から1にするのが一番好き。純粋に僕のパワーを感じてくれた人が、少しでも笑顔になれたり、自分も何かやってみようと思うきっかけになれたらいいな」
バラエティ番組や歌番組で彼のことを知った人も多いはず。大物芸人を前にしても物おじしない姿勢は、センセーショナルでさえあった。
「この2年間でテレビに出るようになって、みんなに『よかったじゃん』と言われるけど、まだスタート地点にも立てていない。これからです。フリーで動いていたアンダーグラウンドからオーバーグラウンドに出てからも、きっと生まれてからずっと、僕自身は何も変わってません。僕の中には、両極端な自分がいるんです。チャランポランでバカな自分と真面目な自分。パッと見、破茶滅茶でポジティブに見られるけど、中身は150%ネガティブで、争いごともできるだけ避けたいタイプ。でも、一度きりの短い人生、安定を選びたくないし、“普通”も嫌い。ツラいことが多くても、死ぬ気で夢を追いかけたい。この業界にいる以上、ランボルギーニにだって乗りたいし、目標は年収100億! これからも、無邪気にひねくれてロックンロールしていきます」
【発掘秘話】13歳の時、大物デザイナー、ヴァージル・アブローが2S写真をインスタにアップしてフォロワーが激増。一晩で「人生が変わった」。
人気バラエティ番組でも型破りな存在感を発揮!
『しゃべくり007』などに出演し、「原宿を歩いての反応が『なんかイケてるヤツ』から『YOSHIくんだ』に変わりました」。
信頼する仲間たちと’20年後半は音楽に集中。
目下、ニューアルバムを制作中。「テーマを決めず、ジャムセッションで少しずつ形にしてるところ。手応えは悪くないんで期待を!」
ヨシ 香港人の父、日本人の母を持つ。『Forbes』の「30 UNDER 30 JAPAN」の「The Arts」部門で選出される。'19年、アルバム『SEX IS LIFE』を発表。同年、映画『タロウのバカ』主演。
※『anan』2020年8月5日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・太田晴也(LIM) 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)