インテリアも季節に合わせて大胆にチェンジしたい! そこで便利なのがテキスタイルアイテム。実際にイケアのスタッフが住むお部屋を、カーテンやラグなどを使って大きく模様替えします!
布を使った模様替えなら簡単でリーズナブル!
「洋服は季節で衣替えをしますが、インテリアは四季を通して同じように過ごす人も多いですよね。でも部屋の雰囲気も、季節に合わせて変化をつけると、家で過ごす時間がもっと楽しくなりますよ」
と語るのは、イケアのインテリアデザイナー・竹川倫恵子さん。とはいえアンアン世代は、予算がふんだんにあるわけでもなく…。
「大丈夫! テキスタイルアイテムを変えるだけで、イメージを大きく変えることができます。テキスタイルアイテムは、部屋の中で面積的にかなりな部分を占めているので、その色や柄、素材を変えると、部屋全体の印象が大きく変わります。そして価格もリーズナブル。最も手軽な方法です」
ということで竹川さんのアイデアで、イケアにお勤めの金セロムさんのお部屋を、テキスタイルアイテムを用いて大改造。床のラグ、壁のカーテン、そしてベッドまわりのテキスタイルを変えると、一気に秋な雰囲気に!
「あたたかい雰囲気になって大満足です。早く友達を呼んで、この部屋を見せたい!」(金さん)
\柄物の布使いが上手くなりたい!/
●模様替えした方
金セロムさん
美大卒業後、イケアに入社。インテリアデザイナーとして働く。住んでいる部屋は6.9畳の1K。窓が大きくて心地いい空間。「つい無地のアイテムを買ってしまうので、柄物にチャレンジしたい!」
tips1:テキスタイルで“大きな面”を変えると、部屋の印象がガラッと一新。
【before】
カーテンやラグを変え、一気に秋の装いに。
部屋全体を見た場合、カーテン、ラグ、布団カバーといった面積の広い部分の布を変えることで、見え方に大きな変化が。
「家具にほとんど変化はありませんが、テキスタイルアイテムを変えるだけで、白や青がベースの爽やかで夏っぽかった部屋が、秋の雰囲気に変わりました」(竹川さん)
柄物が苦手と言っていた金さんも大満足。
「居心地の良さがアップした気が! 秋の夜、部屋で過ごすのが楽しみ」(金さん)
tips2:秋冬に向けて、メインカラーを重めの色みにチェンジ。
【before】
カーテンは紺色と白、2つの柄物をチョイス。
窓には2種類の柄物のカーテンを。オリジナルテキスタイルを必要な分だけ購入し、縫い合わせ、パーツをつければ完成する簡単さ。オーダーもできるが、自作も可能。
「ベースの紺色で秋っぽい重さを出しつつ、白い柄で爽やかさもプラス。パネルカーテンはヒダがないぶんスッキリ見えます。夜、電気を点けても透けないよう、布を2重に。外からも柄が見えます」(竹川さん)
【before】
→【after】
白い家具も、秋色テキスタイルで衣替え。
清々しい印象の白いテーブルは、ベージュのテーブルクロスを使い、季節感をアップ。
「テーブルクロスは、敷いてみると意外と存在感が出るので、模様替えをしたいときには、とても効果的なアイテムです。ラグやカーテンのように常に定位置に置くものではなく、使ったり使わなかったりもできるので、模様替えの第一歩として、とてもおすすめです」(竹川さん)
tips3:あれこれいろんな素材のアイテムを揃え、ムードを変えよう。
【before】
→【after】
異素材合わせのコツは、色みを揃えること。
ついつい素材を揃えがちですが、おしゃれな部屋を目指すなら、異素材合わせに挑戦を。
「異なる素材が集まると、手触り、見た目などに変化が出て、部屋が楽しい雰囲気に。まとまりを出すには、どこかに同じ色、あるいは呼び合うような色みを持たせること。今回はラグの色をベースに、クッションやベッドカバー、カーテンの色などを選びました」(竹川さん)
【before】
ワンコインから揃うクッションカバーで冒険を。
くつろぐときのお供として、また友達が来たときには座布団代わりにも使えるクッション。イケアなら、様々なテキスタイルのカバーが揃う上、いずれも超リーズナブル! 季節ごとにカバーをチェンジしても、お財布に優しいのが嬉しいところ。
「手触りのいいビロード風、サラッとしたコットン、織りに特徴があるタイプなど、いくつか並べるのがおすすめ」(竹川さん)
もっと素敵なお部屋にするには? コーディネートのアイデア・5つ
今回模様替えしたお部屋には、さらにこんなアイデアが盛り込まれています。
そのアイデアを活かすために使いたいイケアの素敵アイテムとともに、ご紹介。
idea1:ラグの重ね使いで、お部屋に遊び心をプラス。
「特に秋冬は、朝ベッドから出たときに、床のままだと肌寒い。あたたかみのあるラグを使うと、物理的にも足が冷たくない。ただ、1枚敷くだけではフラットな印象になってしまうので、異素材や形違いのラグを重ねて、変化を持たせるスタイルがおすすめ。使わないときはくるっと丸めればコンパクトに収納もできます」(竹川さん)
idea2:バラバラのクッションを合わせる技でリズムを出す。
「クッションは、部屋に抑揚を生むアイテムです。元々形やサイズ感が近いので、色や柄、素材が異なっていてもそんなに違和感は出ないもの。だからこそ違うものを揃えて、遊び心を出しましょう。選び方のコツは、部屋のキーカラーに合いそうな色みを揃えること。するとバラバラでも、なんとなくまとまります」(竹川さん)
idea3:クロス、ランナー。その日の気分でテーブルを演出。
「最も気軽に、布アイテムを使った演出を楽しめる場所はテーブル。テーブルクロスはもちろん、テーブルの中央に敷くランナーや、ランチョンマット、コースターなど、いろんな柄や色のアイテムを揃えておけば、友達が来たときにはパーティ仕様に変えたりなど、日々違うテーブルコーディネートが楽しめます」(竹川さん)
idea4:ベッドにスローを敷いて、あたたかい雰囲気を作る。
「スローとは、靴を履いたまま寝転ぶ習慣がある欧米で、ベッドが汚れないように、足元にかける布のこと。日本では靴のままゴロン…ということはないですが、スローをかけることでベッドに色のレイヤーができ、おしゃれな雰囲気に。布が重なることで、あたたかさも加わるので秋冬にはもってこい」(竹川さん)
idea5:壁にテキスタイルを飾り、統一感を出す。
「欧米ではおなじみの、壁にアートを飾る演出法。ただ慣れない人にとってはハードルが高いもの。でも、例えばカーテンと揃いの生地なら、トライしやすいのでは。しかも部屋に統一感も生まれます。金さんの部屋では、キャンバスに生地を貼ったものを飾りましたが、フォトフレームなどに入れて飾るのが簡単です」(竹川さん)
今回のお部屋チェンジに使ったテキスタイル・アイテムは?
さて、金さんのお部屋を変えるのに使ったアイテムを、改めてご紹介。
たったこれだけの品数&プライスで、季節の模様替えが完成なんて、びっくり!
curtain & textile artカーテン&テキスタイル アート
table clothテーブルクロス
rugラグ
cushion coverクッションカバー
throwひざ掛け
quilt cover & pillowcase布団カバー&枕カバー
<price>
■カーテン(布地2枚〈各2.1m分〉、テープ2個、フック含む)…¥4,133(合計)
■テキスタイル アート(布地0.6m分)…¥480(合計)
■ラグ×2枚…¥43,989(合計)
■クッションカバー×7枚…¥6,493(合計)
■ひざ掛け…¥3,999(合計)
■布団&枕カバー…¥7,999(合計)
■テーブルクロス…¥1,899(合計)
total ¥68,992
価格はすべて税込みです。
問い合わせ先・IKEA
http://www.ikea.com/jp/ja/