【MAME】豆原一成
この4年間、成長と進化を続けている彼らの中でもひときわ変化を見せている豆原一成さん。「いま筋トレにハマっています」と聞くまでもなく、衣装の上からでもその体に厚みを増しているのがわかる。
「昨年末に体を絞ったら、結構痩せちゃったんです。それで筋肉をつけて理想の体を作りたいと思って、本格的に筋トレをスタートしました。体のことや食事などの知識を取り入れながら鍛えていて、今の仕上がりは結構いい感じだと思います。トレーニングはすごく楽しいし、トレーニングが終わって家に帰ってごはんを食べている時はもっと幸せな時間。僕は基本的に、何をしていてもハッピーマインドなんです」
最近は現場にも手作りのお弁当を持っていくほど、食事管理も徹底しているそう。この日も、バランスよく栄養が摂れて高タンパクの餃子と、ご飯を持参してきたという。
「最近は僕の中に“正解より全力”という言葉が常にあるんですが、何かに悩んでいる時でも、求められているものに対して正解を探すよりも全力で立ち向かっていったほうがいいと思えるようになりました。それがたとえ失敗だったとしても、全力で向き合えたし大丈夫って納得できるから。その一つの方法が筋トレで、迷ったらまず体を鍛えるようにしています。あとは、朝に冷たい水を浴びる“コールドシャワー”を始めたんですが、冷水を浴びるのってちょっと怖いじゃないですか。でもそれを一日の始まりに克服することで、何かに怖がっている自分に勝った、今日もこれでいける! って自信になるんですよね(笑)」
ご褒美は、メンバーと過ごす時間。
「この前、リーダーの(與那城)奨くんに誘われて二人で大衆居酒屋に行きました。前は体重とかを気にしていたけど、毎日鍛えていると楽観的に考えられるようになり、誘いにも積極的に乗れるようになったんです。(川西)拓実くんが始球式をやった日は僕が休みだったので、自分からついていきたいと言って、始球式のあと拓実くんと野球を観たりも。そうやってメンバーと過ごす時間が増えたことは、成長だと思います」
ライブをよりカッコよく、もっとファンに楽しんでもらいたいという新たな課題から生まれたニューシングルは、全曲お気に入りだそう。
「特にCNBLUEの(ジョン・)ヨンファさんが作曲してくれた『Lemon Candy』は、初めてデモで聴いた時から好きです。聴いていて心地いいテンポで、ノリも良くておしゃれな曲。R&Bっぽい曲調も、最近僕が気に入って聴いている(BTSの)ジョングクさんやジャスティン・ビーバーさんの楽曲とマッチしていて、すんなりと体に馴染みました。ちなみにこの曲とユニット曲『Sugar』では、今までやってこなかったラップに挑戦しています。新しい僕の一面をぜひ見てください!」
まめはら・いっせい 2002年5月30日生まれ、岡山県出身。グループ最年少メンバーであり、高いダンススキルが評価されている。「体作りとして今取り入れている方法は、脂質を抑える“ローファット”です」
ジャケット¥72,600 パンツ¥33,000(共にラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760) シャツ¥44,000(ミカゲシン/サカス ピーアール TEL:03・6447・2762) 靴¥63,800(フット・ザ・コーチャー/オーセンティック・シュー&コー TEL:03・5808・7515) イヤカフ¥29,700(プリュイ/プリュイ トウキョウ TEL:03・6450・5777) リング¥27,500(ミラ/スタジオファブワーク TEL:03・6438・9575) ソックスはスタイリスト私物
【KEIGO】佐藤景瑚
いつも明るい笑顔を見せてくれる佐藤景瑚さんがポジティブでいられる秘訣は、人と会って話すこと。
「こう見えて僕は案外考え込んでしまうタイプ。一人でいるといろんなことを抱え込んじゃって、どんどんネガティブ思考になってしまうから、そういう時は人と会って話すことが一番の気分転換になるんです。僕は人の話を聞くより自分のことを話すのが好きで、自分の話ばかりしちゃうのでちょっと申し訳ない気もするんですけど、自分のことを知ってもらいたいという気持ちが強いんですよね。友達と会ってごはんを食べながら最近観た映画の話なんかをしているうちに気分も晴れますし、悩んでいることを打ち明けて、『そんなの、考えすぎだよ』って言ってもらえたらやっぱりホッとします」
JO1としてデビューして、早4年。メンバーと過ごす時間が長くなるにつれて、変化もあった。
「実は、最初の頃は辛くて名古屋に帰りたいって思うこともあったんです。でも今はメンバーのいるこっちが地元みたいな感じ。みんなと一緒にいると単純に面白いし、居心地がいいんですよね。一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、思い出も増えました。最近は一人で仕事をすることも多いけど、みんなと一緒にいる時間はすごく楽しくて、これが仕事でいいのかなって思っちゃうくらい(笑)。成長という意味では、僕自身は全然変わらないなと思っているんですけど…。もっと成長したいな、と思えるようになったことが成長の証しということにしてください(笑)。でも実際まだまだですし、僕がポジティブマインドでいられるのも周りのみんなのおかげなんですよ。メンバーだったり、スタッフさんだったり、僕の周りにいる全員のおかげ。僕は一人では何もできないけど、みんながいてくれるからハッピーでいられるんです。でも、ずっと一人だと誰でもネガティブになると思うんですよね。一匹狼って、結局強がってるだけだと僕は思います」
そんな佐藤さんが一番ハッピーになれるのは、寝る前のひととき。
「寝る前に映画を観る時間が一日の中で一番幸せです。映画そのものが好きなので、どんなジャンルのどんな物語でも作品として面白ければ個人的にはハッピーですね。だから例えばホラー映画でも、ハッピーエンドじゃなくても、作品として素晴らしいものを観た時は幸せを感じます。最近は大好きな『トイ・ストーリー』のフィギュアを集めることにもハマっているんですけど、マイナーなキャラクターのものまで集めようとしたら結構なお値段がするんですよ。ちょっとお金をかけてでもインテリアにこだわりたいタイプではあるんですけど、あまりに高いものはやっぱり迷います。でも買わないと後悔する気もするし…って、こんなふうにあれこれ迷っている時間が幸せなのかもしれないですね」
さとう・けいご 1998年7月29日生まれ、愛知県出身。自他ともに認めるファッションリーダー。「ファッションが好きなので、僕にとって服とアクセサリーはハッピーになるために欠かせないアイテムです」
ジャケット¥115,500(ティーエイチプロダクツ/TARO HORIUCHI Inc. contact@a-tconcepts.com) シャツ¥55,000(ミカゲシン/サカス ピーアール) パンツ¥33,000(ユハ info@juha_tokyo.com) 靴¥70,400(フット・ザ・コーチャー/オーセンティック・シュー&コー) ネックレス¥35,200 リング¥35,200(共にジョン ローレンス サリバン TEL:03・5428・0068)
【TAKUMI】川西拓実
「家の一人時間がめっちゃ好き」とはにかみながら話す川西拓実さん。
「以前は掃除をやろうと思っても取り掛かるまでに時間がかかったんですけど、最近は思い立ったらすぐやるようになりました。玄関は綺麗にするといい運気が入ってくると聞いて、ほぼ毎日モップで拭いてます。あと、お風呂は毎日湯船に浸かってますね。気持ちの切り替えができる気がします。お風呂から上がって寝る寸前は幸せでしかないです。何か観たり流したりせず、真っ暗にして寝たほうが、次の朝すっきり起きられる気がしますね。ハッピーアイテムは枕。高さも硬さもほどよくて、もうそれしか使えないくらいフィットしています。上京してすぐ買ったものなので、これまでJO1として過ごしてきた僕のいろいろな想いが詰まった枕です」
もともとの気質は「絶対にネガティブ」の自覚アリ。
「なんでかと聞かれても、そうだからとしか言いようがないくらい、昔からちっちゃいことが気になるタイプで、毎日何かしら悩んでいました。変われたのはJO1で活動するようになってから。こんなことにまで囚われていたらやっていけないと思った時期があって、意識的にポジティブな方向に持っていきました。そうは思っても、最初はやっぱり難しくて…。そんな僕の壁を壊してくれたのがメンバーです。年上メンバーにはたくさん気を使ってもらっていたし、特に(河野)純喜くんはガンガンきてくれたから今の僕があるなって。それでもJO1ポジティブランキングはおそらく最下位ですけど(笑)、みんなのおかげでチーム全体のポジティブ度の底上げはできているんじゃないかな。いろいろな経験を積んで、自分でも変わったなって思いますし、今の自分のことがすごく好き。今でも初めてお会いする方とは緊張してあまり話せないんですけどね。でも、“恥ずかしい”で終わりにしないで、こちらから話を振ってみるとか、自分なりに頑張っています」
デビューから4年が経った今でも、どんな仕事も新鮮に、楽しく取り組めているそう。
「オーディションを受けるまで会社員として、同じ時間に同じ場所で働く生活をしていたこともあって、毎日違うことができる環境そのものが幸せ。大変だと思うことがあったとしても、一番好きなライブができることを思えばすべてが楽しいです」
元野球部で巨人ファン、チームが勝った日はもちろんハッピーに! 一方で『HITCHHIKER』には、阪神タイガースのVICTORY DISCOである「Test Drive」が収録されている。その心中は…。
「どちらのチームにも勝ってほしいので正直、めちゃくちゃ複雑です(苦笑)。でも、ずっと野球をやってきた僕にとってはすごく光栄な機会。こういう形でプロ野球を盛り上げられて嬉しいです」
かわにし・たくみ 1999年6月23日生まれ、兵庫県出身。今年3月に配信リリースされた「HAPPY UNBIRTHDAY」は自作曲。公開中の主演映画『バジーノイズ』では役名の清澄名義で主題歌を歌っている。
ジャケット¥107,800 パンツ¥64,900(共にティーエイチプロダクツ/TARO HORIUCHI Inc.) シャツ¥42,900(テンダーパーソン TEL:080・6581・9171) イヤカフ¥12,650(アイブイエックスエルシーディーエム/IVXLCDM 六本木 TEL:03・6455・5965) リング¥57,200(ワークスタッド・ミュンヘン/ファッシネイト TEL:06・6210・5536) その他はスタイリスト私物
MAME×KEIGO×TAKUMI
豆原:だいぶ前だけど、この3人でサファリパークに行ったことがありましたよね。
佐藤:動物が近くまで来てくれて楽しかったね。
川西:車の中からごはんあげたっけ。
豆原:そしてこの3人といえば、ドーム公演でユニットステージをやった仲ですよね。
川西:みんなで構成を考えて、どういう内容にするかも3人で話し合って決めました。
豆原:拓実くんがユニット曲の歌詞を作ってくれたんですよ。
川西:いや、あれはみんなで作ったものでしょ。
佐藤:この3人だと、みんなで話し合って決めることが多かったよね。
川西:僕が書いたまめ(豆原)のパートで、もともと予定していた声をまめのアイデアで仮面ライダーの「トウッ」ていう登場シーンの声に替えたところがあるんですけど、あれめっちゃよかった!
豆原:レコーディングの時に、僕からお願いしてやらせてもらったんですよ。拓実くんが考えてくれた歌詞に「変身」という単語があったから、だったらこう替えてみたらいいんじゃないかなって。
川西:「変身」という言葉を入れたのも、まめのパートだからこそ盛り上がるかなと思ったんだよね。ライブでも実際そこで盛り上がったし。というか最近のまめは体の成長がすごいよね。ここまで体を仕上げるためには気持ちも大事だと思うから、きっとマインドも成長してるんだろうな。どんなに帰りが遅くてもジムに行ってるし、そういうところは素直に尊敬する。
豆原:まだまだ途中ですけどね。景瑚くんが本気で筋トレし始めたら、僕は勝てないです。
佐藤:今は服の中に筋肉を隠してるから(笑)。
豆原:そもそも景瑚くんがジムに誘ってくれたのがきっかけで、僕も筋トレを始めたんですよね。
佐藤:僕は本気でやってた時期もあったんだけど、今はブームが終わってしまって(笑)。続けるって難しいよね。
川西:僕も景瑚くんに連れていってもらったことあるけど、全然ハマらなかった(笑)。
佐藤:拓実は筋肉痛にビビってジムに来なくなっちゃったんだよね。
豆原:拓実くんはもともと筋肉質だしね。
川西:生まれた時から筋肉があるから。あんまり意識しなくても筋肉がつく体質。
豆原:生まれつき基礎代謝がいいんだね。
川西:この中で最後に生き残るのは僕だよ!
佐藤:前向きだ。
豆原:前向きといえば奨くんじゃない? 悩みがないっていつも言ってる。普段はいじられキャラだけど、会議では率先して喋ってくれて、そういう時はさすがリーダーだなって思う。
佐藤:奨くんの何気ないドジなところがみんなを前向きにしてくれるというか(笑)。その場も和むし、面白いよね。
豆原:若干天然ですけどね。
川西:若干かなあ。だいぶ天然です(笑)。
ジェイオーワン 韓国の人気オーディション番組の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』で選ばれた11人組グローバルボーイズグループ。2020年のデビュー以降、全シングルが主要音楽チャートで1位を獲得。『NHK紅白歌合戦』に2年連続で出場し、昨年末は白組のトップバッターを務めるなど、注目を集め続けている。ニューシングル『HITCHHIKER』が発売中。
※『anan』2024年6月5日号より。写真・Maciej Kucia(AVGVST) スタイリスト・井田正明 ヘア&メイク・西尾さゆり 佐々木美香 河本 茜 島田聖香 柿原由佳 田村裕子 藤原 萌 取材、文・小泉咲子 酒井美絵子 尹 秀姫 若山あや 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー
(by anan編集部)