座ったままいつでもできる。超ラク腹筋で美ウエストに!
くびれがないどころか、ぽっこり出たウエスト…。引き締めるには、キツい腹筋が必須?
「それは思い込みです。いわゆる普通の腹筋運動は、どれだけ頑張っても表面の筋肉しか鍛えられず、美しいウエストは手に入りません。アウターとインナーの両方を鍛える必要があるんです」
と整体師で筋活アドバイザーの星野光一さん。両方と言われるともっとツラそうだが、星野さん考案の“ズルい腹筋”は、椅子に座って呼吸しながら簡単な動作を1日1分やるだけでOK。
「お腹の筋肉は4層構造になっており、最も内側の筋肉が一番たるみやすいのです。そこに呼吸によって内側から圧をかけることで、インナーが強化され、ウエストが引き締まっていきます。やる前と後とでサイズが変わり、その数字を見るとモチベーションが上がりますよ。また、“ズルい腹筋”でインナーが強化されれば、痩せやすい体に! 猫背の改善、肩こりや腰痛の軽減も期待できます」
まずは呼吸をマスターするべし!
ズルい腹筋で最重要ポイントともいえるのが、呼吸。息を吸いながらお腹を凹ませ、吐きながら膨らませる。つまり、普段無意識でやっている呼吸とは逆なので、しっかり身につけて。
【STEP1】
鼻から息を吸いながら、お腹を凹ませる。
【STEP2】
口から息を吐きながら、お腹を膨らませる。繰り返し6回行う。
呼吸と動きを連動させる!
呼吸法が身についたら、腕の動きをつけてみよう。しっかりポイントを押さえ、正しく行えば、これだけではいていたパンツがゆるゆるになる人もいるそう!
【STEP1】
両足を揃えて、背筋を伸ばして座り、鼻から息を吸って、お腹を思い切り凹ませる。両腕は上に伸ばし、手のひらを合わせる。
- 両腕で頭を強く挟む。
- 耳よりも後ろの位置で。
- 手のひらを合わせるのがしんどかったら、手を組んでもOK。
- 背中から腰にかけて力が入っている感覚があればOK。
【STEP2】
口から5秒間かけて息を吐きながら、合わせた両手を胸の前までゆっくり下ろす。
- 息を吐くときは、頰を思い切り膨らませて腹圧をかけるイメージで。
- 胸から脇腹にかけて力が入っている感覚があればOK。
- 手のひらを合わせるときは、できるだけ全力で押し合う。
- 繰り返し6回行う。
カーディガン¥46,200(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー TEL:03・5784・1238) パンツ¥18,700 パンプス¥18,700(共にアンタイトル TEL:03・6851・4604) ピアスはスタイリスト私物
ブラトップ¥6,500 パンツ¥12,800(共にルルレモン TEL:0800・080・4090)
星野光一さん 鍼灸師・整体師として延べ20万人以上の健康をサポート。その経験とライフワークである筋トレ研究を活かし、筋活アドバイザーとして活躍。著書に『1日1分!座ったままでOK!ズルい腹筋』(あさ出版/東英子監修)。
※『anan』2024年4月17日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・高松由佳 モデル・横川莉那(スペースクラフト) 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)