音尾琢真&しいたけ. “文字でのコミュニケーション3つの悩み”に助言! 

エンタメ
2021.05.14
いまの時代、メールやSNSがコミュニケーションの主流だけど、文字だけのやり取りに、もどかしさを感じてる人も多いはず。音尾琢真さんと人気占い師のしいたけ.さんが、文字でのコミュニケーションの悩みに答えました。

悩み1:些細な用事で連絡しづらい

以前は推しのイベントでよく会っていた友人。現場がなくなり、会う機会が減ってしまいました。たまには趣味の話題で盛り上がりたいけれど、些細な用事ゆえに、なかなか連絡できずにいます。

しいたけ.:コミュニケーションってタイミングがある気がしていて、時には放っておくことも大事だと思っているんです。いまって、会うのがなかなか難しいし、相手にも気を遣わせてしまうのがわかっているからこそ連絡しづらいですよね。でも、あえて連絡しないのも優しさだと思うんです。だから、どうしても会いたい用件ができたとか、会おうっていう空気になるまで待ってもいいのかなって。

音尾:僕は逆に、会いたいと思った人にはできるだけ会うようになりました。それまでは誘われてもしょっちゅう断る人だったんですけど、突然、会えなくなってしまった人たちがいたことが大きくて。こんなご時世でも向こうから会いたいと言ってくれるなら、期待に応えたいと思うし、ちょっとでも会っておこう、と。

しいたけ.:どうしても会いたいならば、「会いたいですね」って送っちゃってもいいのかもしれませんね。

音尾:そんななか僕は最近、竹中直人さんとよくLINEをやり取りしているんですけれど、大先輩にどうでもいい話題はさすがに送れないので、テレビでお見かけしたら、「今日出てましたね」って連絡してます。最近は、ポスターを撮ったり、URLだけを送ることもありますし。

しいたけ.:それはいいですね。たとえば「あなたが好きなお菓子を見かけたよ」みたいなやり取りのきっかけを作るのはいいかもしれない。

悩み2:うまく意思疎通ができない

昨年からリモートワークになり、同僚とメールや社内チャットでのやり取りが増えました。ただ、文章力のせいか真意がなかなか伝わらないことも。ギクシャクする場面も多く悩んでいます。

しいたけ.:文字のコミュニケーションって、考えれば考えるほどどう伝えるのがいいかわからなくなってきますよね。

音尾:僕の場合、普段、家族に送る文章とかすごく短いから、友達にもその癖で淡泊な返事を返しちゃって、後でこれじゃダメだって気づいて、補足補足の連続でした。どうしたらいいんでしょう?

しいたけ.:関係性にもよる気がしますよね。僕はとくに仕事の相手との文字のコミュニケーションでは、心の中に編集者をつけるように意識しています。文字って相手の顔色が見えないぶん、伝わってるのかがわかりづらいから、「これってどういうこと?」っていちいちツッコミを入れながら書くようにしています。あとは即レスですね。即レスならば、短い文章でもあまり相手は気にならないと思うんです。だから「ちょっと考えてみます」ってとりあえず返しておいて、後で、推敲した文章を送ったらどうでしょう。

音尾:それは手ですね。ただ僕、長文のLINEに「ありがとう」だけ即レスしたら怒られましたけどね。

しいたけ.:それは例外ですね(笑)。

悩み3:活発なグループLINEがツラい

会社の同期と作ったグループLINE。集まる機会がめっきり減ってからやり取りが活発に。就業時間中も頻繁にメッセージが来て仕事に集中できません。とはいえ、何も返信しないのも角が立つし…。

音尾:こういうのってありますよね。面倒なので、一切そこには乗っからないと決めている私です。乗っからないことで、自分はそういう人間なんだという表明にもなりますし。

しいたけ.:それもひとつの手段ですね。ただ、立場的にとか年齢的にとか、それも難しいっていう人もいるんだと思います。

音尾:確かにそうですね。

しいたけ.:この場合、擬態テクニックを使うのがいいと思います。たまに大勢の中で上手に立ち回れる人っているじゃないですか。その人の立ち回り方を覚えておいて、たまに自分も真似るっていう。

音尾:いますよね。舞台の稽古の時も、そんなにできているわけじゃないのにダメ出しされない人っていうのがたまにいましてですね。そういう人って、なんとなーくその場の流れに乗った芝居っていうのができていて、なんとなーく役割は果たしているんで目を付けられないんです。

しいたけ.:たぶん、そのグループLINEの最高権力者的な人がいると思うんですよ。やり取りが始まった時に、一回その人の話に「わかる。私もそう思ってました」って乗っておいて、さらっと退場するのがいいのかもしれない。

音尾:完全に処世術についてのアドバイスですね(笑)。

Talent

おとお・たくま 1976年3月21日生まれ、北海道旭川市出身。WOWOWのドラマ『華麗なる一族』、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』に出演。待機作に映画『孤狼の血 LEVEL2』。

シャツ¥29,000(ラキネス) パンツ¥26,500(サヤトモ) 共にアルファ PR TEL:03・5413・3546 靴¥52,000(サンダース/グラストンベリーショールーム TEL:03・231・0213) 時計¥52,000(ツェッペリン/ウエニ貿易 TEL:03・5815・3277)

しいたけ.さん 占い師として活躍するほかコラムなども執筆。5月25日に、新刊『しいたけ.の小さな開運BOOK』(マガジンハウス)が発売予定。https://shiitakeofficial.com

※『anan』2021年5月19日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・村留利弘(Yolken) ヘア&メイク・諸橋みゆき(Yolken) イラスト・100%ORANGE 取材、文・望月リサ

(by anan編集部)

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