
みんなの価値観はどう変化してる? 25~39歳の女性300人、男性100人を対象にアンケートを行い、セックス事情を調査! 2人の専門家が分析します。
Index
Q、現在、セックスもしくはスキンシップをするパートナーはいますか?
男性:YES…64%、女性:YES…66%
Q、セックスの経験があり、現在パートナーがいるまたは過去にパートナーがいたと答えた、女性196人、男性58人に聞きました。そのパートナーとの関係性は?
男性:恋人…78%、女性:恋人…75%
Q、セックスの経験があり、現在パートナーがいるまたは過去にパートナーがいたと答えた、女性196人、男性58人に聞きました。パートナーとはどこで知り合いましたか?
【取引先など仕事関係】男性…5人、女性…22人
【会社】男性…10人、女性…42人
【学校】男性…14人、女性…31人
【友達】男性…15人、女性…32人
【趣味のコミュニティ】男性…10人、女性…17人
【SNS】男性…10人、女性…8人
【マッチングアプリ】男性…9人、女性…45人
【ナンパ】男性…3人、女性…5人
Q、恋人探しやセックスパートナー探しの目的で、マッチングアプリを使ったことがありますか?
男性:YES…34%、女性:YES…28%
Q、セックスの経験がある女性234人、男性66人に聞きました。ワンナイトの経験がありますか?
※ワンナイト=初めて会った人とその日のうちにセックスし、その後に連絡などをとらないこと
男性:YES…46%、女性:YES…35%
Q、セックスの経験がある女性234人、男性66人に聞きました。同時期に2人以上の異なる人と性的関係を持ったことがありますか?
男性:YES…33%、女性:YES…29%
パートナーとの関係の築き方も多様化。アプリで出会う人が増加中!
[セックスやスキンシップをするパートナーがいる]という男女のうち、相手との関係性が[恋人]と答えたのは男女ともに80%弱。それ以外は、セックスやスキンシップだけをする関係の相手がいるということに。
「セックスパートナーや性欲を満たすためのワンナイトの相手探しにマッチングアプリを使う人は、2020年頃には大学生で10%程度だったので、確実に増えています。また[同時期に2人以上の異なる人と性的関係を持ったことがある]人が男女ともに3割いるという結果を考慮しても、コロナ禍の自粛モードがようやく明けて、活発性が戻ってきたイメージです」(社会学者・高橋幸さん)
「マッチングアプリという選択肢は広がっているようですが、その場限りでも“同意”や“安心感”はとても大切。体だけ満たすのではなく心が置いてきぼりにならないよう、自分を大切にする選択をしてほしい」(パレットーク編集長・合田文さん)
Profile
合田 文
株式会社TIEWA代表。クリエイティブで社会課題と企業課題の交差点になるようなコンサルティングを行う傍ら、ジェンダーやダイバーシティについて漫画でわかるメディア「パレットーク」編集長を務める。
高橋 幸
石巻専修大学人間学部准教授。専門はジェンダー理論、社会学理論。主著に『フェミニズムはもういらない、と彼女は言うけれど』(晃洋書房)、共編著に『恋愛社会学』(ナカニシヤ出版)など。
イラスト・カタユキコ 取材、文・成田リナ
anan 2458号(2025年8月6日発売)より
MAGAZINE マガジン

No.2458掲載
愛とSEX
2025年08月06日発売
平成景気のさなかの 1989 年。「女性ファッション誌」として、当時の女性の目線での SEX を特集。そのセンセーショナルな内容は、表紙を飾った金子國義さんのファッショナブルなイラストレーションと共に圧倒的支持を得ました。メンタル、フィジカル、メディカル、さまざまな視点から、愛と SEX をテーマに、時代の気分や社会状況なども反映させて特集してきました。現在も年間 50 冊以上の特集を刊行するanan の中で、一年を通じて最大部数を誇る名物企画。毎年、表紙とグラビアにご登場いただく方は、社会現象ともいうべき話題に。愛のある幸せな「SEX」を、年に 1 度、特集し続けています。