いよいよ4年に一度の大舞台、冬季オリンピックがミラノ・コルティナで始まる。
第一人者たちの集大成となる舞台は見逃せない!
今回のミラノ・コルティナ大会は特別な意味を持つ。今後競技生活を続ける、続けないを問わず、日本を長年にわたって牽引してきた各競技のトップアスリートたちの、集大成の場といえる舞台となるからだ。
スノーボード・ハーフパイプの平野歩夢は4度目の冬季オリンピックとなる。前回の北京大会でついに金メダルを獲得した平野は、その後も挑戦心は変わることなく、自らの進化を期して進んできた。ミラノ・コルティナ大会へ向けて、新たな技の習得に取り組んでいるという。成否はその証明となり、連覇の鍵を握る。
フィギュアスケートの坂本花織は今シーズンでの引退を表明しており、3度目の出場となる今回が最後のオリンピックになる。北京で銅メダルを獲得したあと、時間をかけて総合力を高め、世界選手権3連覇など、押しも押されもせぬ世界のトップスケーターとなった。そのゴールとして、ミラノ・コルティナ大会がある。
北京で銅メダルを獲得したモーグルの堀島行真は、今大会に悲願の金メダルを懸ける。北京後、充実した練習環境を求め、ノルウェーに拠点を移した。ミラノ・コルティナへの時差対策もそこに含まれるが、金メダルへの思いの強さを物語る。今シーズンはここまで好調で、ワールドカップ総合1位の成績で3度目のオリンピックに臨む。
オリンピック出場は4度目、スピードスケートのまぎれもない日本のエース、髙木美帆にとっても、まだ手にしていない果実を得るための舞台だ。平昌、北京の2つのオリンピックで合わせて金2、銀4、銅1のメダルを獲得している。ただ、最もこだわりの強い1500mでの金メダルはまだない。それを手にするために、大勝負に挑む。
カーリング女子日本代表「フォルティウス」は、日本カーリング界で有力チームとしての位置を築きながら、何度も日本代表決定戦ではね返されてきた。だが今回ついにその壁を打ち破り、オリンピックへの切符を手にした。目標とするのは金メダル。長年の思いをぶつけ、夢を現実とするべく、大舞台を見据える。
ここに紹介した選手やチームのみならず、誰もが数年単位の時間をかけて練習に取り組んで自身を高め、代表をつかみとった。
その成果を披露して目標にたどり着けるか、選手たちの活躍に期待したい。
スノーボード ハーフパイプ

平野歩夢 東京2020オリンピックのスケートボードに出場したことで話題に。その後、再びスノーボードに戻り活躍。
フィギュアスケート

坂本花織 2022年から世界選手権で3連覇するなど輝かしい実績を積み重ねてきた。団体戦でも主軸として期待される。
スキー フリースタイル/モーグル

堀島行真 北京大会後、同じくモーグルに出場した住吉輝紗良と結婚。そのサポートも得ながら競技に打ち込んでいる。
スピードスケート

髙木美帆 世界記録を持つ1500mのほか3~4種目に出場予定。どの種目でも表彰台に上がる地力を備えている。
カーリング

フォルティウス 2010年バンクーバー以来の出場となる近江谷杏菜、2014年ソチ以来の小野寺佳歩、5度目の挑戦で初出場の吉村紗也香と経歴は多彩。
information
第25回オリンピック冬季競技大会開催(2026/ミラノ・コルティナ)
日程:2月6日(金)~22日(日)
開催地:イタリア ミラノ、コルティナ・ダンペッツォ
NHK総合・Eテレほかで放送、NHK ONEほかで配信予定
anan 2482号(2026年2月4日発売)より



















