滋賀発・骨太ロックバンドが爆音を奏でながらメジャーシーンを疾走!
「ウォンカはBGMとしての音楽をやるつもりはないんです。俺の中で爆発した感情を誰かと共有したい。“あなたのための一番”のロックバンドになりたくて、俺らは全身全霊で音楽を鳴らすので、体と心丸ごとで聴いてもらいたいですね」(樋口)
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アルバム冒頭を飾るリード曲「FLAG」からもバンドの決意表明とも捉えられる、熱い思いが迸る。
「メジャーデビューという黎明=始まりに、ウォンカの4人だけじゃなくて、聴いてくれるみんなと、旗をぶっさしに行きたいんです」(樋口)
フロントマンの魂から生まれる音と言葉は、メンバーたちとのアレンジを経て、より研ぎ澄まされていく。
「アルバムのラスト曲『黎』は曲自体のロマンティックな雰囲気に馴染むように引き算をして、繊細なフレーズにアレンジしました」(古澤)
「『ミッドナイトブルー』は、曲を渡された時から気に入って、自然と自分らしいドラムフレーズが出てきましたね。ストリングスも入れました。ドラム以外でもバンドに関わることができた曲です」(安田)
「『NANA』は今回のアルバムの中で一番異色。ベースがシンプルなんだけどいろいろやってるんで、楽しんでほしいですね」(黒野)
インディーズ期の‘13年に発表した「黒い街」も収録。曲名は樋口さんが住む場所に由来しているそう。
「街灯がなくて真っ暗だから。正確に言うと、黒い村なんですけど(笑)。最寄り駅は無人駅。電子マネーは人生で一度も使ったことがなくて、毎回切符で乗ってます。自分の力で生きたいんですよ」(樋口)
「うまいことまとめようとしてるだけです(笑)」(安田)
インディーズラストリリースの「ライター」を含む全13曲を収録。メジャーデビューアルバム『黎明プルメリア』【通常盤CD】¥3,000 【初回限定盤CD +DVD】¥3,890*共に税込み(ユニバーサルJ)
ウォンカドーレ 2011年結成。滋賀出身&在住の樋口侑希(Vo&Gt)、古澤徳之(Gt)、安田吉希(Dr)、黒野滉大(Ba)からなる4ピースバンド。‘13年、閃光ライオットでファイナルに選出され注目を浴びる。11/29から「旗鼓堂堂ツアー」を開催。
※『anan』2019年11月27日号より。写真・小林真梨子 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)