血管を元気にするには“NO”が必要! 手軽にできるストレッチ

ビューティ
2016.11.21
全身の健康に大きな影響を与える、血管や血液の状態。しなやか血管を作るのに役立つのが、一酸化窒素(NO)が出るエクササイズ。

血管を元気にする方法について、循環器内科の杉岡充爾(じゅうじ)先生、総合内科医の赤澤純代(すみよ)先生に聞きました。

「血管を元気にするのは、“NO”と呼ばれる一酸化窒素。これが内皮から分泌されると、血管の弾力性が増すことがわかっています」と、杉岡先生。このNOを出すには、大きな筋肉のストレッチが有効だそう。

「また、内臓脂肪を減らすことも血管には好影響。脂肪細胞が小さくなる際に出るホルモンが、血管の炎症を抑えます。脂肪を落とす呼吸法をぜひ試して」

毛細血管を強くする、手と足の体操にもトライを。

「オフィスでのひと休みにもおすすめですよ」(赤澤先生)

以下で具体的なエクササイズの方法をご紹介します。

血管ストレッチ[腹筋]

床に腹ばいになって両手をつき、上半身を反らすように持ち上げる。痛みのない範囲まで起こして、15秒キープ。3回繰り返す。

内臓脂肪オフ呼吸法[“咳しながら”呼吸法]

内臓脂肪オフ呼吸法[“咳しながら”呼吸法](3)の姿勢。
内臓脂肪オフ呼吸法[“咳しながら”呼吸法](3)の姿勢。
  1. おへその下あたりに片手の指先を当てて立ち、そこを膨らませるようにして息を吸う。
  2. 吸いきったら、お腹に当てた指が内側へ入っていくのを確認しながら、ゆっくりと息を吐いていく。
  3. 最後に咳をして、息を吐ききる。これを5回繰り返す。

毛細血管エクササイズ[足指じゃんけん]

椅子に座って、足の指でグー・チョキ・パーを作る。チョキは難しければ、親指を突き出すだけでもよい。

杉岡充爾(じゅうじ)先生 循環器内科医、すぎおかクリニック院長。救急医療に20年携わった経験から血管病の予防を痛感し、医院を設立。

赤澤純代(すみよ)先生 総合内科医、金沢医科大学女性総合外来で診療に当たる。女性特有のトラブルに、漢方・西洋医学の両面からのアプローチを行う。

キャミソール¥6,500 レギンス¥8,500(共にスリア/スリア銀座店 TEL:03・6226・5200)

※『anan』2016年11月23日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) 依吹 怜(ニュートラルマネジメント) 取材、文・新田草子

(by anan編集部)

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