K-POPアイドルが発端となり、美しいボディラインの新キーワードとして、トレンドになっているのが「直角肩」。
「直角肩は、肩と腕のラインに丸みがなく、直角に見えるような肩を指します。鎖骨のラインがVのような形でがっしりと見えるいかり肩とは異なり、直角肩はデコルテから肩に繋がる鎖骨のラインが横一直線に伸びているため、肩まわりの骨格がキリッと浮かび上がり、スッキリと整った印象を与えます。だからどんな服も似合いやすく、小顔効果も高まります」と教えてくれたのはエイジングデザイナーの村木宏衣さん。TWICEのサナさんをはじめ、人気アイドルやモデルの影響で、直角肩が韓国で大流行し、その流れで日本でも直角肩に憧れる女性が増えている。しかし肩の形は生まれ持ったもので、なかなか変えることはできないと思うが、いまからでも直角肩を目指すことができるのだろうか。
「もちろん可能です。肩は胸鎖関節でカラダと繋がっているだけで、あとは筋肉で支えられています。だから前面の腕や肩まわりはもちろん、背面の肩甲骨まわりまで、肩に繋がる360度全方位の筋肉をしなやかに動かせるようになると、自然と直角肩になっていくと思います。そのためには普段の姿勢を正しくしなければなりません。巻き肩や猫背で肩が内側に入った状態はダメ。特に首から肩や背中の上部に繋がる僧帽筋は硬く縮こまりがちなので、ここをケアしてあげるといいでしょう。おすすめなのが『YとWのトレーニング』。バンザイするように両手を広げてYを作り、お腹に力を入れながら腕を下ろしひじを曲げてWを作ります。これを行うと肩まわりに柔軟性が生まれます。また肩が内側に入り込んでしまい腕がねじれている方が多いので、『壁ドンのトレーニング』も有効。腕を真っすぐに前に伸ばし壁につけて、壁ドンをしながら腋の下を覗き込むようにすると、前鋸筋が刺激され、腕のねじれが解消されます。直角肩になりたいなら、ぜひ今日からやってみてください」
PROFILE プロフィール
村木宏衣
エイジングデザイナー。ボディメイキングなど、女性の様々な悩みに対して、問題の根本に働きかける「村木式整筋」メソッドを確立。『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)など著書多数。