【HOW TO TEST】
Q1~3の、3つのミニテストにトライしてください。あなたにぴったりの「頑張り方」が3パターンの結果でわかります。心理テスト研究家・津田秀樹さんが教えてくれました。
Q、下のイラストを見て、気になるものに自由に○をつけてください。
→自然のものと人工のもの、あなたが○をつけたのはどちらのほうが多かった?
自然のものが多いあなたは…好きなことを極めるタイプ。
理解の及ばないものを追求する“情熱と喜び”が鍵。
【自然のもの=人間が作ったのではないもの】に惹かれるあなたは、完全には理解しきれないもの、どこまでも追い求め続けられるものに対して情熱を感じます。好きなことというのは、少し理解が進むとさらに新しい謎が増え、一歩先に進むとさらに目標が遠いことに気づかされるもの。しかし、それこそが、物事を極める喜びで、あなたの心を震わせます。人から与えられた好きでもない課題では、そこまで真剣に取り組めません。好きなことの中でも、さらにひとつに絞り、集中できる環境作りができれば、さらなる強みを手にできます。
人工のものが多いあなたは…与えられた課題に取り組むタイプ
目標を達成するために自分の力を注ぐことが自信に。
【人工のもの=人間が作ったもの】に惹かれるあなたは、頑張れば理解できること、努力すれば到達できる目標に興味が。そういう理解や到達を積み重ねていくことが自信となり、喜びとなります。「今の自分なら十分にできそうな課題」と「できるかどうか、確率は半々の課題」があったら、後者を選ぶようにすると、能力を高めることができます。「とても無理なこと」は選ばないようにしましょう。それから、「自分にご褒美」も有効です。ただし、ご褒美慣れしないよう、ひとつの目標に到達するとか、大きな区切りのときだけにしましょう。
Q、次の4つの絵を、自分の思うとおりに、並べ替えてください。
【a】
【b】
【c】
【d】
→絵の背景を気にして季節の順番に並べましたか?
季節の順に並べたあなたは…長期決戦タイプ
長い時間の流れを意識し計画を立てることが得意。
4つの絵の背景は四季になっていました。その季節の流れを意識して並べたあなたは、大きな時間の流れというものを重視するタイプです。長期的な計画を立てて、それを実行に移していくことに向いています。ちゃんと物事の手順を踏んで、無茶なことはしないので、周りからの理解が得られやすいでしょう。ただ、ともすればのんびりしすぎてなかなか目標に近づけないということにも。長期計画の中に、細かい到達点をいくつも設定するといいでしょう。そうすると、達成度合いがわかりやすく、自分も周囲の人たちも安心できます。
背景の季節に関係なく並べたあなたは…短期集中タイプ
タイミングとチャンスを逃さない、瞬発力の持ち主。
背景を彩る季節の流れを気にせず、ストーリーを組み立てて並べたあなたは、短いスパンで物事を考えるタイプ。手順を踏むことより、今がベストタイミングとみたら、チャンスを逃さないために、スピード勝負に出るほうです。ただ、ともすれば、スピードはあるけれども、ミスが多いということにもなりがち。短期決戦で成功するためには、勝負の期間中は、とにかくそのことだけに集中して、あえて気分転換はしないことです。そうやって限界まで考え続けていると、あるときふっと素晴らしい案を思いつくことができます。
Q、自分が言いそうだなと思うセリフに、すべて○をつけてください。
【右のセリフ】
・自分のことは自分が一番よくわかってるでしょ。
・急な予定変更は苦手。
・今、話をする気分じゃない。
・なぜか私の周りの人は良い人ばかりなんだよね。
・恋人なんていなくても平気。
【左のセリフ】
・私って惚れっぽいのかもしれない。
・あなたにダメ出しばかりする人の言うことなんか、無視していいよ。
・若いうちにいろんな経験をしたいの。
・話があるなら、いつでも相談して。
・いろんな人がいるからね~。
→右のセリフと左のセリフとどちらのほうに多く○をしましたか?
右のほうが多い、もしくは同数だったあなたは…個人戦タイプ
自分の主張を大切にすることで活躍できる、ソロプレーヤー。
右のほうのセリフは“私的自己意識”と呼ばれる心理を持つ人がよく口にしがちなこと。あなたは、「人がどう思うか」よりも「自分がどう思うか」を大事にするタイプということです。そのため、団体戦よりも個人戦のほうが輝けるでしょう。とはいえ、個人戦で結果を出すためにも、人との関わり方が重要です。自分の主張がはっきりしているあなたが先に口を開くと、相手は自分の意見が言えなくなってしまうことも。まずは相手に先に言いたいことを言ってもらうようにしましょう。聞いてもらえれば満足する人も多いものです。
左のほうが多いあなたは…団体戦タイプ
周囲を重んじる心が協調性を生み、良い結果へ。
左のほうのセリフは“公的自己意識”と呼ばれる心理を持つ人がよく口にしがちなこと。あなたは、「自分がどう思うか」よりも「人がどう思うか」を大事にするタイプということです。人と協調してやっていこうとするため、個人戦よりも団体戦のほうが向いています。そんなあなたが団体戦でさらに結果を出すためには、じつは「自分がどう思うか」をもう少し発言することが大切です。自分の意見は引っ込めて相手に同調してしまいがちですが、お互いに意見を言い合いながら調整をすることによって、あなたの力はより発揮されます。
津田秀樹さん 心理テスト研究家。精神科医・西村鋭介氏との共著『精神科医や心理カウンセラーも使っている 傷つかない&傷つけない会話術』(小社刊)など著書多数。
※『anan』2022年2月2日号より。テスト作成・津田秀樹 イラスト・宮下 和
(by anan編集部)