芳根京子×本田響矢が語る、ドラマ『波うららかに、めおと日和』続編で描く“うぶキュン”の行方

(左から)本田響矢さん、芳根京子さん

昨年放送されたドラマ『波うららかに、めおと日和』で新婚夫婦役を演じ、数々の“うぶキュン”シーンで大きな話題を呼んだ芳根京子さん、本田響矢さんにインタビュー。続編の撮影エピソードや、見どころについて聞いた。


前作で皆さんが愛してくれた部分は変わらないように大切に撮影しています

不器用ながらも真っすぐな夫婦が絆を深めていくラブコメドラマ『波うららかに、めおと日和』の続編が放送スタート! 夫婦を演じた芳根京子さんと本田響矢さんが“うぶキュン”の現代バージョンをしっとりと、朗らかに表現してくれました。

── 撮影の合間、和気藹々と話していらっしゃいましたね。

本田響矢(以下、本田) 座ると、女性と同じくらいに小っちゃくなるんですよ。

芳根京子(以下、芳根) 同じことを前作の現場でも言ってたんです! それって脚が長いって言っているようなものじゃないですか。“自分から言う!?”っていう(笑)。本田くんのほんわかしたところが全然変わってなくて安心しましたけどね。前作から1年ちょっとの間でツンツンなっていたら…と思っていたけど、心配なかったです。むしろ、久しぶりにお会いしたら視野が広がって柔らかくなっていて、たくさんいい経験を積んできたことが想像できました。本田くんは、心配になるくらい真面目で、前作では悩み始めると沼にハマってしまうところがあったから。

本田 そうでした。初めてのGP帯連続ドラマで、芳根さんの相手役をやらせていただける。自分にできることは何だろう、どうすればこの作品を多くの方に届けることができるだろうかと、力が入りすぎたところが確かにあって…。芳根さんをはじめ、監督やキャストの皆さんとお話をさせていただく中で、だんだんと視野が広がっていきました。

── 前作で印象に残っているシーンは?

芳根 今だから話せるんですが、舞台を並行してやらせていただいていて。申し訳なかったのですがスケジュール的にロケに行く時間がなかなか取れず、それならLEDを駆使しようと皆さんが考えてくださったんです。結果、生まれたのがあの“嘘みたいな月”で。内心、現場で“本当にこれで大丈夫…?”と思っていたんですけど、すごく話題にしてもらえて! 挑戦がいい方向に転がることを学ばせていただきました。

本田 僕が今でも強く記憶に残っているのは、3話でなつ美さんが「瀧昌様がいなくて寂しい」と泣いてしまったシーンです。芳根さんがなつ美さんとして生きる姿に引っ張られるように、瀧昌として、なつ美さんを想う気持ちが自然と湧いてきました。

芳根 あのシーンは大きかったよね。なつ美と瀧昌様が大きな壁を乗り越えたように、私たちも一緒に、役と同じ歩幅で歩めるようになった。あそこの瀧昌様は、なつ美を受け止める優しさだったけど、ふたりが成長して絆がより深くなったことで、続編では受け入れる優しさに変わったと思う。

本田 続編では成長という意味で変わるところもありますが、なつ美さんと瀧昌の夫婦像であるとか、前作で皆さんが愛してくれた部分は変わらないように、どちらも大切に撮影しています。

── 前作は大きな話題を呼びました。反響は届いていましたか。

芳根 スタジオに向かう廊下に“◯◯賞をいただきました”“再生回数◯万回!”とどんどん張り紙が増えていったんです。もちろん賞や数字がすべてではないですが、たくさんの方が楽しんでくださっているということに自信をもらえましたし、より一層アクセルを踏み込めました。

本田 放送後にSNSのトレンドに上がっているのを見るたびに、すごいと驚いていました。

── 反響といえば、本田さんが『FNS歌謡祭』でBE:FIRSTと前作の主題歌「夢中」を披露した際もものすごかったですね。パフォーマンスを振り返ると?

本田 とても緊張しました。イントロで後ろから歩いてくるところとか、頑張って顔はスカしていたのですが、手汗びっちょびちょでマイクを落としそうに…。

芳根 「うちの瀧昌様、歌ってらぁ〜頑張ってらぁ〜!」って思いながらテレビで拝見していました(笑)。次も楽しみにしています。

本田 いやいやいやいや(焦)。次は芳根さんが…。

芳根 私はまた応援します!(笑)

── おふたりともクランクイン直前まで他の作品に入っていたそうですが、すぐ役に戻れましたか?

芳根 インするまでに前作を見直し、前髪をパッツリ切って。現場でヘアメイクをしてもらいお着物を着て、あとは隣に瀧昌様がいれば大丈夫と思っていましたけど、その通りでした。

本田 僕は衣装のフィッティングで久々に軍服を着た時の着心地が前作とは違っていて。

芳根 (前のドラマの役作りで)サイズが大きくなった?

本田 はい。それで衣装のサイズを上げてもらったからというのもあると思うのですが、前はもっと背筋がピンと張っていたイメージだったのが、軍服が体に馴染まないというか、なんだか少ししっくりこないように感じたんです。ティーザー映像の撮影でも(瀧昌おなじみの台詞の)「問題ありません」がふわふわしちゃって…。

芳根 瀧昌様でも本田くんでもない誰かが言ってたよね(笑)。

本田 それで、初日どうなってしまうのかすごく不安で…。続編として同じ役を生きる経験は初めてですし、役にも世界にも、もう一回入れるのかなって。でも、セットに入ってなつ美さんと話したら、あれこれ考えてモヤモヤしていたものが消えて、すぐに大丈夫だって思えました。

── それぞれ演じる上で、意識していることは?

芳根 芙美子役の生田絵梨花ちゃんに「ふたりに倦怠期ってくるのかな」って聞かれてハッとしたんですが、物語の中でのふたりは共にする時間が少ないんですね。だから、再会できた時に互いに新鮮に感じられることに改めて気づかされました。撮影では私たちふたりはずっと一緒だから忘れがちだけど、そのことは常に念頭に置いておかなきゃいけないなって。

本田 台本には書かれていないし、モノローグで“あぁー!!”と言うほどではないけども、瀧昌がなつ美さんに触れた時のちょっとしたドキドキみたいなものは、リハーサルの段階でキャッチするようにしています。

芳根 続編でも“うぶキュン”は相変わらずだよね。

本田 いっぱいちりばめられています。

── 最後に、日常の小さなときめきを描いたドラマということで、おふたりが最近ときめいたことを教えてください。

芳根 昨日までお仕事でパリに行かせていただいてて。太陽を浴びながら街を歩き、食器を購入した時、“私、いまときめいてる!”って思いました(笑)。

本田 僕はよく牛丼の並盛りをテイクアウトするのですが、直近で頼んだ時のお肉の量がいつもより明らかに多くて幸せでした。…芳根さんのパリの後にこのエピソードで大丈夫だったかな(笑)。

Information

『波うららかに、めおと日和』

前作から1年後の昭和12年。戦争の足音が聞こえる中、結婚2年目を迎えたなつ美と海軍軍人の瀧昌の心は繋がり続けていく。なつ美の友人・芙美子(生田絵梨花)と瀧昌と同じく帝国軍人の深見(小関裕太)の新婚生活の行方も楽しみ。毎週木曜22:00~フジテレビ系にて放送中。

Profile

芳根京子

よしね・きょうこ 1997年2月28日生まれ、東京都出身。2016年、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に主演。今年、舞台『ウェンディ&ピーターパン』でW主演。今夏、24時間テレビのチャリティーパートナーを務めた。

本田響矢

ほんだ・きょうや 1999年6月20日生まれ、福井県出身。2024年、連続テレビ小説『虎に翼』で話題を呼び、翌年『波うららかに、めおと日和』の瀧昌役でブレイク。Yahoo!検索大賞2025年俳優部門1位を受賞した。

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芳根さん衣装・ドレス ¥547,800(NINA RICCI/IZA TEL. 0120-135-015) シューズ ¥272,800(JIMMY CHOO TEL. 0120-013-700) イヤカフ ¥247,500 右手のリング ¥314,600 左手のリング、人差し指 ¥387,200 中指(指先) ¥255,200 中指(指元) ¥299,200 小指 ¥290,400(以上PRMAL support@prmal.com) その他はスタイリスト私物

本田さん衣装・パンツ ¥59,400(サブレーションズ) その他はスタイリスト私物

写真・山根悠太郎(TRON) スタイリスト・道端亜未(芳根さん) 井田正明(本田さん) 大島有華(プロップ) ヘア&メイク・KUBOKI(芳根さん) 吉村健(本田さん) 取材、文・小泉咲子

anan 2516号(2026年10月21日発売)より
Check!

No.2516掲載

秋の推し旅 2026

2026年10月21日発売

anan恒例の旅特集。今回は「“好き”をとことん満喫する旅」をテーマに、奈良では麗しの近代建築めぐりを、大阪ではお笑いと芸人メシ堪能旅、沖縄では沖縄タコスやスイーツを食べまくるローカル“粉モノ”旅を決行。

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