
日本を代表するアニメーションとして、約半世紀にわたり各世代から支持を集めている「ガンダム」シリーズ。その最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』は、先の読めない展開が話題となり、今年を代表するアニメとしてはもちろん、45年以上続くシリーズの中でもエポックメイキングな一作となりました。
anan2465号では、そんな本作がなぜこれほどまでに注目され話題になったのか、“『GQuuuuuuX』とはなんだったのか?”をテーマに、注目を集めた理由や魅力について関係者たちに制作時のエピソードを振り返っていただきながら深掘りしていくことに。
なかでも鶴巻和哉監督への取材は、聞きたいことがたくさんありすぎて、何に焦点を絞ってお話を伺うべきか頭を悩ませました。『機動戦士ガンダム』など過去作をチェックしたり、いろいろと調べるなかでたまたま見かけたオモコロチャンネルで、ライターの加藤亮さんが「ガンダム」シリーズを熱量たっぷりにプレゼンしている動画を発見。これだ!と思い(その刹那、ニュータイプ的な閃きの音が脳内で再生されました)、ガンダムファンの加藤さんにオファーし監督インタビューの聞き手になっていただきました。
加藤さんとは事前の打ち合わせで、「どうして話題になったのか」「何を面白いと思ったか」を持論を交えながら整理。『GQuuuuuuX』の魅力を語る上で欠かせない要素と、ちょっとコアだけど気になるポイントを分けて、限られた時間の中で監督にたくさん語っていただこうと入念に準備をして当日を迎えました。
取材当日はスタジオカラーさんの事務所にお邪魔させていただき、まずは鶴巻監督の撮影からスタート。「座ってください〜」「カメラ目線でお願いします〜」とこちらからのお願いににこやかに応じていただき、最後はSNS用に加藤さんとの2ショットにも快く応じてくださいました。撮影で少し場が温まったところで、ロングインタビューがスタート。「もしアムロではなくシャアがガンダムに乗る世界だったら」という究極のifの世界を描いた本作を、どう表現しようとしたのか、クリエイターとして、そしてひとりの『ガンダム』好きとしてのこだわりと情熱をたっぷり伺うインタビューとなりました。
特集ではほかに声優の黒沢ともよさん(マチュ役)、山下誠一郎さん(エグザベ・オリベ役)のインタビューや、川田紳司さん(シャリア・ブル役)と新祐樹さん(シャア・アズナブル役)の対談や、ananオリジナルのシャア・アズナブルとシャリア・ブルの“マヴ”やエグザベ・オリベの描き下ろしもある大充実の内容となっています。すでにご覧の方は余韻に浸って、未見の方はアニメを見るときのお供に、ぜひお楽しみください!(YW)