家入レオ、新譜のリード曲はユーミンの一言がきっかけに!?

エンタメ
2019.04.26
家入レオさんの6枚目のアルバムは『DUO』。歌詞の世界観や様々なサウンドプロダクションで聴かせる12曲は、“家入レオ劇場”と呼びたくなるほど、いまの彼女の全身全霊が映し出されているような作品だ。
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「昨年リリースした『TIME』は、みんなの“背景”になりたくて作った普遍的なアルバムでした。聴いた人が自分の思いを託しやすい作品に、と願っていましたが、一方でツアーに出てステージで歌いながら、いろんなことを感じたんですよね。私に求められているものは普遍的なものではなく、家入レオそのもの、私しか歌えないものなんじゃないか。そんなことを改めて考えました」

その確信からスタートした本作には、King Gnuの常田大希、シンガーソングライターの小谷美紗子、相対性理論の永井聖一ら、彼女自身がコラボレーションを熱望したクリエイターが参加。共に家入レオしか歌えない歌を作り上げていった。

「この人とやりたい! と思っても、スタッフの方にオファーを出してもらって共演するのでは、ずっと残る音楽は作れないと思いました。だから私自身がライブに行ったり、直接お話をして自分を知ってもらった上で、曲を提供していただいたんです。楽曲は、お芝居の世界にある“あて書き”みたいに、私を主人公にして書いてもらいました。制作自体も“二重奏=DUO”でしたね」

リード曲の「Prime Numbers」(テレビ朝日系4月期木曜ドラマ『緊急取調室』主題歌)は、以前、家入さんが松任谷由実さんに会ったとき「あなた素数ね。どこにいても馴染めないでしょう」と言われたことで生まれた曲とか。

「ずっと場に馴染めなかったり、孤立しがちだったりする理由を言い当てられた気がしたと同時に、新しい名前を付けてもらったような気がしました。特殊で孤独な数字である“素数”(Prime Numbers)同士が出会うような歌詞を書いてほしいと、作詞家の松尾潔さんにお願いしてできた曲です」

また、提供曲の歌詞にある言葉には徹底的にこだわり、自分が発しないようなフレーズはすべて直してもらったという。まさにアルバム全体が“家入レオ劇場”に値するコラボレーションアルバムになった。

「自分のことがより分かってきたことで、本当に新たなモードに変化してきているな、という意識が生まれてきました。自分がやりたかった形を、しっかり実現できた一枚になったと思います」

そんな歌たちはツアーではファンを巻き込む“二重奏”になるはずだ。

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6th Album『DUO』【初回限定盤A CD+DVD】¥4,900 DVDには昨年10月の女性限定FCライブの模様を収録。【初回限定盤B CD+DVD】¥3,500 「Prime Numbers」のMVとメイキングがDVDに。【通常盤CD】¥3,000(Colourful Records)

いえいり・れお 1994年生まれ、福岡県出身。2012年にメジャーデビュー。1年ぶりの全国ツアーが5/10からスタートする。ファイナルは7/27の千葉・幕張メッセ国際展示場。

Tシャツ¥9,000 スカート¥34,000 ストール¥9,000(以上ティート トウキョウ/シアン PR TEL:03・6662・5525)

※『anan』2019年5月1日-8日合併号より。写真・映美 スタイリスト・高田勇人 ヘア&メイク・奥原清一 取材、文・北條尚子

(by anan編集部)

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