辰モチーフの絵馬やお守り、御朱印も! 【2024辰年】龍神様を祀る神社3選

2024.1.15
2024年は十二支のなかでもっとも縁起がいいとされる辰年。守り神は、近年ブームの兆しがある龍神様です。龍神様は自然界にも存在しているけれど、ご利益を得られやすいのは神社への参拝。願うばかりでなく、お守りいただいていること、そしてこれからもたらされる幸福に対して感謝をお伝えしよう。ご利益を研究する藤本宏人さんが、おすすめ神社を教えてくれました。

【東京都】六本木天祖神社(ろっぽんぎてんそじんじゃ)

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経営者たちもこぞって参拝する都心部の開運オアシス。
南北朝時代の1384年から続くお社。品川沖から毎晩龍が御灯明を献じたという故事から、龍土神明宮(りゅうどしんめいぐう)という御名を持つ。手を洗い清めると人生のお導きを得られるという「清龍の井戸」や「心願成就の龍灯籠」など、龍神様のパワーを授かれるスポットがある。「心願成就の龍灯籠は、灯籠内の宝珠に触れながら願い事を唱えると必ず叶うという言い伝えがあります。六本木はもともと波動が高い地といわれており、仕事の成功や事業の発展を願う人には特におすすめです」。

東京都港区六本木7‐7‐7 TEL:03・3408・5898 http://tensojinja.tokyo-jinjacho.or.jp/

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複合ビルと隣接し、新旧を融合して整備されている。通年授与される龍神絵馬のほか、干支の辰モチーフの絵馬も登場する。御朱印は、元日から成人の日までと毎月辰の日に授与される。

【長野県】戸隠神社(とがくしじんじゃ)

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龍神様や神話にちなむ神々から多彩なご神徳を授かろう。
「天岩戸開き神話」ゆかりの神々と地主神である九頭龍大神を祀り、奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社の5社からなる。積雪の関係で4月中旬頃まで奥社と九頭龍社は閉殿になるが、それぞれの神様が中社に合祀されてお参りできる。中社の社殿には復元された狩野派・河鍋暁斎作の「龍の天井絵」があり、そちらも必見。「龍神様は縁結びや水の神として尊信されるほか、大切な歯を強くしてくれるという言い伝えがあります。健康な歯でいられるように参拝してみても」。

長野県長野市戸隠中社3506 TEL:026・254・2001 https://www.togakushi-jinja.jp/

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九頭龍社(写真上)・奥社へ続く参道の杉並木、中社境内の樹齢700年超のご神木や樹齢800年以上の三本杉も見どころ。龍神様のお守りは中社で、御朱印は中社・奥社・宝光社の各社務所で頒布。

【愛知県】真清田神社(ますみだじんじゃ)

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2650年の歴史を刻む尾張の一之宮。弘法大師が召喚した龍神様を祀る。
開拓の神様である天火明命(あめのほあかりのみこと)を祀り、仕事運や出世運のご利益を司る。平安時代に弘法大師が雨ごいをした際、雨を降らせることで命を失った龍を祀ったという伝説が残り、広い境内には神池をはじめ、龍にまつわるスポットがあちこちに。「龍神様が籠るとされる八龍神社と湧き出る霊水をいただける神水舎(しんすいしゃ)はぜひお参りを。神社のお名前の通り、清く美しい水を龍神様としてお祀りしていた歴史もあるので、あらためて水の恵みに感謝をお伝えしましょう」。

愛知県一宮市真清田1‐2‐1 TEL:0586・73・5196 http://www.masumida.or.jp/

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神水舎の吐水龍。霊水は病平癒にご利益があり、持ち帰ることも。干支の飾り絵馬は毎年アーティストが作画を手がけ、今年は画家でイラストレーターの内田新哉さんが龍の絵馬を奉納した。

藤本宏人さん 日本の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。近著『大吉日大全』(サンマーク出版)が好評。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)。

※『anan』2024年1月17日号より。取材、文・熊坂麻美

(by anan編集部)