木工職人とショコラティエがのコラボ!? 味わいまで木の“木目チョコ”
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木目がきれいなこのチョコレート、木型で形作られているというから驚いた。チョコレートの型といえば大抵プラスチックやシリコンで、木型チョコなんて初耳。聞けばこの『DRYADES』、木製デザイン雑貨の『Hacoa』が始めたショコラトリーという。ショコラティエはパリ『ピエール・エルメ』などで研鑽を積んだ斎藤拓野シェフ。木の恵みであるカカオを通し、福井の木工職人×フランス帰りのショコラティエが起こす化学反応…想像するだけで心躍る! 木とショコラの職人が共に工夫を重ね、木目柄に彫り上げたメープル材の木型、それ自体が美しい型で抜くチョコレートはどこか温かな風合い。「〈木目のバー〉のランバーコレクションは木を食べるイメージで作りました」と斎藤シェフ。
実は味わいまで木で、木製雑貨によく使う木材から、チェリー、メープル、ウォールナット(くるみ)のフレーバーをチョコレートの中に忍ばせている。白木のメープルはブロンドチョコで、ウォールナット材の深いブラウンはダークチョコでと、木肌の色もぬかりない。チェリーの一本を齧れば、中からチェリージャムとピスタチオクランチがザクザク。果実の酸味も落ち枝を踏みしめるような食感も心地よく、木型チョコの森を散策している気分だ。
チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。
〈木目のバー〉はランバーコレクション(チェリー、メープル、ウォールナット)とボタニカルコレクション(キャラメル、パッションフルーツ、シナモンハニー)の2ライン。
各3本入り¥1,500。ほかにも木材チップでスモークしたナッツチョコや木の葉のように彫った木型タブレットなど、ウッディなチョコレートが並ぶ。
DRYADES 春日本店 東京都文京区西片1-2-8 BRICK BLOCK 1F TEL:03・6801・5625 10:00~19:00 水曜休
※『anan』2019年6月5日より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 取材、文・chico
(by anan編集部)
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