今から6年ほど前、はるかぜちゃんが9歳の時に、東京都で制定された青少年保護育成条例について、子どもだっていいマンガと悪いマンガの区別はできる、「都条例ぷんすか(ω)」という大人たちをハッとさせるツイートで、注目を集めた。そもそも、なぜそんな幼い頃からツイッターを?
「子役をやっていたこともあって、ずっと前からアカウントは持っていたんですけど、急遽出演ドラマの宣伝をする場所が欲しくなって。その時にツイッターを活用するべきかなって始めたんです。それまでイベントとかもやったことがなかったので、告知をきっかけに、ファンの方とツイッター上でお話しできるのが嬉しくて、雑談などもしていました。そんな中でふとつぶやいた、『都条例ぷんすか(ω)』をきっかけに、フォロワーがガーッて増えて、意見交換の場にもなっていったんです」
どうしても辛い時は、そっとミュートに。
その言葉が注目されるほど、意見が違う人も集まってくるように。「それはそれで、けっこう楽しかったんです。時には衝突することもありましたが、どうやって会話をしたら、向こうに伝わるのかなって、幼いなりに試行錯誤していました。その積み重ねで、今は引き際もわかっています。例えば、ツイートを2個ぐらい読み飛ばして勘違いしている人には、それを説明すればわかってもらえると思うんです。でも、そもそも話を聞いてくれないとか、どうしてもわかり合えない人がいるんだっていうことにも気づいたので、そんな時は、そっとミュートにします」
見るからに正統派の美少女。表情はにこにこと愛らしく、高く甘い声。詩的ともいえる文章で心の内を鋭く表すツイッター上のはるかぜちゃんと、本人のキュートさとのギャップに驚かされる。
「一人称は“僕”ではなく“ぼく”なんですけど、それは、できるだけきついイメージをなくすため。ひらがなで書くのもこだわりです。文章自体も、ひらがなを多く使うようにしています」
3日間のツイッター断ちで、すっきりリフレッシュ。
確かに、物事の本質を突いた内容自体はとても大人びているものの、文面はやわらかい雰囲気。もしかして私たちも、自分の意見を書き込む時に、少し勇気がいるような場面があったら、ひらがなを多用すると言いやすくなるかも。
そんなツイッターの名手であるはるかぜちゃんも、過去に「やめたい」と思ったことがあるそう。
「一時期、衝突が多くなっちゃったことがあって、このままだとフォロワーさんたちも心配するだろうし、だからといって自分の意見をずっとずっと曲げられたままっていうのも、本当にいやだったので、『ちょっとお休みします!』って宣言して休止したことがあります。その間、家族とゆっくり過ごしたり、買い物に行ったりして、『ケータイなくても意外と生きていける!』って思いました。ただ、ツイッターが生活の一部だったので、ニュースとか見ていると、このこと書きたいなぁって気持ちが強くなって…。なんと3日後には、再開しちゃいました(笑)」
こうした経験を重ねた今、はるかぜちゃんが思う、SNSとの健やかな付き合い方とは?
「開くのは、なるべくハッピーな気分の時。その時の精神状態によって、ちっちゃなことでも傷ついたりするし、あんまり自分が冷静でいられないなって思ったら、そっと閉じるっていうことをしています。やめようと思えばいつでもやめられるということもわかったので、無理せず、自分のペースでやるのが一番じゃないかな」
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