結婚適齢期を迎えようとしているのに、一向に“好きな人ができない”女性たち。その原因を、働く女性のためのコンサルティング会社「ジョヤンテ」代表の川崎貴子さんと、「はぴきゃりアカデミー」代表の金沢悦子さんが解明します。
女友達の前では自然なのに…。抑えられない、オンナの自意識。
同性の前ではとてもフランクに接することができるのに、ひとたび男性を前にすると急に臆病な態度になったり、逆に強がって好戦的になってしまったり…。自分では「こんなはずじゃないのに!」と地団太を踏みながらも異性の前でひたすら空回りしてしまうのは、過剰な自意識のせい。
「どちらの場合も、“性別を意識しすぎている”ことがズバリ原因と考えられます。ただ、よく考えてみてください。人として礼儀を尽くして対峙してくれている相手を、“男という生き物”として見なすのは失礼なことではありませんか? あまり過剰に意識せず、“男も女もみんな人間”という感覚でいたほうが、豊かに生きられるというものです」(川崎さん)
「この問題は『慣れよ!』と言うほかありません(笑)。程度の差こそあれ、異性の前で調子が狂うのはみんな同じ。まずは男友達をつくるつもりで、1000本ノックにトライしてみては」(金沢さん)
そんなあなたは、“まずは友達になれるか、で判断して”。
【乙女男子と仲良くなる】“乙女男子”とは、女性的な感覚を持った、女子力の高い男性のこと。まずはこうした男性と友達になって、異性の存在に慣れることからスタート。
【人として接する】異性としての過剰な意識は相手に失礼。まずは親友を選ぶ気持ちで、相手の尊敬できる点を探してみよう。
反面教師がこじれて大問題! 世にも恐ろしい“元カレ”の呪縛。
過去に恋愛で辛い経験をすると、「私に見る目がなかった…」と誰もが思ってしまうもの。実は、そのことが今の新しい恋愛を阻む障害になっている可能性も大。
「元カレの嫌だったところや別れの原因を必要以上に引きずってしまうと、そのトラウマを克服したいがために違うタイプの相手を選んでしまう傾向が。すると、自分が本当に必要としている恋愛とはどんどんかけ離れていってしまいます。過去のトラウマから学んでいいのは、“不倫は二度としない”ということくらい。元カレに傷つけられた気持ちは自分で消化するしかないのです」(川崎さん)
「一般的に、女性は自分の成功を“他人のおかげ”と思う半面、失敗を自分のせいにする傾向が強く、これをインポスター症候群といいます。過去の失敗から学ぶことは大切ですが、自分自身を責めすぎることはないのです。失敗も勉強のうちと思って、しっかり前を向きましょう」(金沢さん)
もし、元カレの呪縛に囚われているなら、“過去の克服と新しい一歩への準備運動を”。
【元カレとの恋愛は“交通事故”と思う】傷ついた過去もすべてタイミングと相性のせい。そう思えば少しは心も軽くなる?
【本当の理想を5つ書き出してみる】過去の経験に囚われない、100%自分主軸の理想のタイプをリスト化。意識的に読み上げるようにして、自分の心に刷り込みを。