『アイラヴユー』という極めてシンプルなタイトルをつけて、4人組ロックバンドSUPER BEAVERがメジャーシーン復帰後初めてとなるアルバムをリリースした。ありふれたことばだけど、歌を通して正面から言われたらやっぱり嬉しいし、その歌詞からも大きな力をもらえるのだ。

あなたに向けて、いま伝えたい言葉は「アイラヴユー」。

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「いま歌いたいことを考えたら『アイラヴユー』が浮かんできて。それは愛を伝えたいというよりも、誰かに声をかけてあげたい、逆に、かけてもらいたい、そんな気持ちを欲していたのかも。好きだ、でもあり、頑張れとか、いろんな意味を含んでいると思います」(柳沢)

彼らの魅力は、徹底的にそこにいる〈あなた〉に向けていること。ライブではボーカルの渋谷さんが「あなたたちじゃない、あなたに歌ってるんだ」と叫ぶ。あなた=わたし、にまっすぐに届く力強い歌。そんな彼らの姿勢は、大勢のファンの心を動かしてきた。

「アルバム『アイラヴユー』も、そこに繋がっていると思います。誰かと向き合うとき、集団と捉えないでひとりひとりと真摯に向き合うことを、ずっと大事にしてきました。音楽家として、対ひとり、として対峙しないと失礼に感じます」(渋谷)

今回の楽曲制作は、コロナの影響もあり普段通りに4人揃ってはスタジオに集まれず、個々の作業時間が多かったそうだ。

「初めて自分でアレンジした音源をデータでやり取りして、今まで以上に個人の力が試されたかな。でもおかげで時間をかけ、細かい部分まで自分で楽曲を詰めることができたのはメリット。ライブがなくなった代わり、すごい集中力でアルバムを作り上げた感があります」(上杉)

「ドラムは家で叩けないので、あわてて電子ドラムとパソコン用の音楽ソフトを買って、データのやり取りをしました。みんなで集まって、せーの、で音を合わせる前に、調整できたのは良かったですね」(藤原)

「去年起こったいろんなことが無意識に新曲に影響した部分はあります。それでも時代を超えて響く曲が作れたし、11曲並べたとき一本芯が通ってると感じ、嬉しかった」(柳沢)

アルバム『アイラヴユー』は、高橋一生主演のドラマ『僕らは奇跡でできている』主題歌の「予感」を筆頭に、インディーズ時代に制作した楽曲から、去年生まれた新曲まで、この3年間の彼らの重要なタイムラインをなぞる作品でもある。そしてリリース後は、結成15周年アニバーサリーの最後を飾るツアーが待っている。

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『アイラヴユー』 【初回生産限定盤A(CD+BD)】BDに無観客配信LIVE@横浜アリーナと制作ドキュメント収録。¥4,500 【初回生産限定盤B(CD+DVD)】¥4,000 【通常盤(CD)】¥3,000*すべて税込み(Sony Music Records)

スーパービーバー 左から、上杉研太(B)、藤原“32才”広明(D)、渋谷龍太(V)、柳沢亮太(G)。2009年メジャーデビュー後、'12年に自主レーベルを設立し、約10年間インディーズシーンで活動。昨年シングル『ハイライト』でメジャーに復帰。

※『anan』2021年2月10日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE) 取材、文・北條尚子

(by anan編集部)

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