2021年5月18日で岡崎体育デビュー5周年を迎えました。色物アーティストっぽい自分が、ソニー・ミュージックというメジャーレーベルに5年間も在籍できたとは、なかなかすごいことだなと思っています。だって、メジャーレーベルって結果を残せていないとすぐに契約解除、首を切られてしまうものですから。そういうシビアな世界で、ミュージシャンはみんなヒヤヒヤしながら日々を送っている。そんな中で、5年いられたというのはとても大きな自信になりますし、今後10年、20年とソニー・ミュージック所属のアーティストとして活躍できるようにがんばりたいと思いました。
また、5年経ってもまだまだやりたいこと、作りたい曲があるというのもうれしいことです。まだまだ、これからやなと本当に思います。人生最大の目標としていた、さいたまスーパーアリーナでの単独公演を終えたあとでも、こんなにやりたいこと、世に出したいと思うものがいっぱい出てくるんだなと驚きました。そして、ファンのみなさんがデビュー当時と変わらずに注目してくれているのも、うれしいと感じたことです。ツイッターで発言すると何万も“いいね”つけてくれたりとか、そういうところで5年経ってもまだまだ面白がって僕のことを見てくれているんやな、と幸せに思っています。
ただ、体感としては“まだ5年”という感じでもあります。僕は26歳でデビューしたので、そもそもスタートが遅いんです。だから、世間の印象としては、「岡崎体育ってまだデビュー5年とかそんなもの?」という感じなのではないでしょうか。自分としてももう10年くらいはやっているような感覚があります。デビュー以降、いろんなことをやらせていただいたので、その濃さからそう思ってしまうのかもしれません。
仲のいいヤバTをはじめ、夜の本気ダンスなど同期のアーティストもたくさんいるので、みんなでこれからも切磋琢磨して続けていけたらいいなあと思います。いまいち注目されてませんが、2016年デビューミュージシャンってけっこういるんです。みんなで同期会もしてみたいなあ。2016年デビュー組でもっとも世界的に売れているのが「ペンパイナッポーアッポーペン」で一世を風靡したピコ太郎さんだと思うので、ぜひピコ太郎さんを中心にして集まりたいところです。
おかざきたいいく 11月に、横浜アリーナでのワンマイライブ「めっちゃめちゃ面白ライブ」(仮タイトル)開催が決定。『おはスタ』は7:05~放送中。
※『anan』2021年6月23日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈
(by anan編集部)