今年20周年を迎えるアニメ『銀魂』。2月13日には『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』が公開を控え、愛すべきキャラたちの活躍から目が離せない。

Index

    TVアニメでの放送からおよそ16年。長編エピソードの中でも絶大な人気を誇る「吉原炎上篇」がまさかの映画化。主人公・坂田銀時率いる「万事屋(よろずや)」と個性派の仲間たちが再びスクリーンで大暴れする。

    物語の舞台は巨大な地下遊郭都市・吉原桃源郷。銀時は、生き別れた母かもしれない花魁・日輪に会うために、スリで生計を立てる孤児・晴太と出会う。晴太の切なる願いを叶えるべく、万事屋メンバーは吉原に乗り込むが、吉原を牛耳り、最強の戦闘民族“夜兎族(やとぞく)”の中でも圧倒的な強さを誇る夜王・鳳仙が立ちはだかり…。親子の絆を護るため、銀時たちは国をも揺るがす巨大な闇に立ち向かう。

    今回は、TVシリーズでは出番のなかったお馴染みメンバーの桂や、真選組の面々も登場。“スーパーアドバイザーゴリラ”として参加した原作者・空知英秋先生のアイデアも光り、暴走ギリギリの大活躍を見せる。また、監督には新たに安藤尚也氏を迎え、銀魂シリーズでは初の「シネマスコープ」で届けられる美しい映像に興奮必至。バトルシーンもより迫力が増している。令和に返り咲き進化した銀魂、これは劇場で刮目するしかない!

    名&迷言で振り返る。心揺さぶる銀魂の世界

    今年アニメ20周年を迎える『銀魂』。そのエッセンスを名言でご紹介!

    2003年、『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった、空知英秋先生による大人気漫画『銀魂』。コミックスの累計発行部数は7300万部を突破(デジタル版含む)。2006年にはTVアニメもスタートし、劇場アニメは3作公開。小栗旬さん主演の実写映画は2作制作され、大反響を呼んだ。

    漫画は“終わる終わる詐欺”を繰り返し、アニメもなんやかんやありながら、映画『銀魂 THE FINAL』で美しくエンディングを迎えたが、ファイナルと銘打って5年、令和の世に新作映画が誕生。それも破天荒な銀魂らしい。

    舞台は天人(あまんと/宇宙人)が襲来し、宇宙人と地球人が共存する江戸のかぶき町。何でも屋の「万事屋」を営むラストサムライ・坂田銀時が、万事屋で働く新八&神楽と共に様々な事件や依頼を解決していくSF時代劇コメディだ。ベースはギャグ作品でありながら、白熱のバトルやシリアスな展開も盛り込まれ、涙を誘う。特に、キャラクター人気投票で1位の座に君臨し続けた銀時の胸アツな言動は見る者の心に刺さる。

    新作映画の公開も、復活を願う多くのファンの声があったからこそ実現。連載終了後もなお愛され続ける本作の魅力に作中の名&迷言から迫ります。

    主人公・坂田銀時の内に秘める侍魂

    美しく最後を飾りつける暇があるなら最後まで美しく生きようじゃねーか(坂田銀時/アニメ第1期5話&『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』)

    自分の肉体が滅ぶまで背筋のばして生きてくだけよッ!!(坂田銀時/アニメ第1期7話)

    『銀魂』の魅力といえばやはり主人公・坂田銀時(通称・銀さん)の存在。普段はいい加減で、死んだ魚のような目をした腑抜け面の無気力男だが、じつは情に厚く、仲間思いで、いざって時は覚醒。伝説の攘夷志士として奮闘していた頃の“侍魂”が蘇り、仲間のため、護りたいもののために立ち上がる。そこで発せられる銀さんの言葉には、どれも揺るぎない信念や侍としての熱き生き様が感じられ、胸に迫るものばかり。愛用の木刀を振りかざし、勇ましく戦い、相手を討っていく姿もすこぶるカッコよく、悶絶必至。普段と本気スイッチが入った時のギャップも大いなる魅力だ。

    抱腹絶倒必至! 漫画・アニメ史に残るギャグパートの数々

    ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか 完成度高けーなオイ(長谷川泰三、桂小太郎、猿飛あやめ、志村妙/アニメ第1期38話)

    修行さえやっときゃジャンプっぽくなるとか大間違いなんだよ ヨソはヨソ ウチはウチだ そんなに修行やりたいんなら他のアニメんちの子になりな(坂田銀時/アニメ第1期147話)

    下ネタ、パロディ、キワドイ時事ネタ…何でもあり。たとえメンタルが弱っている時でも、読めば(見れば)必ず笑える天下一品のギャグの宝庫。基本的にボケ属性のキャラクターが多く、どんな場面でもボケてボケてボケまくる。万事屋3人で雪祭りに参加すれば、ちょっと卑猥な(!?)雪像を作り始め、“ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲”なんて代物まで完成させてしまうふざけっぷり。また、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画と比較したり、パロディネタが時折登場するのも、ファンにはたまらない。

    個性豊かなキャラクターたちが織りなす、人情のストーリー

    アタシは自分の戦場は自分で決める 血ではなく心で自分の護りたいもののために戦場に立つアル(神楽/アニメ第1期142話)

    たとえ僕らに道なんか示してくれなくても銀さんは僕らと一緒になって道に迷ってくれるから(志村新八/アニメ第2期延長戦264話)

    主人公に負けず劣らず、他の登場人物もぶっ飛んだ設定や特性を持ち合わせたクセ強なキャラクターばかりだが、皆、人情味があり、自分の信念を貫く強さがある。特に、シリアスパートでは心揺さぶる台詞が多く、普段はダメ人間の匂いがプンプンする銀時のことを「一緒になって迷ってくれる」と心の底から慕う新八。この信頼関係も熱く尊い。また、神楽は、戦いを好む“夜兎族”の血に抗い、「自分の護りたいもののために戦場に立つ」と誓う。唯一無二のギャグと、シリアスな人情噺の絶妙な融合が、多くの人を魅了し続ける所以。

    information

    『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』

    原作・スーパーアドバイザーゴリラ/空知英秋 監督/安藤尚也 監修/藤田陽一 脚本/岸本卓 キャラクターデザイン・総作画監督/竹内進二 主題歌/SUPER BEAVER「燦然」 2月13日公開。

    取材、文・関川直子 Ⓒ空知英秋/劇場版銀魂製作委員会 Ⓒ空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP Ⓒ空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス

    anan 2483号(2026年2月10日発売)より
    Check!

    No.2483掲載

    惹かれる気持ち。

    2026年02月10日発売

    “好き”が溢れ出す恋い焦がれる想い、作品やキャラクターへのときめき、思わず心を揺り動かされてしまう物や人…そんな「惹かれる気持ち」を深掘りする特集。

    Share

    • twitter
    • threads
    • facebook
    • line

    Today's Koyomi

    今日の暦
    2026.2.
    21
    SAT
    • 六曜

      ⼤安

    • 選日

      天恩⽇ ⽉徳⽇

    今は理想通りにいかず、もどかしさを感じる時期かもしれません。泥沼にはまったような危うい時だからこそ、無理に⾼望みをして動くのはお休みしましょう。たとえ周りに理解されず孤独を感じても、腐らずに誠実なあなたでいてください。⾝の丈に合った過ごし⽅で静かに時を待てば、やがて進むべき⽅向が⾒えてきます。

    エンタメ

    Recommend

    こちらの記事もおすすめ

    Today's Update
    杉田智和&阪口大助&釘宮理恵、『銀魂』愛溢れるインタビュー
    杉田智和&阪口大助&釘宮理恵、『銀魂』愛溢れるインタビュー
    Entertainment
    Today's Update
    小中学生にも大人気! SNSでバズり中「江戸走り」出張塾
    小中学生にも大人気! SNSでバズり中「江戸走り」出張塾
    Entertainment
    King&Princeのふたりがファンと歩んだ1000⽇の軌跡。確固たる絆と輝きを感じたスペシャルな夜
    King&Princeのふたりがファンと歩んだ1000⽇の軌跡。確固たる絆と輝きを感じたスペシャルな夜
    Entertainment
    『あの卓が気になる』に出演の女子3人が恋愛をテーマに真剣トーク!
    『あの卓が気になる』に出演の女子3人が恋愛をテーマに真剣トーク!
    Entertainment

    Movie

    ムービー

    Regulars

    連載