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一人暮らしは気持ちを上向きに!? 岡崎体育“遅めの巣立ち”を自己分析

2020.3.22
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「新生活のすすめ」です。
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この春に進学、就職で新生活をはじめる方も多いのではないでしょうか。僕も、昨年夏に晴れて実家を出て東京に引っ越して独り立ちしました。今、まさに引っ越しされるという方には関係ないかもしれませんが、引っ越しは真夏にするもんじゃないということだけは、確実にアドバイスできます。めちゃくちゃしんどかったです。

でも、独り立ちはいいものです。僕は普通の方よりかなり遅いタイミングで実家を出ました。それまでは本当に家族におんぶに抱っこで何もしないでいましたが、東京では洗濯機をまわして、洗濯物を干して、掃除をして、買い物行って、料理してというのを全部自分でやっています。人間が生きていく上で最低限必要なことを自分でやるというのは、それだけで精神的にすごくよくて、気持ちを上向きにしてくれます。

その一方で、音楽家・岡崎体育としては、生活環境が変わることはちょっと怖かったんです。実家住まいで、家族になんでもかんでもやってもらうような、ちょっとだらしない生活があったからこそ生まれた曲もある。そういう感性が失われてしまう、死んでしまうのではないかと恐れていたのですが、実際に東京に来てみると、精神的にいくら健康になっても、まあ人間の本質って変わらない。家事だって、心底めんどいと思いながらやっていますし、ダメな部分はずっとダメで、僕の考え方のベースは変わっていません。だから、独り立ちはいい選択だったと思っています。

これから新生活をされる方は、時には寂しい気持ちになることもあるのでは、と思います。家族と住んでいたときと違って、何か困ったり、驚いたり、面白いことがあってもすぐに誰かに話すことができません。そういうことで寂しさを感じるならぜひSNSを使って発信すればいい、と僕は思います。発信することはなんでもいいと思います。今日、これ買いましたとか、模様替えしたよ、とか。僕も、家電を買いに行きましたとか、電球を買いに行きますとか、けっこうつぶやいています。何も発信しなくても大丈夫な人にはもちろん、無理におすすめしませんが、自分の生活の内容をひとりで抱え込むと、時に苦しくなることもあると思います。それを“鍵垢”でもいいから吐き出すようにしておくと、寂しくて満たされない気持ちがちょっと軽くなるような気がします。

おかざきたいいく ドラマホリック!『僕はどこから』(テレビ東京系、毎週水曜24:12~)に出演中。地元・京都での“街ブラ”レギュラー番組『岡崎体育の京の観察日記』(KBS京都、第2・4土曜22:30~)も好評。

※『anan』2020年3月25日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)