chelmico・Rachel「恋の最中にいる時は甘い甘いな記憶があるぞ」 初恋の思い出を明かす

2023.12.10
chelmicoによる連載「chelmicoのちいさなにっき」。Vol.11はRachelによる「初恋のお話〈前編〉」の巻。
2376 chelmico

ちーす! まず、前回最後のまみちゃんの問いかけ「メイクの個人的なトレンド」について答えるよ。私個人的なトレンドはもうシンプルが一番ということでアイシャドウを1色しか使わないことだな。上濃いめ、下薄め。これです。でもほんとはちゃんとチェックすれば世の中には色んなトレンドがあるんだろうからそれに合わせてみたいもんだよ。今っぽい感じになってこうね、ウチら。

そして! 突然ではありますが…今回からプチリニューアルをして、テーマをひとつに絞って書いていくスタイルに変更ということで。初回のテーマはズバリ“初恋”! キャー! 恋バナ大好きキャー! 恋バナ大好き~! あたしはもう結婚して、恋! て感じの恋はしてないけど。つか愛! て感じの愛をしてるわけだけど。人の話を聞いたり恋リア(※恋愛リアリティショー)を見たりしてキュンキュンはしているよ。

初恋ねえ。初恋は甘酸っぱいとかいうけど、酸っぱさに気づくのって実は時間が経ってからだったりしない? 恋の最中にいる時は甘い甘いな記憶があるぞ。私が覚えてる初恋は、そう小学校の5年生頃…。消しゴムに好きな人の名前を書いてそれを使い切ると両思いになれるっていうおまじない、知らない? あたしそれをちゃんと信じてて実践してたんだけど、その名前を書いている本人に見られて「お前、俺のこと好きなの…?」みたいになったよ。もちろんおまじないに頼るいたいけなGIRLのあたしは「えっ? 違うけど…」などと適当にはぐらかしたけど、どう考えてもアウトだよね。その後も好きな人に好きって言えない幼少期は続いたよ。

今思うともっとおしとやかにするとか、好きな人の好きなタイプをリサーチしたりすればよかったけど、小学5年生に好きなタイプもなにもないよね。全体的に少女漫画の読みすぎが敗因だったんじゃないか。少女漫画は最高なんだけどね。おまじないに頼る日々はまだ続く…。

chelmico

チェルミコ 左・Rachel(レイチェル) 1993年生まれ、神奈川県出身。右・Mamiko(マミコ) 1996年生まれ、東京都出身。2014年にchelmicoを結成。NewデジタルEP「I just wanna dance with you‐period」が発売中。

※『anan』2023年12月13日号より。写真・幸喜ひかり ヘア&メイク・ナリタミサト

(by anan編集部)