
『アルノー・ラエール』の路面店が日本に! このニュースにお菓子好きたちは色めき立った。これまで日本では限られた期間にチョコレートなどしか買えず、パリの店に通う日本人も少なくなかったのだ。これほどファンを惹きつけるのは唯一無二の美味しさゆえ。定番のエクレアやミルフィーユでさえひと味違う。「ミルフォイユ キャラメル」なら2種のキャラメルクリームとキャラメルシャンティを重ね、果てしなく味わい深い。ザクザクのパイは発酵バターのミルキーさと焼きの香ばしさに溢れている。「少し焼き加減が違えばこうならない。丁寧な仕事を繰り返して特別なものになるのです」とアルノーさん。
「カラカス」もそう。シャンティ、ガナッシュ、プラリネとショコラ尽くしだが、パーツごとにクーベルチュールを細やかにブレンドして使い分け、ショコラの奥行きをどっぷり楽しませる。濃密ながら、プラリネやサブレの軽快な食感や心地よい塩気で、不思議なほどするする食べ進んでしまう。
「私にとっては建築の感覚。全てを口にした時の食感と味、香りのハーモニーを見つけるのが仕事。だから毎日新作のアイデアは浮かぶけど、完成まで半年~1年かかるんです」。ひたむきな匠の味にこれからは広尾で会えるとは、なんという幸せ!
生菓子はパリとほぼ同じラインナップ。右から、ミルフォイユ キャラメル¥650、フロマージュ アグリューム¥630、カラカス¥690(すべて税込み)。「フロマージュ~」はムースとベイクド、2種のチーズケーキにきゅんと甘酸っぱいパッションフルーツと柑橘を重ねて、清々しく。
チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。
※『anan』2018年3月14日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 取材、文・chico
(by anan編集部)
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