路上からメジャーへ。ブレイク必至のバンドが“新章”の始まりを告げる!
竹中雄大(以下、雄大):圭吾は超ビビりなベース。ツッコミ担当で、ボケは苦手やな。
圭吾:1日1回は沸かしてるから!
山田海斗(以下、海斗):それとチャコールグレーが好き。
圭吾:なんやねん、それ(笑)。雄大は忘れ物が多い。今日はコンタクトを忘れてきたし、いつも寝てる。
沖聡次郎(以下、聡次郎):楽屋も雄大くんのフィールドだけ汚い(笑)。
圭吾:でも、そうしたマイナス要素をカバーする素晴らしいボーカル。
雄大:MCでウケんかったライブは、たぶん歌も微妙やけど(笑)。
ねぎ:海斗くんはファッショニスタで、ジェンダーレス系ギタリスト。
雄大:最近、増量に成功!
海斗:こうみえて趣味、筋トレ。
聡次郎:ドラムのねぎは声が大きくて、ファミレスで注文する時の「すみませ~ん!」が得意(笑)。
圭吾:あと、あがり症!
ねぎ:「かっこいい顔見せんと」って思うと緊張…。
海斗:ギターの聡ちゃんは、ゲームとアニメ好きで外に出ない。
雄大:忘年会で鍋作ってくれたり、バンドのお母さんでもある。
――バラバラな個性がバンドとしてまとまる理由は?
圭吾:メンバー5人が全員、バンドがとんでもなく好きだから馴染むんだと思います。
聡次郎:僕らはメンバーという以前にツレという感覚で、音楽面では遠慮なく言い合える関係なんです。
ねぎ:自分たちで車を運転して回った路上ライブツアーで、毎日演奏して、1か月半生活を共にした時間の濃さも、絆を強めてくれましたね。
海斗:ツアー初日、雄大が全所持金の入った財布をなくして、テンションの下がりようがすごかった(笑)。
雄大:家賃2か月分なくして、めっちゃ萎えたわ~!
――そんな状況からバンドが大きくなり、人気が高まっている実感は?
雄大:微塵もないですね。「まだまだ全然やな」と思ってます。
ねぎ:ライブができなくて、実感しにくいんです。コロナ前のライブは最多でお客さんが800人だったので、収束後に見る次の景色が楽しみ。
――アルバム『開幕宣言』の制作現場はいかがでしたか?
聡次郎:毎回、前作の自分たちを超えなきゃという意識で作ってるんですけど、今回はメジャー1作目というプレッシャーに対して、どういう音がリスナーに刺さるのか悩んだし、ディスカッションも重ねましたね。
海斗:自分的には、「bedroom」で命について詞を書けた達成感が大きかったです。
雄大:僕は「愛結び」の曲作りで既婚の友達に結婚についてインタビューしたのが楽しかったですね。
ねぎ:ドラム的には曲ごとに太鼓やシンバル類を変えて、マイクを通した音の違いを知れて楽しかったです。
圭吾:『開幕宣言』は、バンドの新章。メジャーという土俵に上がって、「さあここから行くぞ!」と力強く言えるアルバムになりました。
メジャー1stアルバム『開幕宣言』。ドラマ『共演NG』主題歌「あなたを求めただけなのに」など全13曲を収録。【初回限定盤(CD+LIVE DVD)】¥5,280 【通常盤(CD)】¥3,300(ユニバーサルミュージック)
ノーベルブライト 左から、沖聡次郎(Gt)、ねぎ(Dr)、竹中雄大(Vo)、圭吾(Ba)、山田海斗(Gt)。2019年、現体制になり路上ツアーへ。'20年、配信シングル「Sunny drop」でメジャーデビュー。「ツキミソウ」がロングヒット中。
※『anan』2021年5月5日-12日合併号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・shuhei kai(雄大さん、聡次郎さん、ねぎさん) 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)