横澤夏子「6歳でも悔しくてこんなに泣くんだ! と胸を打たれた」 運動会でのワンシーン

エンタメ
2024.01.06
出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、臨場感のある話をする女性、「ホヤホヤの気持ちで話せる女」になりきり。

起こった出来事を感情と一緒に記憶しよう。

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この間、初めて子どもの運動会に行きました。というのも、コロナ禍に出産しているため、そうしたイベントごとの経験がなかったんです。長女と次女が参加したのですが、見ていると、いろいろな感情が湧いてきました。後日、ママ友さんと立ち話をしている時に運動会の話になったのですが、いろいろな思い出が蘇ってきて「あの時はああだったね」「こういうこともあったね」と大盛り上がり。年長さんクラスで行われたリレーで、アンカーを務めて負けた女の子が手で顔を覆いながら泣いていたのですが、6歳でも悔しくてこんなに泣くんだ! と胸を打たれてしまって。その話をしながら、気がつくとふたりとも泣いていました。あの時の感情がそのまま戻ってきて、フレッシュな涙が流れるという経験ってなかなかないし、すでに終わっていることなのに、感情が高ぶってホヤホヤの気持ちで話せるというのは、すごく素敵なことだと思いました。しかも、怒ったエピソードをそういうふうに話す経験はあったのですが、感動したエピソードでというのは、本当に珍しいなと。また、気持ちが入っている話は臨場感があって、聞いていても心地がいいということにも気づかされました。自分の子どもではないけれど、一生懸命な気持ちが伝わってきて、その子を抱きしめたい気持ちに。それを、ママ友という共有できる存在がいることも嬉しかったです。

過去のことをホヤホヤの気持ちで話すためには、その時、その場所で芽生えた感情をしっかり覚えておくことが大事。起こったことだけでなく、気持ちを伴った記憶になっているからこそ、臨場感ある話ができるはず。「この時、こういうことがあって、こう思ったんだよね」というところまで話すと、話に厚みも出るはずです!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。

※『anan』2024年1月3日‐10日合併号より。写真・中島慶子 文・重信 綾

(by anan編集部)

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