
左から、本多大夢さん、浜川路己さん 本誌(anan2459号)に載せきれなかったカットをお届け!
オーディション番組の最終候補生となり、話題を集めた浜川路己さんと本多大夢さんによるユニット・ROIROMがananに初登場。仕事も、夢も、お互いへのリスペクトも…。さまざまな想いをシェアし、共に歩み出した二人が決してゆらぐことのない、強い絆で結ばれた理由とは?
―― まずは、自己紹介を兼ねてキャッチフレーズを作ってください。
ROI(以下R) 末っ子気質で、年上の方につい甘えちゃうんです。特にHIROMUくんは異常なほど優しいお兄ちゃん! 「コーヒー飲みたいな」ってボソッと言うと買ってきてくれるんです。あと東京に来ると「日本語喋れる?」って聞かれるんですよね。
HIROMU(以下H) イントネーションが独特だからね。
R そう。なので“末っ子留学生”でお願いします!
H 僕は“強運ポジティブ男”でお願いします。
R ポジティブ!? 真面目すぎて振り付けを間違えると「終わった…」みたいな顔で目の焦点合わなくなるから、ちょっと違くない?
H じゃあただの“強運男”で(笑)。人の巡り合わせに関しては、本当にそう思う。一番の強運は、両親の間に生まれたこと。うちは二人の誕生日が2日違いで、今年は僕が豚バラと椎茸を味噌と柚子胡椒で炒めたものや、なすとささみの揚げ浸しを作って祝ったよ。
R すご~い!! 僕も両親にはすごく支えられているなって。しんどくてもう無理っていう時も「父さんと母さんがいてくれてる」って思うと踏ん張れる!
―― お互いにどんな存在ですか。
H “相方”ですね。昔は気を使っていたし、一人のほうがラクだと思うこともありましたけど、最近はこのワードがナチュラルに出るんですよ。それって、互いを信頼しているからなんだろうなって。
R 僕にとってのHIROMUくんは先輩であり、お兄ちゃん、友達でもあるんですけど“相棒”という表現がしっくりきます。二人三脚で歩いていく感じがして。
―― 特集にちなみ“シェアライフ”と聞いて、想像することは?
H みんなで一緒にステップアップして進んでいくイメージ。今の僕とROIにぴったりの言葉です。
R SNSによって、好きなことが同じ人や目的を共にする仲間を見つけてコミュニケーションがしやすくなりましたよね。そこで楽しいことも悩みも分かち合えて、社会の仕組みそのものが“シェアライフ”になっているのかなって。
H すごいじゃん! 僕らもSNSには毎日目を通しているんですけど、みなさんからいただくメッセージのおかげで頑張れていて、日々の励みになっているよね。
R まだ直接お会いしたことがないこともあって、SNSに届くメッセージから応援してくださる方の存在を感じることができてありがたいですね。僕の写真を持ってカフェで過ごしている投稿を見ると「僕とで楽しい…!?」ってちょっと心配になるけど(笑)。
―― シェアといえば、中国のオーディション番組で、約9か月共同生活をしていました。ルームシェアをしたからこそ知った一面は?
H ROIはどんなに天気が悪くても、必ず窓を開けて換気をしたがるんです。見てない時にこっそり閉めていました(笑)。
R HIROMUくんが夜中に起きてわざわざ閉めて、また僕が開けるという窓を巡る攻防があった(笑)。またルームシェアをしても、換気だけは譲らないですよ!
H わかった、わかった(笑)。
R HIROMUくんは寝間着もオシャレ。タンクトップにトレーニングズボンなのに様になってた。
H いつでも自分が気に入った格好でいたいんだよね。部屋着でコンビニも行けないタイプ。
R 僕は中学校のジャージでも、全然行けちゃう(笑)。
―― 喧嘩をしたことは?
H 中国で無言の時間があったよね。半日しか続かなかったけど。
R あの頃の僕は中二病で“怒ってます”アピールしちゃって…。HIROMUくんが優しく話し掛けてくれても「え?」みたいな…。本当はめっちゃ救われてました。
H そうだったんだ。今まで知らなかった! ROIは当時、結構尖ってたもんね(笑)。
R バッキバキに(笑)。
H すっかり大人になって。まるで、別人のよう。
R 本当ですか!? イェーイ!
―― 中国での出会いから今に至るまで、運命を感じた瞬間は?
R HIROMUくんとの関係は驚きの連続で。日本でのオーディション番組に出ることをお互い知らなかったんですよ。会場が同じになった3次でHIROMUくんがいるから「え~!」、番組が終わって同じところでお世話になることになってまた「え~!」、一緒に活動することにまたまた「え~!」、これは運命なのですか?
H 運命だね。
R 運命認定、いただきました!
―― そんな運命の二人が組むと決まるまでの心境は?
R 何事も挑戦するとなったら不安はあると思うんです。人間関係を含めて上手くいかない経験もしてきたので、これから僕の人生どうなるのかなって考えたりもしました。でも、HIROMUくんと組むとなってハッピー! 二人でどうしていくべきかという考えにすぐシフトしました。
H あのオーディションはたくさんの方に見ていただいたので、終わってからも「一人じゃないんだ」という安心感が僕にはありました。なので、今後の不安みたいなものはなくて。応援してくれるファンのみなさんのおかげですね。
―― きっと二人での活動ならではの難しさゆえに、ぶつかることもあるのではと想像しますが…。
R クリエイティブでのディスカッションでぶつかることは、むしろいいと思うんですよ。
H 切磋琢磨していけるからね。
R 大事なのは伝え方。言葉がチクチクすると、本当に届けたい想いは届かなかったりするけど、HIROMUくんは優しさに包んで気持ちをデリバリーしてくれるので、幸せな関係でいられている。
H デリバリー(笑)。距離感も大事になってくるよね。無理に話そうとすることもなく、イヤホンつけて各々が好きな音楽を聴いたりして、すでにいい感じじゃない?
R そもそも二人の波長が合うから、話していてもいなくても、居心地がいいです。
H 話さなくても一緒にいられるって、無駄に気を使っていないってことだよね。それでも、二人で活動していれば、いろんな時期が来るんだろうなという心構えはできています。
R その時はその時で!
H やり合おう(笑)。
R でも、リスペクトし合う二人だから、絶対に大丈夫!
H 大丈夫だよ。
―― 目標を教えてください。
R ゆくゆくはスタジアムという想いもありますが、ひとつ明確なところで武道館。この会場を挙げると不思議がられることもあるんですけど、ビートルズが立った場所ということにロマンを感じます。
H だんだんとステップアップしていきたいよね。
R 僕ら二人、スタッフのみなさん、応援してくださる方々と一緒に、全力で駆け上がっていこう!
―― ファンの方への想いは?
R 応援してくださるみなさんがいるからこそ頑張れているので、シンプルに“ありがとう”を伝えたいです。僕のために時間を割いて推してくださっているのが本当に、本当に嬉しくて。みなさんが僕の心の支えであり、お守りです。
H とにかくみなさんにお会いしたいです。正直、たくさんの方に応援していただけている実感がまだなくて。直接お礼を伝えることができる場で、初めて実感できるのだと思います。そんな日が少しでも早く来ますように。
きれいは、みんなで進んでく。ROIROMが見つけた新しい“自分らしさ”
ROIROM meets MAQuillAGE

その美貌とキャラクター、そして何より関係性で人気を集めるROIROMのふたり。自分では気づかないチャームを引き出すべく、お互いがメイクをプロデュース! きれいと夢を前に進めるふたりのお守りコスメ、マキアージュについても語ります。
PR・マキアージュ
Profile
浜川路己
はまがわ・ろい 2006年1月3日生まれ、沖縄県出身。華やかなダンスで魅了。香水にこだわる。
本多大夢
ほんだ・ひろむ 2000年7月10日生まれ、神奈川県出身。美声が武器。作詞・作曲も手掛ける。
ROIROM
ロイロム オーディション番組で最終審査まで残り、注目を浴びた二人によるユニット。結成直後から多くの雑誌の表紙を飾るなど、大きな話題に。公式Instagramは@roirom_official
本多さん・ジャケット¥95,700(リトルビッグ info@littlebig-tokyo.com) イヤーカフ¥1,980(シースキー) ゴールドのネックレス(上)¥2,640(アプロ) ゴールドのネックレス(中)¥3,080(デイジールイス) ゴールドのネックレス(下)¥15,000(ミーナジェムス) パールネックレス(上)¥12,100 右手のバングル¥24,200 左手のブレスレット¥47,300(以上Pearl for Life) パールネックレス(中)¥29,700(ebiki) 右手人差し指のリング¥3,900 右手小指のリング¥3,900(共にsoie) 左手小指のリング¥3,740(KRONOS) 以上ロードス TEL. 03-6416-1995 パールネックレス(下)¥22,000(アビステ TEL. 03-3401-7124) その他はスタイリスト私物
写真・SASU TEI(RETUNE rep) スタイリスト・藤長祥平 ヘア&メイク・辻村友貴恵(ROIさん) 鈴木海希子(HIROMUさん) 取材、文・小泉咲子
anan2459号(2025年8月20日発売)より