“一人男子校状態”!? 中川大志のプレイベートをのぞき見!
17年は主演映画『きょうのキラ君』で、自分の抱える秘密を周囲に悟らせないよう、ぶっきらぼうに振る舞う男子高生・“キラ君”こと吉良ゆいじを演じた。彼の秘密を知ったニノという同級生との恋愛によって、硬い殻を破って、柔らかい表情を見せるという変貌ぶりを好演。
――キラ君は実は泣き虫という設定。ある意味、中川さんの泣き顔を堪能する映画でもあるんですけど、中川さん自身は私生活でよく泣く派ですか? 泣かない派?
中川:いやあ、それが僕、よく泣くんですよ。
――本当ですか? 意外です。どんな時に泣いちゃうんですか?
中川:こんなことを自分で言うなって感じなんですけど、僕、結構、感受性が豊かなほうで(笑)。
――わかります。
中川:情緒不安定になって泣くとか、悔しくて泣くとか、そういうことはないんです。けれど、結構な感動屋さんなので、そこの琴線に触れてしまうと、もう涙が止まらない。特に別れというものに弱くて、保育園の卒園式にはじまり、お友達とのお別れ会、小学校での卒業式とか、その度に、僕一人、泣いて泣いて大変で(笑)。
――今でもですか?
中川:はい。長い撮影現場が終わった時とか、もうダメですね。感情がほとばしっちゃって…。最近だと、『きょうのキラ君』でも共演した平祐奈ちゃんと再共演した『ReLIFE リライフ』(4月15日公開)が、ものすごくチームワークのいい現場で、自分でも主役としていろいろやり遂げられたという達成感もあったから、クランクアップの瞬間、自分でもどうしていいのかわからないくらい涙が止まらなくなってしまいました。あんまり泣けてくるから、恥ずかしくてどこかに消え去りたくなりましたね。
――平さんの演じた幼なじみの澪とは、『きょうのキラ君』では恋愛の感情を超えた、同志のような友情関係を演じていましたが、中川さんの高校生活にもそういう男女の枠を超えた友情関係ってありましたか?
中川:いやあ、残念ながら、ぶっちゃけ、通っていた高校では女の子の友達がほとんどいなくて……。やっぱり、仕事と勉強の両立がかなり大変で、放課後はまっすぐ仕事場へということが多かったから、そもそも女の子とゆっくり話す機会もなかったですね。時間がある時に高校に行けば、もう野郎ばかりに囲まれて、共学だったんですけど、僕に関して言えば、“一人男子校状態”でした(苦笑)。ただ、『きょうのキラ君』でニノを演じた飯豊まりえちゃんは僕が中1の時から雑誌の仕事で一緒に出させてもらうことが多く、その度に、何でもフランクに話し合える関係で、同志というのとはまた違うけれど、異性の関係を超えた信頼関係はあるかなと思います。まさか恋愛映画で共演するなんて、ってびっくりしましたけど。
――小学校の時から仕事をしているので、学校との両立は大変だったのではないですか?
中川:小学校4年生の時スカウトされたのですが、それまで芸能界なんて考えたこともなかったので、何度かお断りもしていたんです。それでも熱心に誘ってもらっているうちに、やる気が出てきて、小学校5年生から活動を始めたのですが、そこからはもう、仕事と学生生活をどう両立するのか、時間の使い方や、パワーバランスのとり方でいろいろ悩み、ずっと課題だったような気がします。
――思春期の時など、「もう、この仕事を辞めたい!」っていう瞬間はありましたか?
中川:ありました!
――いつだろう? 高視聴率を誇ったドラマ『家政婦のミタ』で、一気に注目された時期ですか?
中川:まさにそうですね。『家政婦のミタ』の大ヒットはすごく嬉しかったんですけど、短期間のうちに急激に注目されるようになってしまい、戸惑うことも多かったです。ちょうど中学1年生の時で、役と自分の距離を冷静に見られないところもありました。あの時は阿須田翔役のイメージを強く持たれて、“ミタのあの子”と言われることが増え、その反響が自分には大きすぎた。知ってもらえることはすごいことなんですけど、いつまでもひとつの役のイメージで見られることは苦手です。だから“あの役のあの子よね?”という演じたキャラクターではなく、“中川大志さんよね?”と自分の名前で覚えてもらえるように頑張ろうといつも思っています。
――そのプレッシャーにどうやって打ち勝ったんですか?
中川:この3月で高校を卒業しますけど、高校の友人たちは僕がテレビに出ようが出まいが関係なく付き合ってくれる友人ばかりなので、自然と学校が好きになって、その場があることで乗り越えられた気がします。正直、勉強は物理的に遅れることが多くて、その時も随分、助けてもらいました。
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