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「Sony Park展 2025」Part 2で体験できるのは、ソニーと3組のアーティストがつくる3つのプログラム。それぞれフロアごとに分かれていて、B2FがBABYMONSTER、3FがCreepy Nuts、4Fが牛尾憲輔という座組。ソニーの最先端技術にも触れられるとのことで、アーティストのクリエイティビティとどんなシナジーを生み出すのか、期待が高まる!
自分のアバターがBABYMONSTERの曲で踊りまくる!

最初に向かったのは、「ゲームは社交場だ。with BABYMONSTER」がテーマのB2F。
BABYMONSTERといえば、BLACKPINKを擁するYG ENTERTAINMENTから約7年ぶりにデビューしたガールズグループで、今最も勢いのあるK-POPグループの一組。フロアに降りると、グループカラーでもあるピンクを基調としたビビッドな照明や、BABYMONSTERのアップテンポな楽曲に迎えられ、早くもテンションが上がる!
ここで体験できるのは、BABYMONSTERの人気楽曲をモチーフとしたオリジナルゲームなど。

手前は、昔ながらのスクエアな佇まいのアーケードゲーム
編集A山がプレイしたのは、アーケードゲーム「’DRIP’ Pixel Game」。BABYMONSTERの楽曲『DRIP』のMVに登場するカセットテープをモチーフにしたレトロゲームで、ドット絵の車を走らせ、障害物をクリアしながらゴールにたどり着くというもの。
実はA山は、音楽担当であるとともに、ゲーム特集号の担当班ということもあり、ゲームに関するリテラシーは高め。その腕前にも注目したいところ。

「’DRIP’ Pixel Game」を早速プレイ
車を走らせ、岩をジャンプ! という単純なゲームながらも、先に進むにつれて難易度が上がり、車が岩を越えきれずにゲームオーバー。何度かやるうちに「コツがわかってきました!」と少し先まで行けるようになりながらも、クリアできずにあえなくゲームオーバー…。
アーケードゲームをあまりやったことがなかったので苦戦しましたが(汗)、操作がシンプルだから感覚的に楽しめる。クリアしたらどんな画面を見られるのか、また挑戦したくなりますね。レトロゲームを最新の楽曲でプレイするというのも、新鮮でした。(A山)
次は、「ʼSHEESHʼ Hunting Game」のコーナーへ。
ここで体験できるのは、ソニーが開発中の触覚提示技術を採用した「ハプティックコントローラー」を使ってBABYMONSTERのシンボルマークをハンティングするというミュージックゲーム。

「ʼSHEESHʼ Hunting Game」は2人1組でプレイ。
写真提供:Ginza Sony Park
ゲームが始まると、シンボルマークが画面の奥から手前にどんどん迫ってくる! そこにハプティックコントローラーの先を向け、ボタンを押して見事命中するとハンティングが成功。シンボルマークが画面から消える前にハンティングしないといけないけれど、スピードが速かったり、連続して登場したり、2人で協力しないといけない場面が出てきたりと大慌て。
ボタンを押したときのコントローラーの振動が、腕に伝わって迫力あり。音楽に合わせてハンティングできるので、BABYMONSTERの楽曲が好きな人は、より楽しめると思います。思った以上に高得点で、達成感もありました。(A山)
次に体験したのは「’DRIP’ Dancing Reel」。
ここでは自分のデジタルキャラが、『DRIP』に合わせて踊り出す動画をつくれるというから興味津々。つくり方は簡単で、カメラが複数台置かれた小部屋に入って、両手、両足を少し開いて20秒ほど静止すればOK。その後、QRコードがプリントされた紙を手渡され、15分ほど経ってからスマホでQRコードを読み取ると…。
顔だけじゃなく、服装込みでデジタルキャラ化されるんですね! しかも3Dだから、かなりリアル。私はまったく踊れないのに、自分にそっくりのキャラがキレキレのダンスを踊っているのが衝撃的で、思わず笑ってしまいました(笑)。これはSNSにあげたくなるのでは。(A山)
BABYMONSTERの会場限定アイテムが登場
B1Fのグッズショップでは、会場限定アイテム「BABYMONSTER × Ginza Sony Parkコラボグッズ」が販売。BABYMONSTERのシンボルマーク入りのキャップやTシャツ、『DRIP』をモチーフにしたステッカーセットなど、ここでしか手に入らないアイテムがいろいろ。
ショップには、Creepy Nutsや牛尾憲輔などの名前とそれぞれのプログラム名がデザインされたマスキングテープも販売されていて、記念のお土産にぴったり。
*BABYMONSTERは完売。再販の予定なし。
迫力の映像と音響でCreepy Nutsのライブに没入体験

3Fは、「エンタテインメントテクノロジーは、ストリートだ。with Creepy Nuts」。
ここで目にするのは、鏡に囲まれた空間と、タテ、ヨコサイズの異なる8台の特大LEDディスプレイ。画面にはCreepy Nutsのライブパフォーマンスなども含まれた、このプログラムのために制作されたオリジナルコンテンツが映し出されている。さらに、約20台ものスピーカーによって構成される立体音響との相乗効果で、ライブさながらの臨場感!
立つ場所によって、音の響き方の違いが感じられる。とにかく大迫力で、映像と音楽を全身で浴びるような体験でした。一角にはベンチがあり、座ると音楽と連動した振動が感じられるんです。まるでライブ会場にいるような感覚に!(A山)
牛尾憲輔キュレーションによる映画音楽の世界に浸る

4Fの「映画は、森だ。with 牛尾憲輔」は、ほかのフロアとはまた違う、静けさに包まれた空間。複数の柱が並んでいるが、それらは森の木を連想させる。そして、その1本1本に設置されているは、オーディオプレイヤーとヘッドホン。

森の木に見立てた柱は21本。ヘッドホンから流れてくるのは…?
オーディオプレイヤーにセットされているのは、音楽家・牛尾憲輔が“映画音楽”という観点でキュレーションした21作品のサウンドトラック。そのラインナップは、洋画、邦画、新旧と多岐に渡るが、それらは牛尾氏が過去に影響を受けた作品や、自身が音楽を担当した作品などから選ばれているそう。柱にはQRコードがついていて、そこにアクセスすると、映画の概要に加えて、牛尾氏による映画音楽としての秀逸さを解説する文を読むことができる。
観たことがある作品は、その音楽によって映像が思い起こされたり、逆に見たことがない作品は、音楽からストーリーを想像してみたり…。普段は映画を観ながら何気なく聴いている音楽と、ストイックに向き合うひとときとなりました。(A山)
牛尾氏は、2025年9月19日公開のアニメ劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の音楽も担当していて、そのトレーラー作品がいち早く観られるスペースもあり。190インチの大型スクリーンに映し出される特別映像に、ソニーの立体音響技術を用いた「360 Reality Audio」でミックスした音源と、振動する床面がシンクロ。アトラクション感のある体験に。

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のトレーラーは約2分 ©2025 MAPPA/チェンソーマンプロジェクト ©藤本タツキ/集英社
写真提供:Ginza Sony Park
映像、音楽、ゲームなど、体験できることが盛りだくさんの「Sony Park展 2025」Part 2。アーティストのファンはもとより、エンタメ好きの人はきっと楽しめるはず!
INFORMATION インフォメーション

「Sony Park展 2025」Part 2
場所 Ginza Sony Park 東京都中央区銀座5-3-1
会期 2025年4月20日(日)~ 6月22日(日) ※5月13日(火)は終日休園
時間 11:00~19:00
入場 事前予約制・無料 *当日枠も若干数あり(11:00~17:45にてGinza Sony Park B1で受付。ただし、なくなり次第終了)
写真提供:Ginza Sony Park