【かき氷】塩分と清涼感がキーワード
「かき氷を食べることで水分の補給ができ、例えば塩分を少し含むあんこなどをのせて食べれば、塩分を補う手助けにもなる。気温が急上昇する時間帯や蒸し暑い夜に、カップ1杯程度(溶けたときに200mlくらい)のかき氷をこまめに食べるのが、夏にはいいでしょう。口の中でゆっくり氷を溶かすと、頭痛が起きません」
と言うのは、日本かき氷協会の代表・小池隆介さん。ということで、ご家庭で作れる夏のカラダ向きレシピを聞きました。
【小池さん考案】おうちで作ろう、夏のカラダに優しいレシピ
小豆白玉
作り方:和菓子屋さんなどで売られているあんこを用意する。氷を削りあんこを混ぜ込み器に盛り、白玉をトッピング。
「食欲がないときでも、あんこを食べれば栄養&塩分が摂取できる。削った氷にあんこを混ぜて、冷凍庫に入れて冷やし固めると、ちょうどいい硬さになります」
キウイとレモン
作り方:キウイは皮をむき、フォークなどで潰すか、包丁で細かく切る。キウイの分量の約1/4量の砂糖と、レモン汁、塩少々とキウイを混ぜてキウイ蜜を作る。氷を削って器に盛り、キウイ蜜をかけ、カットしたレモンを飾る。
「キウイとレモンの酸味が熱いカラダに心地よい! キウイ蜜は、作ったあと一度冷蔵庫で冷たくなるまで冷やすとおいしさが倍増。グリーンとイエローの見た目も、涼しげな感じです」
カルピスと塩スイカ
作り方:スイカは食べやすくサイコロ状に切りタネを取る。氷を削って器に盛りカルピス(原液)をかけ、スイカを飾り、削った岩塩を適量ふりかける。
「カルピスとスイカの甘さに、岩塩の塩気がいいアクセントとなるかき氷。ゴロッと入ったスイカは食べごたえも満点。白と赤の色みがキュート」
こいけ・りゅうすけ 一般社団法人日本かき氷協会代表。かき氷好きのためのかき氷のポータルサイト「かきごおりすと」の運営も。著書に『日本の美しいかき氷』(旭屋出版)が。
※『anan』2024年7月3日号より。イラスト・Taira Kaede
(by anan編集部)