リピーターも続々、沼落ちが止まらない! 話題の香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』

エンタメ
2025.04.10

左から、胡子※(※は「丹」に「さんづくり」/トニー・ウー)さん、鄭保瑞(ソイ・チェン)さん、古天樂(ルイス・クー)さん、林峯(レイモンド・ラム)さん、張文傑(ジャーマン・チョン)さん。

まだまだファンが増加中、勢いの止まらない話題の香港映画から、先日来日を果たしたキャスト&監督の撮り下ろしグラビアをお届け! ぼる塾のお二人からの熱狂コメントも。

SHARE

  • twitter
  • threads
  • facebook
  • line

INDEX

    日本での大ヒットを振り返る。リピーターも続々! 沼落ちが止まらない!

    今年1月17日の日本公開以来、SNSは絶賛コメントや熱のこもったファンアートで溢れ、異例の大ヒットを飛ばしている本作。熱狂の声は香港にも届き、2月23日にはキャスト&監督が来日しての「大ヒット御礼舞台挨拶」が実現。当日は、日本での興行収入2億円突破も発表された。公開から2か月以上経つが、上映館数が拡大するとともに、応援上映、轟音上映、未公開シーンの上映、書店フェアなどリピーターの心を掴む各種上映やイベントも開催。また、先日、米サテライト賞Stunt Awardを受賞(アクション監督は谷垣健治さん)、4月27日発表の香港電影金像奨では14部門にノミネートされている。まだまだ盛り上がりは終わらない!

    PROFILE プロフィール

    左から・胡子※(※は「丹」に「さんづくり」/トニー・ウー)

    十二少(サップイー)役。1992年4月16日生まれ、香港出身。元野球選手で、2016年に映画『最初の半歩』で俳優デビューし、香港電影金像奨の最優秀新人賞を受賞。’22年の映画『七人樂隊』などに出演。

    鄭保瑞(ソイ・チェン)

    1972年7月11日生まれ、マカオ出身。映画監督、プロデューサー、脚本家。主な監督作に『ドラゴン×マッハ!』『マッド・フェイト』などがある。2021年の『リンボ』では数々の映画賞を受賞した。

    林峯(レイモンド・ラム)

    陳洛軍(チャン・ロッグワン)役、1979年12月8日生まれ、福建省出身。2歳で香港に移住。2001年、ドラマ『美味情縁』でデビュー。出演作に映画『白蛇伝説~ホワイト・スネーク~』など。歌手としても人気を集める。

    古天樂(ルイス・クー)

    龍捲風(ロンギュンフォン)役。1970年10月21日生まれ、香港出身。モデルとして活躍後、’93年に香港のテレビ局TVBの俳優に。主な出演作に映画『エレクション』『ドラッグ・ウォー 毒戦』『未来戦記』などがある。

    張文傑(ジャーマン・チョン)

    四仔(セイジャイ)役。1985年12月3日生まれ、香港出身。幼い頃から武術を学び、2001年にスタントやアクション指導などをスタート。’09年には俳優に。主な出演作に『レイジング・ファイア』など。

    【私たちもハマってしまいました】ぼる塾・田辺智加(たなべ・ちか)さん、酒寄希望(さかより・のぞみ)さん

    出合ってから、毎日が楽しい! 活力をもらってます。
    「いま私の心の拠り所は香港。少し前は推しのことで気持ちがモヤつくこともあったけれど、この作品に出合ってから毎日が楽しいんです! こんなに人に話したくなる、映画の力を感じる作品があることが幸せ。登場人物は全員好きなのですが、最初はやはり信一(ソンヤッ)のカッコよさに衝撃を受けましたね。今までピンとこなかった“メロい”という言葉が、彼を見て初めて理解できました。龍捲風も、タバコの持ち方など一つ一つの仕草が本当に素敵で、最初の理髪店のシーンでの二人の表情は最高でした。これが初めての香港映画だったのですが、劇中の’80年代の香港のネオン看板が並ぶ街並みや、ちょっと危険な薫りが漂うところにも惹かれました。今作をきっかけに、実際の九龍城砦のことや広東語など学びたいことがたくさんできて、これから歴史をきちんと学んだ上で、香港や作品の魅力を発信していけたらいいなと思っています。明日も隙間時間に酒寄さんとまた観に行こうかと画策中です!」(田辺さん)

    「田辺さんの“強い男たちが戦う映画を観に行こう!”という誘い文句に惹かれて観に行きました。孤独な男たちの話かと勝手に思っていたら、絆や思いやりの心に満ちたアクション作品で夢中になってしまって。少年マンガっぽさが大きな魅力だと思うのですが、登場人物の弱さをさらけ出すことで強さを引き立てる構成ではなく、人間の強い部分を前面に出して、“一番強いのは助け合い”というメッセージを伝えているのが、とても心に残りました。特に好きなのが、虎兄貴と十二少の関係性。“こんな上司が欲しい!”って思っちゃいました。陳洛軍役のレイモンド・ラムさんは、役柄と舞台挨拶のときのご本人のギャップにビックリしましたが、笑顔に華がある方ですよね。周りで観に行った人の間では、“大きなヒーラー”四仔が人気だったり、意外と好きなキャラクターがバラけているんですよ。映画館で観たい作品なので、一生上映し続けてほしいです!」(酒寄さん)

    PROFILE プロフィール

    田辺智加さん、酒寄希望さん

    4人組お笑い芸人「ぼる塾」のメンバー。著書『あんた、食べてみな! ぼる塾 田辺のスイーツ天国』(小社刊)、『酒寄さんのぼる塾日記』(ヨシモトブックス)も発売中。

    INFORMATION インフォメーション

    映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』

    舞台は、かつて香港に存在した「九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)」。1980年代、香港へ密航してきた陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の組織に追われて九龍城砦へ逃げ込む。そこで、城砦の秩序と平和を守る龍捲風(ロンギュンフォン)と、龍を慕う信一(ソンヤッ)、十二少(サップイー)、四仔(セイジャイ)ら住民たちと絆を深め合い、そこでの暮らしに生きがいを見出していく。しかし、やがて、時代の流れとともに、九龍城砦をめぐる覇権争いが激化。陳洛軍らも、その渦の中に巻き込まれていくのだった…。監督/ソイ・チェン アクション監督/谷垣健治 音楽/川井憲次 新宿バルト9ほか全国にて絶賛公開中。Ⓒ2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.

    写真・泉山美代子 ヘア&メイク・久保マリ子(ソイ・チェンさん) 通訳・鮑 智行 取材、文・西森路代

    anan 2441号(2025年4月2日発売)より

    MAGAZINE マガジン

    No.2441掲載2025年04月02日発売

    体感カルチャー 2025

    今年大注目のジャングリア沖縄や、開催が迫る大阪・関西万博など最新の没入型の施設やイベントを紹介する「体感カルチャー」特集。塩野瑛久さん、乃木坂46の池田瑛紗さんが最新体験をレポートするほか、大人もハマるシルバニアファミリーの特別企画や“べらぼう”的浅草案内も。

    詳しくみる マガジン一覧

    PICK UPおすすめの記事

    MOVIEムービー