【蟹座・蠍座・魚座】のあなたを支えてくれる相手は? 鏡リュウジが助言

2023.12.17
太陽星座に基づく“エレメント”から、気になるあの人との相性を読み解きます。教えてくれたのは、占星術の第一人者・鏡リュウジさんです。ここでは、蟹座・蠍座・魚座の人が当てはまる“水”のエレメントに注目!

水のエレメントのあなたは、あふれる優しさで周囲を包み込む穏健派。

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【水】蟹座(6月22日~7月22日)・蠍座(10月24日~11月22日)・魚座(2月19日~3月20日)
【火】牡羊座(3月21日~4月20日)・獅子座(7月23日~8月22日)・射手座(11月23日~12月21日)
【地】牡牛座(4月21日~5月21日)・乙女座(8月23日~9月23日)・山羊座(12月22日~1月20日)
【風】双子座(5月22日~6月21日)・天秤座(9月24日~10月23日)・水瓶座(1月21日~2月18日)

【水】×相手のエレメントが【火】

ときに圧倒されるけれど憧れの気持ちも。
あなたのみずみずしい感性を伸ばすための場所を作ってくれるのが火のエレメントの人です。強い情熱で、感情に左右されやすいあなたの意欲を高め、向上心をうまく引きだしてくれるでしょう。クリエイティブな活動を共にするとお互いの長所をだしやすく、上質な作品を生みだすことができます。ときには、強い情熱ゆえに、型破りな振る舞いをする場合もありますが、周囲も「この二人ならば」と理解してくれそうです。

相手が年上の場合、その勢いは凄まじく、あなたは相手の芸術的感性を引きだすような役割を果たすかもしれません。ただ、あなたの良さは抑制されるので、長い時間一緒にいるのは難しいでしょう。

相手が年下の場合は勢いが弱まり、あなたの感性がみずみずしく表にでてきます。また、困難があってくじけそうなとき、火のエレメントの相手から「そんなことであきらめないでください」と発破をかけられ、思い直すこともあるでしょう。かゆいところに手が届くような、心強いパートナーになりそうです。

ビジネスシーンでは、相手の強さが際立ちます。あなたの才能を惜しみなく発揮させるために、獅子奮迅の活躍を見せてくれるでしょう。まるでアーティストとマネージャーのような関係になり、周囲もみな、二人は切っても切れない絆で結ばれていると感じるほど。相手がいれば安心だと思うようになりそうです。

【水】×相手のエレメントが【地】

ほどよい自制心でお互いを律する関係に。
包容力があり献身的な水のエレメント。そんなあなたを支え、理想だけではやっていけない部分を担ってくれるのが地のエレメントの相手。あなたが周囲を惹きつけるそのカリスマ性で注目を集めれば、相手はその陰に立とうとするでしょう。あなたも相手を頼り、支えに感謝して過ごすことに深い喜びを感じるはずです。

相手が年上の場合、その傾向は顕著で、例えば、老舗を支える古風な番頭と店の跡継ぎのような関係に。実際の立場は上司と部下であっても、陰に陽にあなたをかばってくれ、「自分がフォローに入るから好きにやらせてあげてほしい」と周囲に頭を下げてくれていたと、のちにわかるようなこともありそう。

相手が年下の場合は、あなたが相手の力みがちなところを補佐しつつ、実務面ではしっかり支えてもらうような関係になるでしょう。例えば、起業してすぐ二人だけの会社でやっていくような間柄をイメージすると、役割分担としてはぴったり。あなたが社長で理念を語れば、相手が経理を担当して予算を無尽蔵に使うのをそれとなくセーブする関係になります。シビアな計算ばかりでは気持ちがささくれだってしまいそうなところを、あなたの夢見がちな部分が救いとなって、心を軽くするのです。一人では乗り越えられないことも、二人ならやっていける。そう信じ合い、支え合って、迫りくる人生の荒波を越えていけるでしょう。

【水】×相手のエレメントが【風】

温かな包容力を知性で支える関係。
水のエレメントのあなたは、情緒的な水の性質をもっているタイプ。夢見がちで、つい自分の中の空想世界に入り込みやすいあなたを表舞台に引っ張りだし、現実世界で才能を輝かせてくれる存在が風のエレメントの人です。

相手が年上なら、まるで名プロデューサーのように背中を押し、あなたの素晴らしい実力を言語化して周囲に伝えてくれるでしょう。売り込みも鮮やかで、知らないうちに大きな仕事をとってきて、あなたが実力を発揮できるようにお膳立てしてくれるはずです。プライベートの関係でもまるでお世話係のよう。かいがいしく面倒を見てくれ、周囲からはあなたがすっかり甘やかされているように見えます。しかし実は優しく包み込む温かさに相手が心を癒されており、いつもそうあってほしいと望まれているでしょう。

相手が年下の場合は、あなたがゆったりと過ごしている間に、その人が何もかも整えてくれます。大事なのはあなたがアットホームな空気を保ってくれることで、ストレスをためてキリキリされるのは避けたいと思われていそうです。とはいえ、相手は理知的な風のエレメント。尽くしすぎて自分がつぶれてしまうことはなく、それなりに要領よく立ち回るので安心。もし地に足のついたサポートを求めるのであれば、地のエレメントの人をチームに入れて、3人体制にするのが一番力を発揮できるといえそうです。

【水】×相手のエレメントが【水】

豊かな感受性を響かせ合う二人。
水のエレメント特有の深い情愛と周囲への高い共感能力で、周囲のために生きることの多い二人。お互いが似たタイプであるのは感じていて、自然と寄り添うような関係になっていくでしょう。ただ、何事もなく一緒にいる間はいいのですが、喜怒哀楽の浮き沈みによって関係が左右される面も。相手の感情に深く入り込んで、それが自分の気持ちと区別できなくなってしまうようなこともあるでしょう。

相手が年上の場合、その経験値によって線を引くことができ、過剰な共感を避けられる可能性が高いでしょう。合理的な判断がうまく、的確な助言であなたを助けてくれるため、とくにビジネスの関係では水のエレメントだと気づかないかもしれません。慰労会などでプライベートの話をしたときに初めて「つい入れ込んでしまうから、いつもは理性的に動くようにしている」と教えられてびっくりするようなことになりそうです。

相手が年下の場合は、早くにタイプが同じだとわかるでしょう。立場の上下関係があるとあなたからはオープンにしづらく、クールなそぶりをしてしまいそうですが、内心では似ているなと感じ、見守ってしまいそうです。この組み合わせでは、公私においてどんな関係でも適度な距離感を意識するのが大切です。ひとたび感情をオープンにすれば、大河のように感情過多になってしまうため、節度を守るほうが喜びの多い組み合わせです。

監修・鏡リュウジさん 1968年、京都府生まれ。心理占星術研究家、翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了。京都文教大学客員教授、東京アストロロジー・スクール主幹。占星術界の第一人者として雑誌やテレビ、ラジオ、講演など様々なメディアで活躍。

※『anan』2023年12月20日号より。イラスト・カワグチタクヤ 取材、文・浅島尚美(説話社)

(by anan編集部)